あぶらとり紙で肌状態が悪化!? エンドレス皮脂のメカニズム
あぶらとり紙は、その名の通り「脂(皮脂)を取ってくれるアイテム」のこと。気になるメイク浮きやテカりを素早く解消できるため、多くの方がポーチに常備していますよね。
でも、実は、あぶらとり紙によって肌状態が悪化する可能性があるのは本当。そのメカニズムを、まずはチェックしていきましょう。
そもそも「皮脂」の役割とは
ベタつき、メイク崩れ、ニキビの原因……など、「皮脂」に対してマイナスなイメージを持つ方は多いでしょう。
しかし、皮脂は「天然のクリーム」と呼ばれるほど、肌を保湿するにはなくてはならないもの。肌表面を膜で覆って、肌内部の水分が蒸発しないように防ぐという大切な役割を持っています。
あぶらとり紙で皮脂が増えるメカニズム
あぶらとり紙を使用すると、面白いように皮脂が取れますよね。まだまだ出てくる皮脂を徹底的に除去したくなり、ついつい何枚も使ってしまったという経験がある方は多いはず。でも、実はこの行動こそが、あぶらとり紙で肌状態を悪化させる原因!
肌表面の皮脂がなくなると、体は「皮脂不足」と認識して、さらに皮脂を分泌させようとします。すると、表面は潤っていても肌内部が乾燥している「インナードライ肌」に傾いてしまったり、過剰な皮脂分泌によってニキビなどの肌荒れが勃発しやすくなってしまうのです。
あぶらとり紙よりもティッシュが優秀♪ メリットや正しい使い方
あぶらとり紙の機能を持ちながらも皮脂を取りすぎない、そんな優れたアイテムが、まさに「ティッシュ」! どんなメリットがあるのか、より効果的な使い方を見ていきましょう。
「ティッシュオフ」をおすすめする理由
美容雑誌などにもよく登場する「ティッシュオフ」という言葉。ティッシュはメイク時に乳液やリキッドファンデーションなどの油分を軽く取り除く時にも重宝されますが、テカりやメイク浮きで皮脂が気になる時にもとても役立ちます。
実は、ティッシュには、適度に皮脂を取ってくれるというメリットがあります。あぶらとり紙のようなパワーはないものの、それが逆に肌の油分&水分のバランスを保ってくれるというわけなんですね。
また、低刺激でコスパが良いこと、どこでも手に入ることもティッシュオフをおすすめできる理由です。
ティッシュを使った皮脂オフの正しい方法
さて! ここで、今日から試せる「ティッシュを使った皮脂オフの正しい方法」をご紹介します。
・肌に優しく押し当てる
ティッシュでの皮脂オフは「そっと優しく押し当てる」が、基本です。絶対にやってはいけないのが、ゴシゴシと肌を擦ること! 摩擦が起こり、肌荒れの原因になるのでご注意を。
また、あぶらとり紙同様「皮脂を取り除きすぎない」のも大切です。ティッシュオフの頻度は、1日2〜3回くらいに留めておきましょう。
・肌に優しいティッシュを使用する
ティッシュオフに使用するティッシュは「保湿ティッシュ」など、できるだけ肌に優しいものがおすすめです。
もしも、手元になければ、普通のティッシュにスプレータイプの化粧水やミストをシュッとかけて行うと、肌に負担がかかりにくくなりますよ。
・ティッシュで皮脂を取ったら保湿ケアを
ティッシュオフをした後のケアはとても大切! 皮脂を吸い取った後の肌は、潤い不足の状態。放置すると皮脂が過剰分泌されてしまい、再度テカったり、肌状態を乾燥肌寄りに偏らせてしまう可能性もあります。
ティッシュオフの後には、化粧水&乳液を使用した保湿ケアを必ず行うようにしましょう。
ティッシュオフをマスターして、テカり知らずの肌へ♪
どこでも簡単に手に入るティッシュ。飲食店のお手洗いに設置されていることも多いので、メイク直し時にも取り入れやすいですよね。
ちなみに、メイク直しの方法として、以前コクハクではこんな記事(→乳液でメイク直しを! たった5分でできるツヤ肌キープ方法)をご紹介しました。この乳液でのメイク直し時にも、ティッシュオフは登場していますね。
このように、ティッシュはあぶらとり紙の代用品としてではなく、女性のキレイを作るアイテムとしてもはや欠かせないものなのかも!? ぜひ、肌ケアの1つとして、手軽に取り入れてみてくださいね。
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