【2022年アツかった記事】アラフォーの性交痛 相性悪いから濡れない?(薬剤師監修)

コクハク編集部
更新日:2023-01-27 20:00
投稿日:2023-01-02 06:00
【えりのボスの「あと半歩で幸せ」】
(2022年7月に公開したものを一部変更し、再掲した記事となります)

 ※  ※  ※

 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、ちょっとした有名人。タヌキか妖怪の噂も囁かれるなか、健康に関する知識はズバ抜けている――。
 今日も悩みを抱えた女性がウワサを聞きつけ、サロン「コクハク」にふらりと立ち寄ったようですよ。

1. 性交痛で、パートナーとうまくやっていく自信がない

 今回のご相談は、アイさん(39歳女性/仮名)から。

「もう、主人とうまくやっていける自信がないんです」

 うつむきがちにぽつり、ぽつりとつぶやくように相談し始めたアイさん。

 えりのボスは、静かにアイさんの話に耳を傾けます。

「少し前までは、全然問題なかったのに……」

「ダンナに浮気でもされたの?」

「いいえ! ……あの……」

 ためらいがちにアイさんが話し始めたのは、性交痛のことでした。

「主人と私は、昔と変わらず仲良しだと思います。でも最近アレのとき、とても痛くて。触れられても濡れないし、気持ちよくないし。主人に気づかれないように、気持ちよさそうなフリをし続けるのも、なんだか疲れちゃうし」

 誰にも相談できずに、今までひとりでずっと悩んでいたアイさん。

「……私のからだ、やっぱりどこかおかしいんでしょうか」

「いいえ、まったくおかしくないわよ」

 えりのボスはハッキリ言いました。

性交痛っていうのは、けっこうよくあるトラブルなの。あなただけじゃないのよ。今までひとりで抱え込んでて、つらかったでしょう?」

 今にも泣き出しそうな表情で、うなずいているアイさん。

 これは放っておけません!

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