更新日:2022-06-17 18:25
投稿日:2022-06-10 06:00

魂さえ持っていかれるような快感

――確かに、その気持ちは理解できます。

「でも彼は、『E子は、どこもかしこも綺麗だ』と言いながらお尻を引き寄せました。ヴァギナを舐めまわし、肉ビラを吸い、したたる愛蜜を啜りあげてきたんです。

 私は『ダメ……ダメ……』と言いながらも、彼の巧みなクンニリングスを拒めず、されるがまま。

 セックスも最高でしたが、舌づかいもとろけるようで……魂さえもが持っていかれるような快感ってこういうことなのかしら――と朦朧とする意識の中で考えていたんです。

 彼の舌がワレメをなめらかに動くたび、背筋に快楽の電流が走りました。

 夫は絶対こんなことをしてくれない――そう思った直後、舌先が会陰(えいん)からアヌスへと移動したんです。

 さすがにこれには驚きました。

アヌスの周囲を舐められて思わず…

『そこはダメッ』と叫ぶ私に、K君は『大丈夫、ここも綺麗だ。愛させて欲しい』と言ってきて――。

 私が身をこわばらせていると、生温かな舌先がアヌスの周囲をぐるりと舐めまわしてきたんです。

『ああ……恥ずかしい』と、尻を震わせる私に、舌はゆっくりとねぶり回し続けます。いくどもアヌス周囲をねぶられているうちに、私はかつて感じたことのない思いをいだいたんです。

(焦らさないで――)

 そうです、アヌス周囲だけ舐め続ける彼は、肝心のアヌスには決して触れてくれません。それが、逆にもどかしくて……。

 これは体験した人にしか理解できないと思いますが、例えば、乳首を吸って欲しいのに、乳輪だけを舐められていると、乳首が吸われたくてたまらない……焦らさないで……という気持ちと似ているかもしれません。

 アヌスへの刺激もそうでした。

 周囲をぐるぐると螺旋(らせん)を描くように舌を這わせているのに、肝心の場所には触れてくれない……いじわる……焦らさないで……という感じでしょうか。

 そう思っていると、私の口から唐突に『焦らしちゃイヤ……』という言葉が出てしまって……」

彼の舌先がアヌスに…新しい快楽に蜜があふれ

――続けてください。

「その直後でした。彼の舌先がヌル……ッとアヌスに触れたんです。

『ひっ』と叫んでしまった私ですが、その心地よさは凄まじかったんです。焦らされた分だけ、欲しかった快楽をやっと得られたというか――。

 彼は恍惚に浸る私の後ろの穴を舐めては、尖らせた舌先で軽くツンツンと刺激してきました。

 突き上げたヒップの震えはしだいに激しくなり、その快楽と言ったら……もう、適切な言葉が見つからないほど、とにかく最高に気持ちよかった。

 知らない世界の扉をあけられてしまった感覚です。

 ヴァギナも今まで以上に濡れて、内ももに蜜が伝い落ちてくるほどです。

もう一度ペニスが欲しいとおねだり

 そのうち、もう一度ペニスが欲しくなったんです。

 ええ、ヴァギナにです。

 だから私、『このまま、後ろから欲しい』とねだってしまいました。

 アヌスにたっぷり唾液をまぶされた私の背後に、彼がひざ立ちになりました。

 私も四つん這いの姿勢になって……ワレメに熱い亀頭があてがわれた時、私は2度目の挿入の期待に胸を高鳴らせたんです。

 続きは次回

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


玄関開けたら5秒で挿入…そしてSEX依存の奴隷になりました
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
いきなり唇にキスを…セクハラ女の怪進撃がヒートアップ
 Gが自身のパワハラを認め、謝罪したことで、私はてっきり彼女の行為が今後は収まるものと思っていました。ですが彼女の中では...
週1で月10万円…ゆるいパパ活が貧困女子の家計を支える現状
 パパ活という言葉も、もう世の中に浸透しきったのではないでしょうか。現代版“援助交際”ともいえるパパ活をツイッターで検索...
意外と不評な医者との合コン 「泌尿器科」が素晴らしい理由
 男女の出会いの戦場、それが合コン――。さまざまなプレイヤーがしのぎを削って参戦しており、その質も玉石混合。  や...
肌の露出は無意味! しみけんイチ押しのセックスレス防止法
“セックスレス大国”と呼ばれている日本(※1)。パートナーとの性活が間遠になり、悩む人は後をたちません。これまで500組...
先端が悪魔の形…小さな角で気持ちいいところを攻めてみて
「ファンファクトリー ダーリングデビル」は先端が悪魔の形! なんていうと怖い印象を与えかねませんが、シリコーンのマットな...
桃子 2019-11-12 04:46 エロコク
食事に運動…今日からできるしみけん流「性欲アップ」の極意
 “セックスレス大国”と呼ばれている日本(※1)。パートナーとの性活が間遠になり、悩む人は後をたちません。これまで500...
女性器リノベに投資する女たち#5…セックスが痛いんです!
 友だちにも言いづらい女性器の悩み、小陰唇・膣に続く第3位は「性交痛」です。「ダンナさんが巨根ってこと?」とエロい冗談に...
女をセックス依存症にさせる81歳の前頭葉破壊系Hテクとは?
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
お酒は禁物? 夜の性生活「難アリ」カップルの5つの共通点
 “セックスレス大国”と呼ばれている日本(※1)。パートナーとの性活が間遠になり、悩む人は後をたちません。これまで500...
レスの原因は「男性80%・女性20%」にあると心せよ!
 “セックスレス大国”と呼ばれている日本(※1)。パートナーとの性活が間遠になり、悩む人は後をたちません。これまで500...
パートナーとの性活は「5/500」の確率で改善できる
 “セックスレス大国”と呼ばれている日本(※1)。パートナーとの性活が間遠になり、悩む人は後をたちません。これまで500...
初心者も挿入しやすい!するりと奥まで届き小回りもバツグン
 シンプル・イズ・ベストとはよく言いますが、ラブグッズの世界でもそれこそ真実だなぁと思うことがたびたびあります。 ...
桃子 2019-11-12 04:45 エロコク
これで男を虜に…フェラチオの奥義を女流官能作家が教えます
 皆さんはパートナーとセックスする際、オーラルセックスはされていますか? 最近では男女ともに「オーラルセックスは苦手」と...
蒼井凜花 2019-10-02 16:04 エロコク
避妊具がうつに影響?性と健康に関する最近の研究をまとめた
 セックスは美容や健康にいい! と言われながらもその真実はいかに? と思ってる方は多いのではないでしょうか? こうした研...
花弁の先でチロチロと…なぶるように刺激しても気持ちイイ
 ラブグッズに興味がある女性の多くは、まず最初にローターを手に取りますよね。バイブはちょっとハードルが高いのかな。このジ...
桃子 2019-11-12 04:45 エロコク