シングルマザーへの助成金に根強い偏見…でも優しい人もいる

tumugi・ひでまる ツレ婚夫婦ライター
更新日:2022-06-30 19:12
投稿日:2022-05-10 06:00

自己都合の離婚では助成を使ってはいけないの?

 シングルマザーやシングルファーザーは離婚や死別にかかわらず助成を受けている場合が多いです。

 私自身も、日本国内に住む0歳以上中学卒業までの児童が対象となる「児童手当」、母子家庭及び父子家庭の、0歳~18歳に到達して最初の3月31日までの間の年齢の児童が対象の「児童扶養手当」、母子家庭等に対し、その医療を受けるのに必要な費用の一部を助成する「ひとり親家族等医療費助成制度」、乳幼児や義務教育就学児に対し、その医療を受けるのに必要な費用の一部を助成する「乳幼児や義務教育就学児の医療費助成」を受給していました。

 他にも、死別や障害の有無により受給できる助成は大きく変わります。また、それぞれ住む場所の自治体により受給条件や受給額は異なりますが、当時の私は月額に計算すると4万円程度(子ども2人)の助成金を受給していました。

 約11万円の給与と6万円の養育費に加えて、この助成金が文字通り、生活の助けとなっていたのです。

シングルマザーに向けられる偏見の目

 さて先生が愚痴っていた通り、保育園の保育料も所得に応じて金額が決定します。とりわけ、シングルマザーは低所得であることから保育料免除となるケースが多いです(給食費・教材費などは別)。しかし、その免除となった金額を補填するために使われるのが、国に納めている税金になります。

 この税金は全国民が多かれ少なかれ払っているお金です。そのお金を私的な理由でシングルマザーとなった私に使われてしまうと、たしかに嫌な気持ちを持ってしまうのも仕方ありません。もちろん、助成への感謝の気持ちはしっかりと持つべきです。ですが、だからといって攻撃的に接されることを受け入れなければならないのでしょうか。

 答えはNOです。これはあくまでも国で定められた制度であり、生活をしていく上で重要な助成になります。このように、本来は助成を受給することに対して罪悪感を持つ必要はありません。

 しかし残念なことに、国の制度と一部の国民の意向が相反しているため、“シングルマザーへの偏見”として現れてしまうのでした。

tumugi・ひでまる
記事一覧
ツレ婚夫婦ライター
10代で結婚、20代で離婚した3人の子を持つ占い師ライターtumugiと、元妻に2回も不倫サレてバツイチとなった会社員のひでまるが出会い、ステップファミリー(子連れ再婚)に。夫婦ともにFPの資格を所持し、保険会社勤務の経歴を持つ。自らの体験から『ステップファミリーの本音』をテーマに情報発信をしている。ステップファミリーを目指す方の背中を押すべく占い×実体験のアドバイスを用いて活動中!
ブログYouTubeXInstagram公式LINE
◆相談はこちら

ラブ 新着一覧


結婚を望まれても…半同棲中の恋人との別れを意識する男性
「冷酷と激情のあいだvol.57〜女性編〜」では、恋人がおかした過去の過ちをどうしても許せずに苦しむ女性・Eさんの胸中を...
並木まき 2021-09-26 05:34 ラブ
彼氏が何もしてくれない…男性心理5つ&うまく付き合う方法
 どんなに好きな相手でも、交際をすれば何かと不満が出てくるもの。中には、「彼氏が何もしてくれない」と、悩んでいる人もいる...
恋バナ調査隊 2021-09-24 06:00 ラブ
惚れっぽい性格を直したい女性は必見!特徴&5つの対処方法
 彼氏と別れても、すぐに好きな人や新しい彼氏ができる女性は、惚れっぽい性格であることが多いです。一見、恋愛上手で羨ましが...
恋バナ調査隊 2021-09-24 06:00 ラブ
隠れ肉食系男子を見抜く!5つの特徴&惹かれる女性のタイプ
 普段、優しく柔らかな物腰の男性が、いざという時に男らしく頼れる姿にドキッとする女性は多いでしょう。そのギャップに、好意...
恋バナ調査隊 2021-09-23 06:00 ラブ
ラブラブを取り戻したい…倦怠期を乗り越えるLINE内容5つ
 長く付き合っていると、だんだん新鮮さがなくなってきてマンネリ化し、家族のようになってしまいますよね。でも、本当はラブラ...
恋バナ調査隊 2021-09-23 06:00 ラブ
コロナ禍でデートできない…恋愛上手な女性がとった作戦とは
 長引くコロナ禍で、デートするべきか迷うカップルが少なくありません。特に男性のほうが「会うのはしばらくやめておこう」など...
内藤みか 2021-09-23 06:00 ラブ
バツイチ男性と付き合う前に確認するべき5つのこと&心構え
 ある程度の年齢になれば、周りに離婚経験者が増えてくるため、たまたま好きになった男性が「バツイチだった」ということもある...
恋バナ調査隊 2021-09-22 06:04 ラブ
恋人に自分の意見を言えない…リスクと嫌われない言い回し!
 恋人関係になり、相手との関係をより長く継続したいと考えると、なかなか自分の意見を言えない時ってありますよね。「連絡頻度...
若林杏樹 2021-09-22 06:00 ラブ
チャラい男性が“本気の恋”に落ちる瞬間&付き合うメリット
 チャラい男性というと、「浮気しそう」「女性にだらしなさそう」といった悪いイメージを持っている人が多いでしょう。しかし、...
恋バナ調査隊 2021-09-21 06:00 ラブ
恋の季節っていつ? 春夏秋冬で恋に落ちる男性心理を解説♡
「恋の季節」という言葉はよく聞きますが、いったいいつなのかって曖昧ですよね。そこで今回は、春夏秋冬それぞれで男性が恋に落...
恋バナ調査隊 2021-09-21 06:02 ラブ
別れても好きと思われたい…忘れられない“いい女”になる方法
 いろいろな事情で別れることになってしまっても、一度は好きになった人。「別れても好きだと思われたい!」という思いを抱く女...
恋バナ調査隊 2021-09-20 06:00 ラブ
お金持ち男性の彼女に選ばれるには?5つの共通点&テクニック
 男性の経済力をチェックする女性は多いでしょう。将来、結婚するとなれば、お金持ちの男性のほうが断然安心ですよね。しかし、...
恋バナ調査隊 2021-09-20 06:00 ラブ
可愛くて怒れない…ぶっ飛んでる妻からの天然すぎるLINE5選
 天然の女性って可愛いですよね♡ そんな女性を妻に持った男性は、毎日、そのぶっとんだ言動にイラっとしながらも、結局可愛く...
女性のすっぴんに対する4つの男性心理♡ 見た時の本音も紹介
 女性からすると、できれば男性に見られたくない「すっぴん」。でも、なぜか「すっぴんのほうが可愛いよ!」と言う男性って多い...
恋バナ調査隊 2021-09-19 06:00 ラブ
恋愛に興味ない…彼氏を欲しがらない女性の心理4つ&克服法
 一昔前までは、「女性の幸せ=素敵な恋愛&結婚」だったかもしれません。しかし、現在ではさまざまな理由から、恋愛や結婚が女...
恋バナ調査隊 2021-09-19 06:00 ラブ
彼の稼ぎだけでは厳しいのに…仕事を理解されない女性の苦悩
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-09-18 06:15 ラブ