泣く子どもにチッ! 男を凍りつかせた婚活女子の無意識行動

田中絵音 日本合コン協会会長
更新日:2019-07-02 06:01
投稿日:2019-07-02 06:01
「なぜあの人は、あんなに美人で才色兼備なのに結婚できないんだろう?」という婚活女性、誰しも周りに1人はいるのではないでしょうか。
 バリキャリOLのマリコ(仮名・35歳)も、まさに美人で仕事もできるのになかなか結婚しないので、周囲は不思議に思っていました。
 マリコと2人でデートした男性が一瞬で引いてしまったある行動とは? 今回は、美人な婚活女性がザンネンな恋(#ザン恋)を招いた理由についてご紹介します。

昔から「彼氏が途切れない女」だったのに

 横浜出身のマリコは、昔から可愛くて地元でも有名なモテ女でした。大学卒業後は東京の会社に就職し、都内で1人暮らしを謳歌していました。美貌に加えて軽快なトークも面白く、30を過ぎても合コンやパーティーにひっきりなしに声がかかり、彼氏が途切れることは皆無。

 ところが、35歳を迎える直前に、当時の彼氏・A君に突然フラれてしまい、マリコは初めて「彼氏がいない誕生日」をひとりぼっちで過ごすことに。この日を境に、マリコは「1人の人生は寂しい」「早く結婚しなきゃ」と焦り始めるようになっていきました。

彼氏にフラれた理由がわからない

 そもそも“なぜ彼にフラれたのか?”、マリコはわからずにいました。付き合う当初は、「結婚を見据えたお付き合いをしよう」と言われていたのに、彼からの最後のLINEには、「君とは一緒になれない」と告げられてお別れ。

 それまで半年間の交際は順調そのもので、ケンカも特になかったし、週に2回の食事デート(そのうち週末の1回は彼の家にお泊まり)をして、温泉旅行にも行ったし、「結婚したらあんな暮らしがしたいね」とか「そろそろ親に挨拶しに行かなきゃね」って言ってくれていた矢先だったのに。

 彼の方が、結婚に前向きだったのは明らかだったので、別れた後もマリコの心のモヤモヤはずっと残っていたのです。

共通の友人から聞いた

 学生時代から長い付き合いの女友達・ミユキ(仮名・35歳)と、定例の女子会ランチへ。その時に、マリコはA君と破局した報告や、なんでフラれたかわからない、という話をしました。ミユキはマリコとA君が出会った合コンにも同席していたので、話が通じやすいのです。

 するとミユキは、「実はあの合コンにいたB君と、後日別のメンバーで合コンしたんだよね」と話しはじめ、「その合コンの時に盛り上がった話が、マリコとA君のことなのよ!」と言うのです。

「えっ、なんの話で盛り上がったの?」と、マリコが恐る恐る聞くと……。

 ミユキは、「A君がマリコを振った理由よ、自分は知ってるの?」と聞いてくるので、マリコは首を横に振りました。

彼氏を一気に冷めさせてしまった行動

「交際は順調だったと思ったのに、ある日突然フラれたから腑に落ちないんだよね」とマリコは打ち明けます。

 すると、ミユキは言いづらそうに「A君も一気に冷めちゃったみたいだよ、マリコって子ども嫌いなの?」と、こう教えてくれました。

「食事デートに行ったお店で、隣のテーブルにいた家族連れの子どもが大泣きしちゃった時に、マリコが“チッ”で舌打ちしたんだって。しかも、その時のマリコの表情は子どもを睨むような目をしてたんだって。それでA君は、“マリコとは家庭を作れないな”って思って一気に引いたらしいよ」

 正直、マリコには舌打ちをした記憶がなかった。でも、もともと子ども好きではないのも確かでした。

 とはいえ、いつか自分の子どもをもうけたいという願望はあったので、自分がとっさの反応で見知らぬ子どもに舌打ちをしていたことに、自分のことながらショックを受けたマリコ。そりゃフラれるわ……と、妙に納得したようです。

 せっかく「結婚を前提に」交際していた彼がいたのに、もったいない! チャンスを逃してしまいましたね。

【今日の一言メモ】とっさの反応は、本音を隠しきれない。恐るべし!

 また次回の #ザン恋 もお楽しみに!

田中絵音
記事一覧
日本合コン協会会長
一般社団法人日本合コン協会会長、恋愛アドバイザー。2000回以上の合コンイベントに携わり、男女の恋愛心理に精通する。また一児の母であり、ママ向けイベントを行う「東京ママパーティー」の主宰も務める。著書に「こじらせ男子の取扱説明書(トリセツ)」
(双葉社)など。
ブログXInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


厄介…男性に近づく“相談女”の特徴&彼を狙われた時の対処法
 男性に相談を持ちかけて、無理に恋愛に持っていこうとする「相談女」。厄介な彼女たちには、どのような特徴があるのでしょうか...
恋バナ調査隊 2021-08-04 06:00 ラブ
女性からの告白は大アリ! 成功率を高めるシチュエーション
 気になるカレとデートを重ね、連絡のやりとりも続いているけど、進展しそうでなかなか進展しない時ってありますよね。「付き合...
若林杏樹 2021-08-04 06:00 ラブ
大人の恋愛がしたい…進め方の4つのコツ&避けるべきNG行動
 若い頃は、後先考えずに恋愛していた人も多いでしょう。しかし、大人になるにつれて、勢い任せで恋愛することって難しくなりま...
恋バナ調査隊 2021-08-03 06:00 ラブ
離れたいのに離れられない男性の特徴5つ&関係を解消するには
 彼氏がいるからといって、誰もが幸せというわけではありません。中には、「彼氏と離れたいのに離れられない……」と、苦しんで...
恋バナ調査隊 2021-08-03 06:00 ラブ
本当にモテるのは性格美人な女性♡ 特徴&心がけるべきこと
 モテるために、外見を磨こうとする女性は多いですよね。でも、外見と内面を天秤にかけたら、最終的には内面が美しい女性が選ば...
恋バナ調査隊 2021-08-02 06:00 ラブ
長続きの秘訣かも♡ 彼と“ちょうどいい関係”の作り方4つ
 恋愛での男女の距離感って、とても難しいですよね。好きだからこそもっと近くにいたいのに、求めれば求めるほど不安になったり...
恋バナ調査隊 2021-08-02 06:01 ラブ
悲しみから立ち直るために…自分を責めることをやめてみよう
 喪失のどん底にいるときって、ついつい自分を責めてしまいますよね。自分に自信がなくなって、耐えられない後悔に胸がちぎれそ...
七味さや 2021-08-02 06:00 ラブ
ひどい男に仕返しする5つの方法&怒りと悲しみの乗り越え方
「二股をかけられた」「お金だけ払わされてフラれた」など、本当にひどい男はいます。仕返ししたい!と思うのも無理ありませんが...
恋バナ調査隊 2021-08-01 06:00 ラブ
告白の返事はどのくらい待つべき?男性が保留にする4つの理由
 勇気を出して告白した彼に「少し考えさせてほしい……」と言われたら、がっかりしてしまう人も多いでしょう。しかし、保留にさ...
恋バナ調査隊 2021-08-01 06:00 ラブ
癒されるけどね…天然彼女からのぶっとんだLINE内容5選
 天然の彼女を持った彼氏たちは、「可愛いな」「癒されるな」と微笑ましく見守る人が多いでしょう。でも、中にはあまりに度を越...
恋バナ調査隊 2021-07-31 06:00 ラブ
在宅なのに何もしてくれない…ワンオペ育児に限界な妻の叫び
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-07-31 06:06 ラブ
何をしても文句ばかり…「幼稚な母親」と妻に呆れる夫の主張
「冷酷と激情のあいだvol.49〜女性編〜」では、ワンオペ育児に不満が爆発している女性の・Hさんの叫びをご紹介しました。...
並木まき 2021-07-31 06:03 ラブ
諦められない…恋の引き際を見極める5つのポイント&メリット
 片思いでも両想いでも、好きになればなるほど「諦めたくない」と思うものです。しかし、恋愛は相手あってのことですから、自分...
恋バナ調査隊 2021-07-31 06:00 ラブ
「この人となら幸せに…」と思って結婚するのが間違いな理由
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。幸せの価値基準は人それぞれで、お寿司を食べるにしても回転寿司じゃ満足できない...
山崎世美子 2021-07-31 06:00 ラブ
彼ママに挨拶する際の基本マナー&やりがちな5つのNG行動
 彼氏との交際が順調に進んだら、相手の両親に会うこともあるでしょう。女性にとって彼ママというのは厄介な存在ではありますが...
恋バナ調査隊 2021-07-30 06:16 ラブ
結婚直後から不幸続き…奇妙な出会いをした夫を見限った女性
 長引くコロナ禍では「コロナ離婚」と呼ばれる不測の離婚に至った夫婦も珍しくなくなっています。これまで水面下に問題を抱えて...
並木まき 2021-07-30 06:11 ラブ