初夜は近親相姦の序章 ウェディングドレスを切り裂かれ… #2

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2022-12-09 12:08
投稿日:2022-12-02 06:00

切り裂かれたウエディングドレス

――思いがけない展開です。続けてください。

「義父は外科医ですからハサミの使い方も手慣れたものでした。肩紐を切り、わき腹あたりの生地もなめらかに切っていきます。ドレスにはブラカップが付けてあったので、上半身のドレスがめくれ落ち、乳房があらわになりました。

 ――いやっ!

 私は思わず両手を交差して、乳房を隠しました。真っ先に歩み寄ってきたのは義母のE美さんです。

――恥ずかしがらなくていいのよ。私たちは家族なんだから。あなたの体をもっと見せて……。

 妖艶な微笑のまま、私の腕を退(ど)かせたんです。

――まあ、思った以上に綺麗なオッパイね。乳首も乳輪もピンク色で……。

 義母は私の両乳房を手で包み、優しく揉みしだきました。

――お、お義母様……。

――いい子ね、そのままでいてちょうだい。ほら、主人やA太郎にも見せてあげて。

――あ……ぁあ。

 私は羞恥に顔を赤らめながら、義母にされるがまま。A太郎さんを見ると、うっすらと口元に笑みを浮かべて目を光らせていました。

スカート部分にもハサミが入れられ

――R子さん、動くんじゃないよ。

 静寂の中、義父が低く言いました。次の瞬間、スカート部分にもハサミを入れられ、ふわりとスカートが落ちたんです。まるで花びらが散るように、私の足元に。

――いやっ、やめてください!

 私は恥ずかしさにしゃがみ込みました。身に着けているのは白いパンティとハイヒールのみ

(これが儀式なの……?)

 私は混乱するばかりです」

夫は「花嫁らしく堂々とするんだ」と

――聞いている私も驚きです。続けてください。

「今にも泣きだしそうな私に声をかけてきたのはA太郎さんでした。

――R子、とても綺麗だよ。さあ、花嫁らしく堂々とするんだ。

 そう言われた直後、義母が私の手を取り「R子ちゃん、怖がることはないわ」と優しく立ち上がらせたんです。

 私は促されるまま腰を上げました。一歩踏み出した義父のハサミが、私のパンティの両脇を切りました。

 ――ああ、お義父様……。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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