“紫陽花フェチ”の花屋が伝授 美しいアジサイを長く保つ秘訣

斑目茂美 開運花師
更新日:2022-05-04 06:00
投稿日:2022-05-04 06:00

毎年のお楽しみ

 カーネーションに次ぐ母の日の主力商品となったアジサイ(紫陽花)。いただいた方、あるいは「あー今年もまた買っちゃった……」と振り返る方、多いのではございませんか? お花屋さんのワタクシであっても、覚え切れないほどの魅力的な品種が出没するアジサイを市場で見るたびに狂喜乱舞。これ以上、狭い店内の一体どこに並べるんだい? ってなくらいのアジサイを仕入れて、スタッフさんに叱られっぱなしでござんすよ(笑)。

 購入仕立ての美しいアジサイを長持ちさせるには、とにかく“健康な状態を長く保つ”のが大きなポイントです。健康な状態をキープさせる秘訣やいかに? 今回は「魔除けのアジサイは長く美しく」の解説でございます。

長持ちの秘訣とは…

1. まずは水やり

 自宅にお迎えしたアジサイ。プレゼントされたものであれば、キレイにラッピングが施されていると思いますが、残念ながらすぐに取り外してくださいませ。

 すべての鉢花にいえることですが、ラッピングは蒸れの原因になり、厄介な病を引き起こす要因にもなります。もったいない気もいたしますが、すぐに取り外した方がベターでございます。

 そして、お水を飲ませてあげてくださいませ。直接花に水をかけるのではなく、鉢の縁から土へジャブジャブとたっぷり。水切れは劣化の原因にもなりますので、ご留意を。

2. 太陽は好きだけどあんまりキツいと嫌なのよ

 アジサイは太陽の光を燦々と浴びるのが実は苦手な植物。最適な置き場所は半日陰でございます。屋外ならば半日陰、室内であればカーテン越しの窓辺。絶対に控えていただきたいのは、カンカン照りの太陽光を浴びてしまう日除けのない真南でございます。

 購入後まもないアジサイは、強い日光を浴びすぎると花が弱り、アジサイ特有の花の塊が崩れてぐったりと垂れてしまう“球割れ”という現象が起きます。日が陰ればまた元気になり、暑くなるとを再び球割れを起こす……この繰り返しで、株はどんどん弱ってしまいます。

 かといってまったく日光を浴びないと、ヘソを曲げて花も色がつかないばかりか葉っぱが黄色く変色してしまう。柔らかい朝日を浴びることができる半日陰の東側が、アジサイにとっては幸せな環境です。

3. 花がキレイな間は肥料はいらないの

 お花屋さんなどで購入したばかりのアジサイは、花が咲いている間は肥料はいらないです。栽培農家さんがすでにキチンとした土壌を作ってくれた鉢植えになっているので、これ以上の肥料は逆効果でございます。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


推し活に疲れたと思う5つの瞬間…デジタルデトックスで情報の遮断を
 推し活を始めた頃は、誰もが「楽しみを見つけた」とワクワクしていたはず。推し活で、充実感を得ていたことでしょう。しかし、...
デート中“たまたま”を二度見! 上品かつ色気ムンムンで素敵
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
フリーランスママなら楽チンの誤解…付き添い通院で両立できず契約終了
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
便利でラクだと採用&継続したら大後悔!フルリモートの“落とし穴”8つ
 コロナ禍がひと段落して出社する人も増えましたが、フルリモートという働き方も選択できる時代になりました。好きな場所で仕事...
花火大会で浴衣姿の同級生にドキドキした 2023.5.28(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
へたるし処分が大変…人をダメにしない!? ビーズクッション5つの欠点
 部屋が狭いと椅子やソファーを置くのは難しいもの。その点、ビーズクッションであれば、スペースが少なくても気軽に取り入れる...
歯の矯正器具を2時間かけて装着、違和感しかねぇ 2023.5.27(土)
 40代半ばになって歯科矯正を始めた女のほぼ“リアタイ”ドキュメンタリー。恋バナでも食ルポでもライフハックでもない間口の...
「脱いだパンツ」を巡る心理戦
 自分が脱いだパンツに価値があると知ったのは、まだ10代の頃。ブルセラショップが世間の話題になり、お小遣い欲しさに心がゆ...
海と緑と南国の花が見える 安らぎの窓辺で 2023.5.26(金)
 いろんな場所をめぐってきたけど、移動する日ってバタバタするから、翌日の窓の外の景色で、「ああ、こんなところまで来たんだ...
自信があるのに嫌われる人、魅力的な人…違いはどこにある?
 これまで私はさんざん自信があるのは絶対に良いことであると書いてきました。でも、「あの人、自信満々だよねw」なんて、嫌わ...
職場にいる? 社会人デビューしちゃった男性の上手な扱い方
 職場にいる、なんとなくイタい男性。もしかしたらその男性、社会人デビューをしたのかもしれません。 かっこつけてる(つもり...
“たまたま”が道に落ちてるー!猫島では歩きスマホにご注意を
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
40代が似合う「指輪の重ね付け」5つのコツ…隠された意味、知ってる?
 きらりと光る指輪は、40代を過ぎた大人女性の手元を魅力的に飾ってくれますよね。特におすすめしたいのが存在感がアップする...
さて、雨の日をどうやって楽しもうか? 2023.5.24(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
気づいてないよねえ…イラッとするママ友の親バカな行動8選
 子供がいると避けて通れないのが、ママ友とのお付き合い! 気が合えばいいですが、「付き合うのが面倒」と思うママ友もいるで...
ジューンベリーの実を大量収穫♪ 365日見て食べて幸せ過ぎる
 猫店長「さぶ」率いる我が花屋は、近隣にある開業医の方々にもご贔屓いただいております。  とりわけ、ハワイとゴルフ...