婚前交渉無に一抹の不安…温泉旅行でも「まだ早い」と拒否られた41歳男

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-05-17 17:35
投稿日:2023-05-13 06:00

体の相性でスピード離婚は避けたい

「そんなに何回も関係をもたなくてもいいんですよ。最初のうちは数回でもゼロよりいいかなって。でもそれすらも許されないので、どうしたらいいのかわからなくて。

 結婚すれば、配偶者以外と肉体関係はもてないでしょう? だからもし結婚後にもずっとレスが続くとか、レスは解消されても相性サイアクだとかってことになれば、僕にとっては致命的ですよ。

 僕は過去に婚歴がありますからね、2回目の結婚で『体の関係がダメだから、やっぱり別れる』って形でのスピード離婚だけは避けたいんです。

 だから、結婚前提の交際へと進める前になんとか関係をもっておきたいのですが、ストレートに美花に伝えたら引かれそうで悩んでいます」

レス状態のまま結婚へ進むのか

 以前に、結婚願望を口にする美花さんにヨウスケさんからそれとなく話をしたことがあったそうですが、美花さんは驚いたような表情でヨウスケさんを見るだけで、これという返答も意見も得られなかったと言います。

「今どき、婚前交渉ナシで結婚に進むカップルって珍しいんじゃないの? って思うのは僕だけでしょうか?

 まわりの友だちに聞いてもみんな交際中から体の関係をもっているし、結婚を決めるにあたって肉体的な部分も大事な要素なんじゃないの?って、僕は思うんですよ。

 どうしたらいいですかねぇ……。このままだとレスのまま結婚へと進んでいきそうで怖いですけど、それだけは避けたいし……。グズグスしている間に時間が過ぎていくので、かなり焦りますね」

 ◇  ◇  ◇

 では恋人である美花さんは、ヨウスケさんが問題視している「夜の関係」について、どう捉えているのでしょうか。実は美花さんは、ヨウスケさんが想像もしなかった価値観の持ち主だったのです。

 次回に続きます。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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