更新日:2022-10-08 06:00
投稿日:2022-10-08 06:00
以前、取材で伺ったフェムテック専門店のポップアップストア「byeASU(バイアス)」(埼玉・越谷市「イオンレイクタウン」内)で、企業と大学生が共同で行うワークショップを開催すると聞いて参加してきました。2時間に渡るディスカッションからは、今どきの若者のホンネも見えてきて……。
オープンな場で議論をする試み
ワークショップを行ったのは、東京都内の大学の学生7人と、ユニ・チャームとロート製薬の社員たち。学生がファシリテーターになり、ひとつのテーマに沿って一緒に考え、自由に意見交換をしながら、女性の健康についての気づきを共有するのが目的です。
会場のイベントスペースは一般の方も自由に出入りできるつくりで「あえてオープンな場で見てほしい」という担当者の意図の通り、「何をやっているのかな?」と足を止めるお客さんもチラホラ。
妊娠や出産は女性だけの問題じゃない?
前半はロート製薬の社員さんと一緒に「プレコンセプションケア」について考えました。大きな付せんを使って、アイデアを出しながら話し合います。
一言で言うと、妊娠前の健康管理の意味ですが、広く、将来の妊娠を考えながら、女性やカップルが自分たちの生活や健康について向き合うことを指します。
聞きなれない言葉に、学生たちは「ブライダルチェックに近いもの?」「将来の選択肢が広がるかも」「パートナーと一緒に話し合いたい」などと書いた付せんを貼り付けていきます。
「自分が将来、出産したいと思った時に考えればいいや」「妊娠は望んでいないので強制されたくない」と少しネガティブな反応を示す学生も。
ロート製薬は、妊娠検査薬や排卵日予測検査薬など、妊娠や妊活に関わる商品を扱ってきており、このプレコンセプションケアに取り組んでいます。
学生たちと同世代の娘がいる男性社員は、「メーカーとしてできることは限られているが、これからさらに環境や状況を整えていきたい」と話しました。
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