自分の気持ちを優先するかor息子の気持ちを優先するか
息子の気持ちに焦点を当ててしまうものの、自分だけの気持ちで語ると、元夫と卒園式に出るのはやっぱり気が進まないものです。
突然元夫を連れて現れたら、幼稚園生活で仲良くなった周りのママたちに気を使わせてしまうかもしれませんし、それよりなにより、幼稚園代を払い、お弁当を作り、上履きを洗い、行事の準備をし、いつでも息子に寄り添ってきたのは私です。「そこまで元夫にいいとこどりをさせてあげる必要はあるのか！？」と、ついつい思ってしまう心の狭さ……。
今のところ、母が一緒に出席してくれる予定です。この3年の息子の成長を喜び、嬉しく思ってくれるだろうと考えてお願いしたら、快諾してくれました。
卒園式ではきっと、大きくなった息子の姿を見て涙してしまうことでしょう。先生やママ友たちと語り合いながら、別れを惜しむことでしょう。
そんな人生の大切な瞬間に、気持ちを丸ごとわかってくれる人と一緒に参加したいというのが、私の本心です。自分の気持ちを優先するかor息子の気持ちを優先するか、いやはや、難しいです。
小学校の入学式は保護者参加が1名のみと知ってほっとした
4月から通う小学校の入学式の詳細を見ると、「保護者参加は各家庭1名のみ」とありました。周りのママたちは「えー！ せっかく旦那の仕事を休ませたのに！」と残念がっていましたが、私はこっそりほっとしておりました。
その入学式の様子は、来られない保護者のためにオンライン中継する予定だそう。これから先、すべてそうだったらいいのに……とまで思ってしまった次第。（すみません！ 自分目線なのは重々承知しています）
でも、だって、どうしたって悩んでしまうんです。10年後には、もう少し広い心を持てているのでしょうかね。
どちらにせよ、節目である大切な行事。もうちょっと悩んでみるとします。
（文：孔井嘉乃／作詞作曲家 イラスト：こばやしまー／漫画家）
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