イオンのど真ん中にフェムテック!“性”商品はタブーじゃない

コクハク編集部
更新日:2022-08-23 12:30
投稿日:2022-08-23 06:00

ひとりで、親子で、カップルで

商品の説明をじっくり読むのも楽しい(C)コクハク
商品の説明をじっくり読むのも楽しい (C)コクハク

 学生やカップル、更年期に悩む世代や小さな子ども連れの家族など、訪れる人は年齢も組み合わせも様々。平日にひとりで1時間近く店内をじっくり見て回る女性もいれば、サニタリー期間に快適に使える「吸水ショーツ」を購入して帰る親子も。男性客も来店する。

「デリケートな商材なので、なるべく隠れた場所の方がいいんじゃないか? という意見もあるかと思いますが、『よりオープンにしていく』というのも目的のひとつであり、立地的にも人目につきやすく入りやすい場所を選定しました」(八幡さん)

 3月に開店し、現在、扱うアイテムの数は150ほど。メーカーから話を聞いたりして選定した。それぞれの“お悩み”に合わせた提案ができる店作りを意識して、デリケートゾーンケア、妊活サポート、セクシャルヘルスケア、生理ケア、ゆらぎケア、マタニティ・チャイルドケア、メノポーズ(更年期)ケアの、7つのカテゴリーに分けた。

月経カップは普段使いのほか、スポーツをする時に使うタイプも(C)コクハク
月経カップは普段使いのほか、スポーツをする時に使うタイプも (C)コクハク

 売れ筋はデリケートゾーンのケア用品で、数百円で購入できる低刺激なソープから、保湿とブライトニングを目的にした7000円超えの美容液まで幅広い。

 八幡さんが、「これ私も持ってます」と教えてくれた「I'm La Floria(アイム ラフロリア)」というブランドのクリームを手に馴染ませると、ふわっとローズの香りがした。

 膣トレグッズや妊活サポートの商品、吸水ショーツも人気がある。ここ数年で知られるようになった「月経カップ」は、メーカーによってサイズ感や素材の柔らかさなどが異なり、初心者がひとりで選ぶのはなかなか難しいが、ここでなら商品に実際に触れて、スタッフに相談しながら購入できる。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ライフスタイル 新着一覧


「夫の駐在時にね…」なぜあのコが?田舎の同級生“玉の輿婚”に心ざわつく
 独身時代は都心に暮らし、華やかな生活をしていた千佳。しかし、結婚を機に都内から離れ、武蔵境に住み始めた。しかし、妥協し...
メガバン妻が悟ったリーマンの限界値 吉祥寺より2駅下った中古マンション
 武蔵野の自然を携えそびえる瀟洒な白亜の建物は、まるでこの場所がヨーロッパの一都市であるかのような錯覚を与えてくれる。 ...
帰ったらお風呂に…夫「沸いてるよ!子供が入ってる」危機管理能力ゼロや
 子育て中のママにとって、子供の命と健康を守るのは一番大切な使命。だからこそ、危機管理能力は嫌でも高くなります。 ...
号泣しながら「愛の讃歌」を熱唱 なぜ人はスナックでダサい姿を晒すのか
 私はこれまで多くの夜の世界を見てきましたが、スナックは本当に不思議な場所です。  完全無欠のモテ人間ほど、なぜか...
大人は「さようなら」とハッキリ言わないけど…
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
春の行楽、御朱印集めはスタンプラリーと何が違う? 作法やタブーとは
 山形県東部にある山寺(山形市)で自らの行いについて考える出来事がありました。我よ、御朱印集めがスタンプラリーと化してい...
この勇姿もあとわずか…去勢手術予定“たまたま”を記念撮影!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「クリスマスローズ」で究極のほっぽらかし園芸!怠け者でも花いっぱい♡
 猫店長「さぶ」率いる我が花屋のある神奈川は地球温暖化の影響もあり、ここ近年の特徴は卒業式に桜咲くでしたが、今年は入学式...
人は「趣味が合わない相手」と恋に落ちることがある
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
結婚、出産、身分の違い…仲良かった友達に会いたくないのはダメな感情?
 学生時代を毎日一緒に過ごした親友。でも、年齢を重ねるに連れて「あんなに仲が良かった友達なのに、今ではもう会いたくない」...
かわいい“たまたま”が大集合!夕暮れの集会の議題はなあに?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
立ち止まっていても時間が進むのなら…
 立ち止まっていても時間が進むのなら、いっそのこと急がなくても良いのかも。  人は人、自分は自分。
「委ねる」は読めるかも? 「委しい、委せる」はなんて読むのかな
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
仕事帰り、ぶつかりおじさんのちかん被害に遭遇!?  私はどう対処すれば…
 先日、電車の中で「ぶつかりおじさん」に遭遇し、周囲に分からないような形で身体を触られました。あの時、自分はどんな対応を...
選ばなかった人生を歩む「もう1人の自分」と話してみたい
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
魅惑の“たまたま”の横から…モデル!? に立候補した茶トラ君
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...