更新日:2022-02-23 06:00
投稿日:2022-02-23 06:00
踏まれて踏まれて強くなる
麦の栽培農家は「麦踏み」を行います。現代はトラクターと鎮圧ローラーで行うようですが、昔は栽培農家さんの家族総出で行われていた大切な作業でございます。
早春のまだ寒さ厳しい中、芽吹いた青い麦の芽は何度も踏まれることにより、大地にしっかりと根を張り、まっすぐと丈夫で強い麦に育つと申します。
ピンと張った美しい穂の花麦が、たくましいポテンシャルを持っている植物であることを、お花屋さんはみんな知っております。
卒業して旅立つ者にとって、これから向かう新しい地は必ずしも優しい場所ではないかもしれません。踏まれても踏まれても、逆境を強さに変えて大地にしっかりと根を張る麦のようであってほしい。
花屋から旅立つ者へ……陰ながら応援しているお花屋さんの気持ちも込めた花麦が、実は「花合わせ」の中に込められておりますのよ。
縁起物で富の象徴
秋の収穫シーズンにも茶色く色付いた麦が観賞用として登場してまいりますが、古来より富の象徴として捉えられていた大麦は、花言葉も「富」「繁栄」「希望」などなんだか縁起も景気もいい感じが満載でございます。つまりは、豊かで幸福なイメージでござんすよ。
そんな花麦は観賞用とはいえ、やはり息の長い切り花でございます。ベージュ色に葉が変色しやすいので気になるようなら、早い段階で葉をハサミでカットすることをオススメいたします。
踏まれれば踏まれるほど、逆境に強く真っ直ぐと力強く成長する麦は、まさに理想的な生き方。そんなポテンシャルを持ち合わせている花麦が、アナタに富と元気をもたらしてくれますことを、遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。
ライフスタイル 新着一覧
出航時の揺れには慣れていても、旅立ちはいつも気持ち高ぶる。
目的地に着くまでは海の上。この景色もしばらく見納め...

あなたがこの世で最も怖いものはなんですか? 中には「女の妬(ねた)みが一番怖ぇ」と思っている人もいるでしょう。
...
北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
高品質かつおしゃれな商品がいっぱいの成城石井。小柳ルミ子さんも愛用しているのだとか。女性誌の取材では「成城石井は私のキ...
最近では、仕事でLINEを使うことも増えてきましたよね! 自分よりも若い人とLINEを交換していると、ついやってしまう...
今年も“お祭り”を目前に控え、ざわついてきましたね。そう、バレンタインデーです。
本命チョコに限らず、義理チョ...
みなさんは、日頃から不平不満が多いタイプでしょうか。私はどちらかというと多いかもしれません。
不満が多くなる原因は...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
寒い季節になると、寝る時に暖房で部屋を暖めておきたいですよね。でも、暖房の使い方を間違えると乾燥して喉が痛くなって、体...
旅先の古びた店に入ってみようか考えた時、さっと風が吹き、誰かが先に入っていったような気がした。
怖い話じゃない...

新しく年を迎えて早いもので1カ月。全身完全防寒スタイルで毎日寒さと闘っているお花屋さんの「冬仕事」も、全身に毛布をまと...
北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
年末年始が繁忙期という職種の方は、そろそろ遅めの冬休みでしょうか。仕事や家事に追われた後のお休みは、嬉しさもひとしお。...
何歳になっても実母は頼りになる存在ですが、血が繋がっているからこそ言いたいことを言い過ぎてぶつかってしまうこともあるよ...
蛇口をひねるとうどん出汁が出るという香川県、みかんジュースが出るという愛媛県に続き、新たな夢が実現しました。茨城県の水...
信号で立ち止まったから見えた景色が、肩の力を抜いてくれる時ってあるな。
見慣れた姿とは違う、向こうの世界からこ...
