「妻になる自覚ある?」妥協で決めた年下婚約女に辟易する男

並木まき ライター・エディター
更新日:2022-11-12 06:00
投稿日:2022-11-12 06:00
冷酷と激情のあいだvol.116〜女性編〜」では、婚約後に性格が豹変した恋人・タカオさん(49)に困惑する理沙さん(35歳・仮名)の深刻な悩みをお届けしました。
 しかし一方で、タカオさんはタカオさんで、今の理沙さんとの関係に大きな苦悩を抱えています。

妻になる覚悟はあるの?

「せっかく婚約までしたのに、妻になる自覚ができていないみたいで、理沙ちゃんには困っています。

 僕はこの年まで独身を貫いてきましたからね、結婚するなら自分よりひと回り以上若い女性って決めていました。

 コロナ禍でなかなか出会いもなく、出会いのきっかけすら制限されたような社会だったので、ここ数年は結婚相手探しに、本当に苦労したんですよ。

 そんななか、友人の紹介で知り合った理沙ちゃんは年齢的に理想通りだったし、ルックスも俺好み。性格は、まぁ若いから仕方ないのかなって思う部分はいくつか気になったけど、理想を言い出したらキリがないからそこは妥協しようと思って、結婚を決めたんです」

独身気分が抜けない婚約者にイライラ

 ところが、結婚を決めてしばらく経ってからも、理沙さんから“独身気分が抜けていない”ことに、タカオさんは戸惑いを隠せないと言います。

「結婚が決まったので、俺も外ヅラではなく本音で付き合うようにしているんですが、理沙ちゃんは相変わらず俺に対して外ヅラの付き合いを続けている感じです。

 友達付き合いも仕事も、独身時代とまったく変わらない雰囲気で続けようとしているので、俺的にはかなり面白くないですね。

 表面上の付き合いをしていた頃とはもう違うのに、そこを理解していない感じ。最近では、理沙ちゃんとLINEをするたびに、イライラすらしてしまいます」

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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