その「日傘」何年目? UVカット加工の寿命と選ぶポイントは

コクハク編集部
更新日:2019-07-14 06:00
投稿日:2019-07-14 06:00
 いよいよ夏本番!美白を目指す女性にとって、外出時の「日傘」はお守りのようなもの。でも、その日傘、気づけば何年も使っている……。なんてことはありませんか?
 実は日傘のUVカット効果はだんだんと薄れてしまうため、適度な年数で買い替えが必須なんです! そこで、日傘の寿命や正しく選ぶポイントを見ていきましょう。

日傘の寿命は何年? 買い替え時の見極め方!

あなたの日傘は大丈夫?(写真:iStock)
あなたの日傘は大丈夫? (写真:iStock)

 まずは本題! 日傘の寿命について知りましょう。買い替え時の見極め方や、寿命を延ばすポイントをお伝えします。

日傘の寿命は「UVカット加工」か「UVカット素材」かによって違う

 UV対策ができる日傘は、「UVカット加工」or「UVカット素材」の2種類に分かれます。それぞれの特徴や寿命を見てみましょう。

UVカット加工の日傘は2〜3年で買い換える

 UVカット加工がされた日傘の寿命は、約2〜3年だと言われています。UVカット加工とは、できあがった日傘の表面にUVカット効果のあるスプレーを上からかける加工のこと。時間が経つごとにコーティングが取れ、UVカット効果が弱くなるのがデメリットですが、製品としては比較的安価なものが多いため、消耗品だと割り切って定期的に買い替えをするのが◎

UVカット素材の日傘の寿命は長い

 UVカット素材の日傘は素材そのものにUVカットの性質があるため、効果は基本的に失われることがありません。ただし、摩擦により生地が薄くなったり、親骨が壊れてしまったりなど、劣化によりダメージがある場合には買い換えが必要。中には1万円以上の高価な日傘もありますが、半永久的に使用することができるため、長い目で見るとコスパは良いと言えるでしょう。

UVカット加工の日傘は、水に濡らさない方がいい(写真:iStock)
UVカット加工の日傘は、水に濡らさない方がいい (写真:iStock)

日傘の寿命を伸ばすお手入れ方法のコツ

 毎日使う日傘が劣化するのはある程度仕方がないことですが、お手入れ次第では寿命を伸ばすこともできます。逆に適当に扱うと、2〜3年経たずして買い替えが必要となる場合も。少しでも長く使えるお手入れ方法も、併せて押さえておきましょう。

水に濡らさない

 UVカット加工の日傘は、水に濡らさないことが鉄則!なぜなら、UVカット成分がだんだんと剥げていってしまうからです。ただし、晴雨兼用&雨晴兼用の日傘の場合には、普通の雨傘と同じように使うことができます。使用した場合は濡れたままにするのではなく、風通しの良い日陰でしっかりと乾かして保管するようにしましょう。

摩擦を起こさせない

 UVカット効果は、摩擦によっても効果が落ちてしまいます。特に折りたたみの日傘は、毎回たたむ時に生地に触れてクルクルと回すため、劣化しやすいので注意が必要。また、UVカット成分はハンドクリーム&日焼け止めのような油分に弱いです。たたむ時には生地をできるだけ触らないようにしましょう。

UVカットスプレーを使用する

 日傘のUVカット効果の寿命を延ばすため、UVカットスプレーを日傘の表面に吹きつけるという方法もあります。この場合には、傘の汚れを中性洗剤などで落として、しっかり乾燥させた後に行うのがポイント。定期的にスプレーを使用することで、効果を長持ちさせることができますよ。

絶対焼かない&機能充実! 日傘の選び方の3つのポイント

日傘の色よりもUVカット効果に注目(写真:iStock)
日傘の色よりもUVカット効果に注目 (写真:iStock)

 日傘を新調する時に知っておきたい、日傘の選び方の3つのポイントをチェック!

1. UVカット率に注目する

 紫外線対策として日傘を購入するのであれば、「UVカット率(紫外線遮蔽率)」に注目しましょう。「99%以上」など、具体的に数値が書いているものを選ぶと良いですね。ちなみに、よく間違われがちなのが「遮光率」です。遮光とは、太陽光を遮る機能のこと。一般的に遮光率は、99%以上ないと表記できないようになっています。UVカット率と遮光率の両方を兼ね備えた日傘もあるので、表示をチェックしましょう。

2. 日傘の色よりもUVカット効果に注目

 一昔前から、日傘の色は紫外線を反射させる「白」よりも、紫外線を吸収して防ぐ「黒・紺」などの濃い色の方が、紫外線対策には良いとされてきました。ただ、その反面、濃い色の日傘は熱をも吸収して、涼しさには欠けるというデメリットも。
 UVカット素材を使用した日傘であれば、素材自体がUVカット効果があるため、色や柄を気にせず選ぶことができます。

3. 「雨晴兼用」と「晴雨兼用」の選び方

 急な豪雨対策として、雨の日でも使える日傘の購入を検討している方も多いでしょう。ここでの注意点は、表記にある「雨晴兼用」と「晴雨兼用」のどちらを選べば良いのかということ。

・雨晴兼用……UVカット加工が施された雨傘のこと。遮光・遮熱に弱いものが多い
・晴雨兼用……撥水加工がされている日傘のこと。遮光・遮熱の機能もあり

 紫外線対策として日傘を購入しようと思うのであれば、「晴雨兼用」を選ぶのがおすすめ。ただし、雨晴兼用&晴雨兼用の機能があるとはいえ、日傘はコンパクトなものが多いため、激しい雨に対応しにくいのも事実。雨傘と使い分けるのは面倒ですが、2本持ちをする方が無難です。

お気に入りの日傘で上手に紫外線対策を♪

 日傘の特徴は、製品によって大きく異なります。だからこそ、選ぶ時に重要視すべきポイントさえ知っていれば、自分に合う日傘を見つけることができますね。

 日傘の寿命についてもお伝えしてきましたが、UVカット効果は目には見えないため、慎重を期して1年おきに買い換えるというのも良いかもしれません。ぜひ、お気に入りの日傘を選んで、上手に紫外線対策を行ってくださいね。

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