美人の恋人前で24時間365日空回り…自信喪失に陥る非モテ男性の慟哭

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-02-11 06:00
投稿日:2023-02-11 06:00
冷酷と激情のあいだvol.129〜女性編〜」では、交際中の恋人からのピントがずれた質問の数々に大きなストレスを感じている女性・早紀さん(40歳・仮名)の嘆きをお届けしました。このままでは、将来のお付き合いが不安だと感じるほどのストレスを抱えている早紀さんは、恋人に対して、もう少し“察するコミュニケーション”もしてもらいたいと考えています。
 では早紀さんの恋人であるヒロシさん(39歳・仮名)は、今の早紀さんとの関係をどう捉えているのでしょうか。

美人だけど難しい恋人に困惑

「早紀さんって、すごく難しい女性だと思います。

 あの子と話すときはオチのある話をしないと露骨にイヤな顔をされるし、僕がくだらないことを言うと、冷めた顔で『それで?』って聞かれるから、ものすごく怖いんです。

 でも、僕は早紀さんみたいな美人と付き合ったことがないから、一緒にいるだけで緊張しちゃうんですよね……。

 本当の僕は、自由人っていうか細かいことを気にしない性格だと自覚しているのですが、早紀さんの前に出ると、とにかく緊張しちゃって……」

 恋人の前で自分らしさを出せず、空回りをしていると自覚するヒロシさん。このままでは恋人が離れていってしまうのではないかと不安を覚えながらも、いざ恋人と会うと、さらに墓穴を掘ってしまうこともあり、どうしたらいいのか悩んでいるそうです。

美人と付き合ったことがないから…

「早紀さんが僕の理想の女性かと聞かれれば、そうではありません。でも、これまで僕は美人と付き合ったことがないから、どうしたらいいのかわからないんですよ。

 早紀さんはきっと、昔からモテてきたんだろうと思います。だって美人ですから。それに対して僕は、もう40歳になろうとするのに、これまで付き合ったのは4人だけ。しかも早紀さん以外は美人ではなく、むしろ容姿には自信がない女性ばかりでした。

 早紀さんみたいな美人と付き合えるチャンスなんて、僕みたいなタイプには一生に一度あるかないかですよ。だからこのチャンスは絶対に無駄にしたくないって思っているのですが、どうしたら早紀さんの前で自然に振る舞えるのかわからないまま、もう数カ月が経ちました」

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


彼女がいる男友達を好きになったら告白する? 3つの選択肢
 彼女がいる男友達のことを好きになってしまう……恋愛あるあるですよね。でも、友達関係がギクシャクしないように気を張り詰め...
孔井嘉乃 2019-06-11 06:00 ラブ
悲劇を繰り返す? バツあり元鬼嫁の“不屈すぎる”ハント精神
 “鬼嫁”のレッテルを貼られていた女性には、離婚をした直後から、次なる夫探しに余念が無い人もいるようです。周りから見れば...
並木まき 2019-06-11 06:00 ラブ
出資話の裏で…敏腕投資家の夢は美女を集めたエンジェル牧場
 IT起業家――。西麻布、六本木、恵比寿、銀座など華やかな繁華街でシャンパンを嗜み、有名女優らと浮名を流して世間を騒がせ...
しめサバ子 2019-06-10 06:19 ラブ
マッチングアプリでの良縁GETに有効な「メス力」5カ条とは
 電子書籍も含めて、発売たちまち6万部突破のベストセラー『魔法の「メス力」』(KADOKAWA)の著者で恋愛コラム...
神崎メリ 2020-05-20 11:21 ラブ
電撃スピード婚がしたい!成功する女性の“5つの特徴”とは?
 山里亮太さんと蒼井優さんの電撃スピード婚ニュースに、世間が沸いていますね。付き合って2カ月でのゴールイン!「結婚できな...
孔井嘉乃 2019-06-08 07:07 ラブ
#2 「我慢してあげている」という優位の感覚と被害者意識
 私自身は、若い頃から《したくない側》でした。  性的な好奇心も性欲もあるものの、セックス行為は常にストレスとプレ...
うかみ綾乃 2019-08-26 12:18 ラブ
離婚は怖くない? 幸せな再婚を果たした女性に“3つの特徴”
 今や3人に1人が離婚をするといわれる時代。  離婚は誰もが避けられない可能性のある人生の出来事になってきたのでは...
しめサバ子 2019-06-07 06:00 ラブ
夫や彼のDVからサヨナラを! 逃げない女性が多いのはなぜ?
 配偶者や恋人からのDVに悩む人は少なくありません。内閣府がまとめた平成29年度の1年間のDVの相談件数は全国で約10....
内藤みか 2019-06-06 06:00 ラブ
デートで眠気が…睡眠不足を乗り切るための5つの対処法
 好きな人とのデートの前日、「明日は何を着よう?」「何を話そう?」と、ついつい夜更かしをした経験がある方は多いでしょう。...
恋を遠のかせる…男性に聞いた女子からの「ウザいLINE」4選
 恋のはじめの一歩は、LINEから。  忙しい現代の私たちにとっては、会えない時間のコミュニケーションもとっても大...
ミクニシオリ 2019-06-05 18:19 ラブ
全然スマートじゃない!キャッシュレス男子との残念なデート
 今やカードとスマホさえ持っていれば、一日お出かけしてもどうにかなるというキャッシュレス社会になりつつありますね。合コン...
田中絵音 2019-06-04 06:00 ラブ
本気で出会いを求めるなら…男性率が高い世界に行こう
「周囲に全然いい男がいない……」そう嘆いている女性はとても多いものです。けれど、そういう人に限って、職場と家の往復以外、...
内藤みか 2019-06-03 06:00 ラブ
あなたの友達はDVやモラハラの被害者かも…意外なSOSサイン
 夫からDVやモラハラの被害に遭っている女性ほど、周囲に出しがちなサインもあります。  しかし一見すると、そうとは気づ...
並木まき 2019-06-03 06:00 ラブ
ハリーウィンストンを結婚指輪にする人は離婚しやすい法則
 さて、最近知り合いの結婚式がありまして、ホテルはリッツカールトン、指輪はハリーウィンストン、招待客は600人と豪華絢爛...
しめサバ子 2019-06-02 06:00 ラブ
別れたくないけど別れた方がいいの?的な彼氏への対応策
 電子書籍も含めて、発売たちまち6万部突破のベストセラー『魔法の「メス力」』の著者で恋愛コラムニストの神崎メリさん...
神崎メリ 2019-06-02 06:00 ラブ
失恋して眠れない…そんな夜に試したい悲しみの乗り越え方
「失恋をした日の夜、心が痛すぎて眠れずに朝を迎えてしまった。」そんな経験を持つ女性は多いでしょう。失恋したショックは大き...
孔井嘉乃 2019-06-01 06:00 ラブ