子宮頸がんの術後、初めてのセックス。痛すぎる、全然気持ちよくない!

更新日:2023-06-24 06:00
投稿日:2023-06-24 06:00

子宮全摘出後、初めてのセックス

 子宮と卵巣を失い、人工的に閉経。命が助かっただけでももうけもの、セックスは諦めなきゃいけないの?

 42歳未婚で突然、ステージ1B1期の子宮頸がん宣告。悪性度が高いとされる「子宮頸部腺がん」の疑いで、5年前に「広汎子宮全摘出術」を受けたライターが、がんと性生活について語ります。

目から星が出るくらい痛い!

 手術の2年半後、3年ぶりにできた彼と泊まりがけの温泉旅行に出かけ、ついにコトに及んだのですが……。

  ◇  ◇  ◇

 た、たいへんです。

 彼がグイグイと膣の縫い目を突破しようとしてきます。「ダイレーター」でのトレーニングをまるでさぼっていたので、全然膣は伸びていない。うるおいゼリーも持ってきていません。

 無理無理無理無理。

 目から星が出るくらい痛いのです。手術で膣を切ったのは2cmほどだそうですが、体感としては4~5㎝は短くなっていそう。

 手で彼のお腹を押し、「タイムタイム! 痛いから」と言うと、めっちゃうれしそうに「えー、そんなに俺大きくないけどなぁ(ニヤニヤ)」と言っています。とんだ勘違いですが、これは喜ばれることなんですね。

 彼の提案により「では、痛い場合は左手を挙げてください」という歯医者さん方式で続行。ちょっとでも膣の縫い目を突破してこようものならすぐさま左手を挙げ、こちらは全然楽しくないまま試合終了。バレなかったので終了後も子宮頸がんの話はしないままです。

 後日、再び試合を挑まれてしまい、断るのも申し訳ないので、対戦しました。

「もうちょっといけないのかな? もっと奥までいきたいなー」と話す彼を、「いやいや、もうそこがゴールだから」と何度も腹を押しながら遠ざけ、試合終了。今回も痛いだけで楽しくはありませんでした。

手術したことを彼に告白してみた

 以下、彼と私のやり取りです。

「あのさぁ、ゴール近いなって感じする?」

「いやー?」

「でもさ、これまでの経験でもうちょっといける! って感じしてない?」

「うーん。そう言われたらそんな気もするけど」

「じつは、ゴールが縫い留められております」

「は???」

「子宮と膣の構造わかる?」

「ごめん、まったくわからない」

 そして、子宮周辺の構造を説明し、じつは子宮頸がんの手術をしていて……と説明。

ライフスタイル 新着一覧


もう2度と…子宮全摘&腸閉塞と全力で闘った30日間入院生活
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー2年生です(進級しました!)。がん告知はひと...
草むらをくんくん…“にゃんたま”君の探し物は何ですか?
 無限に見ていたいパーツNo.1といえば、にゃんたま!  今回は探し物中のにゃんたまにロックオン。  たしか...
苦手な人との向き合い方! 職場の人間関係を円滑にするコツ
 仕事の内容には慣れてきたし、プライベートも楽しくできている。ただ、「職場に苦手な人がいるっ」――。そんな方も多いと思い...
自分で皮下注射も…採卵手術前日までにやるべき3つのこと
 日本は不妊治療の件数は世界一なのに、体外受精で赤ちゃんが産まれる確率は最下位。そんな状況を変えるために、ミレニアル世代...
キリスト教のお盆「ハロウィン」 その由来とカボチャの意味
 ワタクシ、全く上達しないドイツ語の個人レッスンを受けております。上達しない理由は一重にワタクシの不真面目さによるもので...
自然災害に巻き込まれた…子どもとどう向き合ったらいい?
 台風19号の爪あとが各地に深刻な被害をもたらしていますが、近年は相次ぐ自然災害で被災住民が避難生活を余儀なくされるケー...
月吹友香さん<後>41歳専業主婦が小説家を目指して見えたもの
 第18回(2019年度)「女による女のためのR-18文学賞」(※)の大賞受賞作「赤い星々は沈まない」は老女の性を大きな...
今日の議題はにゃに? 夕暮れの猫集会でポロリ“にゃんたま”
 猫の島、日暮れ近くに猫の集会にお邪魔しました。  おのおの一定の距離を保って、茶白、黒白、サビ、三毛、キジ、サバ...
“生活習慣病”も予防して! 介護は認知症だけじゃないんです
 日本は長寿大国です。誰しも安心して生涯を全うできるとしたら、高齢であることはとても素敵なこと。しかし、介護士でもある筆...
月吹友香さん<前> 私がR-18文学賞で高齢者の性を描いた真意
 読書の秋到来。直木賞や芥川賞、日本推理作家協会賞に本屋大賞……国内には数多の文学賞がある中で、「R-18文学賞」(※)...
犬でなく人間だったらと思うと…モラ気質なワンコの実態3選
 モラハラ気質は、人間だけに限ったお話ではないのかもしれません。「うちの犬が人間だったら、モラ男(モラ女)に違いない…」...
子宮全摘だけでもつらいのに…腸閉塞で長さ190㎝の管を挿入
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー2年生です(進級しました!)。がん告知はひと...
お日様パワーでモテにゃんに…ぽかぽか日光浴“にゃんたま”
 きょうのにゃんたまωは、雨上がりの日光浴。  濡れた毛を乾かして、お日様パワーでぽかぽかリラックス♪  気...
魔法の鍋! 自動調理鍋の購入でキッチンはどう変わったか?
 最近話題の自動調理鍋。材料を入れてスイッチを押すだけで、料理ができてしまうという優れもののようです。少しでもラクをした...
癒し系の彼女になって? 恋愛はそういうサービスじゃない!
 あなたには理想の恋人っていますか? 「優しい人がいい♡」「背が高くて色白がいい♡」「お金持ちがいい♡」  好きなタ...
共感されないけど…子どもを欲しいと思わない女の4つの理由
「子どもが欲しいと思わない」――。女性がポツリともらすと、男女問わず「どうして!?」「なんでほしくないの?」と質問責めに...