喧嘩で黙る男性の奥底で何が? その理由をパターン別に分析

しめサバ子 マルチポテンシャライトライター
更新日:2019-07-12 06:00
投稿日:2019-07-12 06:00
 男女の喧嘩で女性が“話し合いたい”と思うと、男性が黙って何も言わなくなるケース、よくありますよね。これってなぜ起こると思いますか? 背景には男女間の大きな認識の違いがあり、結果として「女性は怒り、男性は黙る」のです。
 今回は、このように男性が黙ってしまう現象のメカニズムについて解説いたします。

男性が喧嘩で黙る時…ポジティブな理由

 さて、まずは男性が喧嘩で黙ってしまう理由について、ポジティブな側面からお話しします。ポジティブな側面というのは、男性側としては前向きな視点から行動した結果、黙ってしまっているケースがあるのです。

女性の怒りの火に油を注ぎたくないから

 まずは、何か発言をしてしまうと「女性の怒りの火に油を注いでしまう可能性がある」場合です。女性の中には、話せば話すほど「自分の気持ちをわかってくれない!」と不機嫌になったり、発言した意図とは全く違う解釈をして、怒りが倍増する方がいます。

 そういう事例を体験した男性は「沈黙は金なり」の金言のごとく、口をつぐむのです。こうした場合、いったん冷静になってからじっくり話をしようとすると、男性は口を開いてくれるでしょう。

冷静に聞いてもらえる話し方を考えているから

 こちらは、LINEなどでもよくあるケースです。女性の発言の意図を図りかねる場合、男性は質問したいところですが、質問で返すとキレる女性もいることから、男性はどう返事をしたらいいか、頭を悩ませているのです。

 また、同じ内容でも言い方の違いで印象はかなり違いますよね? そのため、何をどう言うと一番いいのかを考えている場合、どうしても黙っている時間が長くなってしまうのです。

男性が喧嘩で黙る時…ネガティブな理由

 お次は、男性が黙っている理由のネガティブ編です。

話しても無駄と思っているから

 これは、女性との話し合いに疲れてしまった男性に多くみられる傾向です。何を話しても、どう話しても、「私の気持ちなんて全然わかってくれないんでしょ?」という結論に行き着いてしまう絶望を感じてしまった男性は、ただひたすら口をつぐんでしまいます。

責められると逃げたくなるから

 男性には、強い口調で女性から責められると、逃げたい気持ちから黙ってしまう人もいます。これは、男性と女性のギャップからくるものです。女性としては真剣に思っているからこそ話し合いたいと思っても、男性側はそこまでの気持ちになっていない。そんな時に、こういうケースがよく起こるものなのです。
 
 一般的には、女性の方が男性に対して将来的な関係を早い時期からイメージする傾向にあり、その結果、男性の中でまだ気持ちがついて行っていない状態でも、将来に向けてしっかり話し合っておきたいと女性側が考えていると、このような男女間のギャップから男性側が黙ってしまうというケースが起こり得ます。

男女間における「話し合い」の捉え方の違い

 ここで、そもそも男女間における「話し合い」の捉え方の違いについても解説しておきましょう。

 よく言われていることですが、女性にとっての話し合いとは、「お互いに感じていることや気持ちを伝えること」であり、男性にとっては「問題や課題を共有し、解決するもの」であります。この違いを意識せずに話し合いをしようとすると、あっという間に大炎上が起こってしまいます。

 男性からみると「気持ちをぶつけられる」ことは、話し合いではなく一方的にキレられていると感じ、「結局、言いたいことは何?」と思う傾向にあります。

 一方、男性が「問題は何だろう?」と発言すると、女性は「あなたは私のことを問題だと思ってるんだね? 私の気持ちなんて全然わかってくれようとしないくせに」という反応が起こるのは、男女あるあるですよね。

喧嘩で黙られたときにどうしたらいいのか?

 喧嘩で男性が黙る理由はお分かりいただけたかと思いますが、こういう時、実際にどうしたらいいのでしょうか。使えるテクニックを最後にご紹介させていただきます。

1. 冗談を言ってみる

 意外と効くのが、ちょっとした冗談を言ってみることです。男性が黙っている時は、その重い空気からますます口を開きにくくなっている場合があります。そこで、こうした場を少しでも軽くし、話しやすくしてあげると、男性側の本音も出てくるかもしれません。この際、「冗談か本気か分からないようなブラックなネタ」は避けるようにしましょう

2. 頭をなでてみる

 髪の毛をくしゃくしゃする。そう犬のようになで回します。こうすると、ほとんどの男性は素直になるようです。あなたの愛犬のような気持ちで、わしゃわしゃしてあげましょう。そう、ムツゴロウさんのような気持ちで一生懸命やるのです。

3. 喫茶店のマスター風にコーヒーを

 無言でカウンターにたたずむ人に、そっとコーヒーを出す喫茶店のマスター。きっと人生で一度はドラマなどで見たとことがあるのではないでしょうか?

 人は食べ物や飲み物を与えられると、相手に対して気持ちを開く傾向にあります。この法則を利用し、渋い喫茶店のマスター風に、コーヒーを出してあげれば、彼も少しは心を開いてくるはず。

「マスター、実は俺はさぁ……」

 そんな彼の言葉をじっと待ってあげましょう。

しめサバ子
記事一覧
マルチポテンシャライトライター
主に恋愛・性に絡むネタを執筆。ライター業以外にも法務や税務、イベント企画、プログラミング、起業、ひいては寿司を握るなど、興味を持ったことに手当たり次第に挑む。休日はシメサバ作りをこよなく愛する。
X

関連キーワード

ラブ 新着一覧


今では私が彼を追いかけている…好きが“逆転”してしまう理由
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。好きだ愛していると追いかけられて一緒になったはずなのに、ふと気がつけば愛が逆...
山崎世美子 2021-02-13 06:00 ラブ
結婚へと進みたいのに…彼氏の浮気に振り回される女性の苦悩
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-02-13 05:46 ラブ
交際6年の彼女がいても…浮気を繰り返してしまう男の言い分
「冷酷と激情のあいだvol.31〜女性編〜」では、浮気を繰り返す彼氏の真意が分からない女性・Aさんの苦悩をご紹介しました...
並木まき 2021-02-13 05:52 ラブ
ずるずるは嫌…不倫の上手なやめ方! やめる準備&注意点
「不倫がいけないこと」というのは、誰もがご存知の通り。しかし、人知れず不倫をはじめる人は、あとを断ちません。とはいえ、気...
リタ・トーコ 2021-02-12 06:00 ラブ
“長すぎた春”って交際歴何年? “長い春”に終止符を打つ方法
 長い間お付き合いしている人がいるものの、先が見えなくて悩んでいる方は多いでしょう。交際期間が長くとも、結婚に至らず破談...
恋バナ調査隊 2021-02-12 06:00 ラブ
「Clubhouse」に恋愛に発展する出会いはあるのか考えてみた
 会員制の音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」が話題です。招待制で、現段階ではiPhoneでしか使えないアプ...
内藤みか 2021-02-11 06:00 ラブ
男性は結婚相手に何を求める? 6つの条件&意識させる方法
 数年交際している彼氏がいるにも関わらず、結婚話がまったく出ないと不安になるものです。「私のこと、どう思っているのだろう...
恋バナ調査隊 2021-02-11 06:00 ラブ
もう限界!「コロナ破局」を迎えた男女にありがちな特徴3選
 コロナ禍によって、良くも悪くも男女間に潜在的に存在していた問題をあぶり出している話が多く聞こえています。これまで「だま...
並木まき 2021-02-10 06:00 ラブ
彼から連絡が来ない…私に飽きたの? 連絡しない男性の本音
 好きなカレから連絡が来ないと不安になりますよね。スマホを見るたびLINEの既読や未読などが分かったり、SNSではつぶや...
若林杏樹 2021-02-10 06:00 ラブ
彼に愛されているか不安…愛情の確かめ方&4つのNG行動
 交際期間が長くなると、ふとした瞬間に「彼にちゃんと愛されているのかな……」と不安を感じてしまうことがあります。男性は女...
恋バナ調査隊 2021-02-09 06:00 ラブ
結婚相手に経済力を求めて何が悪い?失敗と成功の境界線は…
「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」とお伝えする本連載。インタビュアー・内埜(うちの)さくらが、40歳以上で結婚した男...
内埜さくら 2021-02-18 20:32 ラブ
なんで嫌がることするの…?共に暮らすために大切な基準とは
「私があんなに嫌がってたのに、全然やめてくれなかった……」そんなパートナーがいた経験、ありますか? もしくは今のパートナ...
七味さや 2021-02-09 06:01 ラブ
状況別“好きな人の忘れ方”!片思いの未練を断ち切るには?
 心がときめくような楽しい恋もあれば、胸が締め付けられるような切ない恋もありますよね。中には、なんらかの事情で「好きな人...
恋バナ調査隊 2021-02-07 06:00 ラブ
彼も男だったと再認識…浮気されて気付いた夫への愛情と後悔
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。長年連れ添うとお互い空気のような存在になってきます。  トキメキも薄れて相...
山崎世美子 2021-02-06 06:00 ラブ
信じていたのに…持病への理解がない夫と別居した妻の嘆き
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-02-06 04:42 ラブ
別れたらみっともない…別居には応じるも離婚を拒む夫の主張
「冷酷と激情のあいだvol.30〜女性編〜」では、持病を理解されずに夫への別居を突きつけた妻・Yさんの決断をご紹介しまし...
並木まき 2021-02-06 04:41 ラブ