コスメの達人が教える 40代“ファンデのヨレ”はこれで解決

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2019-09-13 06:26
投稿日:2019-03-06 06:00

 こんにちは。美容好きが高じて、昨年「コスメコンシェルジュ」のライセンスを取得した元CAの官能作家・蒼井です。

 先日、こんなお悩みの相談を頂きました。

「笑いジワがひどくて、下まぶたのシワにファンデが溜まってしまいます。改善案があれば教えて下さい」(40代・SE)

 こちらのお悩み、多くの女性が抱いています。目の周辺や口もとなど、よく動く場所ほどファンデが溜まって、シワを目立たせてしまうんですよね。

そんなあなたへの改善策は4つ

1. まずは保湿をしっかり

 40代ともなると、若いころと肌事情が変わってきます。水分量、皮脂量が段違いに減るため、まずは基礎化粧品で保湿をしっかりしましょう。

 化粧水や乳液をつけたら両手で肌を包み、ハンドプッシュ。シートマスクも効果的ですね。

 私は冷蔵庫で冷やしたシートマスクで、保湿と同時に、毛穴の引き締めも心がけています。

 肌の奥までしっかり潤いを与えることが、美しい肌作りの基本です。

2. 化粧下地はマストアイテム

 基礎化粧を終えた後、直接ファンデーションを塗っていませんか?

 下地は美肌を作る「縁の下の力持ち」です。

 ファンデーションの密着度を高めるだけではなく、化粧品の添加物を毛穴に入るのを防ぐ保護の役割もしてくれますし、クレンジングの際も洗浄をスムーズに、肌を傷めることを最小限に抑えます。下地は必ず塗りましょう。

3. ファンデはよく動く目元&口元ほど薄くが鉄則

 ファンデやコンシーラーの塗りすぎは、表情が動くたびにヨレたメイクが溝に埋まり、いっそう老けた印象になってしまいます。

 シワを埋めたい女心は理解できますが、隠そうとするほどにかえって目立ってしまいます。

 下地をつけたら、ファンデはごくごく薄くつけましょう。

 現在は、色つきの下地も豊富にありますよ。

 そして、一部分の欠点に固執せず、「鏡から1メートルほど離れて顔全体を見る習慣をつけたメイク効果」を念頭に置きましょう。

4. 塗る順番は中心から外側、面積の広い部分から狭い部分に

 ファンデーションは、最初に触れた部分にたっぷりとつきます。

 指でもパフでもブラシでもそれは同じなので、中心(両頬の真ん中、額の中央)から外側に向かって載せるようにしましょう。そうすると、外側に行くにつれファンデが薄くなるため、顔を立体的に見せてくれます。

 気になるシワは、のばしたファンデの残りをなじませる程度におさえ、スポンジでトントンと軽く押さえます。そして、最後に両手のひらで顔を包み、ハンドプッシュ。

 手の体温でファンデをなじませると、密着度がより高まります。

 いかがでしょうか。

 保湿、化粧下地、よく動く部位のメイクは薄づきに、ファンデーションの塗り方。

 心華やぐ春、あなた自身の輝きも増しますように。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

ビューティー 新着一覧


元アムラーは眉毛に注意!「老け見えメイク」で+10歳に見えるキケン
 しみや毛穴、くまなど、年を重ねると隠したい部分が多くなり、とにかくアラをカバーすることを意識してメイクをするようになり...
“ながら”美容ローラーちょっと待って! やってはいけない8つの美容習慣
 年齢とともに、肌や身体の変化を感じながらも「いつまでも若々しくいたい!」と抗ってしまうのが女ゴコロ。自分なりの美容習慣...
「首&デコルテ」に年齢が出ます! 毎日習慣化させたい4つのセルフケア
 40代を超えると、シワやシミなどの肌ケアに力を入れる人は多いですよね。でも、意外と忘れがちなのが「首とデコルテ」のケア...
マッサージいらずの肩こり解消法!根本原因の改善におすすめの漢方薬3種
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
やすりで削ると逆効果?ゾウ級「ガサガサかかと」正しい角質の落とし方
 足にまつわる悩みで多いのが「ガサガサのかかと」ですよね。ひどくなると、ストッキングが伝線してしまったり、パキッと割れて...
「フェイスパウダー」の使い方をマスター! プレストとルースの違いは?
 フェイスパウダーの正しい使い方をご存知ですか? メイク用品のなかではなんとなくスタメン落ちしがちなフェイスパウダーです...
ぷりっと美尻を作る4つの簡単“ながら”体操!アラフォーは始め時です
 アラフォーになると、だんだん代謝が落ちてきて体型が崩れてきますよね。何とかしようと、ダイエットに挑戦する人は多くいます...
関節が鳴る!ポキポキの正体は気泡!? 注目の骨活を解説【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
振袖腕どうにかしたい!薄着になる前にはじめたい二の腕ケア
 アラフォーに突入し、運動不足が原因で体がたるんできたなんて人も多いのではないでしょうか? 特に薄着の季節に気になるのが...
美髪で“後ろ姿年齢”-5歳に…「夜のヘアケア」正しい順番でやってますか
 若い頃は、艶がありボリューミーな髪の毛の人でも、加齢とともに髪はパサつき、ボリュームがなくなってしまうものです。つまり...
忙しい朝の救世主!5分で「血色メイク」ができる神コスメ4選
 慌ただしい朝はゆっくりメイクする時間もなく、丁寧にメイクするのが難しいですよね。しかしテキトーなメイクでは、いかにも手...
驚愕! 雑誌の付録なのに「EMS電気ブラシ」が付いてきた
 最新号「&ROSY」には、なんとEMS電気ブラシが付録でついてきます! 超軽量で使いやすく、頭皮・顔・ボディなど毎日の...
40代女性必見! 老けて見えないアイライン5つのテクニック
「なんか、今までのメイクがしっくりこない!」と感じている人はいませんか。特に、年齢が出やすい目元のメイクは悩みのタネ。「...
「お、いい感じ」美容家が惚れ込んで実践する『40代からの美髪レシピ』
 アラフォーと呼ばれる年代を過ぎてから、髪の不調に悩む人が増えます。ツヤやうるおい不足、なんとなく頭皮がかゆい、フケが増...
プチプラで節約美容! 高価じゃなくてもキレイになれる♡
 値上がりラッシュが続く今、財布の紐を引き締めて節約したいところです。もちろんプチプラでも、良いものはたくさんあります!...
メノポーズケアって何?“更年期予備軍”35歳から始めたい【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...