肌の老けにびびる!美容成分コラーゲンペプチドとコラーゲンの違いは?

コクハク編集部
更新日:2023-06-22 06:00
投稿日:2023-06-22 06:00
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、ちょっとした有名人。でもって、タヌキか妖怪の噂も囁かれるなか、健康に関する知識はズバ抜けている――。
 そんなえりのボスのもとにはウワサを聞きつけ、今日も悩みを抱えた女性が、ふらりと立ち寄ったようですよ。

1. 肌が一気に老けた! 弾力が減ってファンデのノリも最悪…

 依子さん(34歳女性・仮名)からご質問をいただきました。

30代になってシワやハリのなさ、乾燥などの肌悩みが一気に増えてきて……。隠したくてファンデーションを塗っても、ノリが悪くて余計に老けて見えるんです」

 悩みを打ち明けた依子さんに、えりのボスはうなずきながら答えました。

肌の曲がり角って、急に感じるから焦ってしまうのよね。時間をかけてメイクしてもうまく仕上がらなくて、落ち込む気持ちもとてもよくわかるわ」

「そうなんです。そこで何かサプリメントでも始めようかと思ったときに、コラーゲンペプチドが目について……。なんとなく肌によさそうですが、私の肌悩みにも効果はあるのでしょうか?」

 依子さんの質問に、えりのボスは答えます。

ええ、コラーゲンペプチドは、加齢とともに減っていくコラーゲンを増やすのに役立つから、肌年齢を感じ始めたときにぴったりの美容成分といえるわね。ただし、コラーゲンペプチドの効果をしっかり感じるために、摂取時にはいくつかの注意点があるのよ」

「そうなんですね。コラーゲンペプチドについて、もっと詳しく知りたいです!」

 これは放っておけません!

2. 肌年齢を感じたらコラーゲンペプチド

「コラーゲンペプチドって、コラーゲンとは違うんですか?」

 依子さんは、えりのボスに質問しました。

コラーゲンペプチドは、コラーゲンを分解して低分子化したものよ。コラーゲンより消化吸収力が高いのが特徴ね」

 コラーゲンはたんぱく質の一種です。以前は、コラーゲンは摂取すると、体内で一度すべてアミノ酸に分解されてからコラーゲンに再生成されるため、コラーゲンを増やすにはほかのたんぱく質でもいいと考えられていました。

 しかし、最近の研究では、コラーゲンはたんぱく質としてすべてアミノ酸に分解されるのではなく、一部はコラーゲンぺプチドの状態で吸収されることがわかっています。

「そうなんですね。コラーゲンペプチドを摂ると肌にどんな影響があるのですか?」

「コラーゲンペプチドは、コラーゲンの生成を促進する繊維芽細胞を刺激して、肌のハリや潤い、弾力をつくるのに役立つわ。コラーゲンペプチドは、分解や再生成が必要なコラーゲンやほかのたんぱく質よりも、効率的に線維芽細胞に働きかけられるのがメリットね」

 コラーゲンペプチドにより繊維芽細胞を刺激することは、肌(真皮)の大部分を構成するコラーゲンの量を増やす効果が期待できます。

 実際、コラーゲンペプチドを1日5g以上摂取すると、肌の水分量が増え弾力性が向上するという研究結果も出ています。

「コラーゲンペプチドを摂取することで、肌にいい効果が出るという研究結果があるんですね。私も始めたくなりました!」

 目を輝かせて話を聞く依子さんにえりのボスは答えました。

「そうよ。これからコラーゲンペプチドの摂取方法や注意点をご紹介するわね」

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