介護したくない! 夫が60歳になる前に離婚を目論む48歳女性

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-01-27 06:00
投稿日:2024-01-27 06:00

お世話をする気になれない

「夫婦なんだからどちらかが弱れば、面倒を見るのは当たり前なのかもしませんが、どうしても私はヒデさんのお世話をする気になれないんです。

 だってそもそも一般的な夫婦みたいに恋愛してラブラブして結婚したわけじゃないんですもん。

 経済的にも、ウチの夫婦はお互いが自立した関係でいるので、もしも今すぐ離婚ってなっても私は日々の生活に困ることはありません。

 うーん、何ていうのかな…、これまでの15年間、夫婦らしいことはせずに言ってみれば“仲のいい同居人”って感じのスタイルでやってきているから、老いてからいきなり“夫婦でしょ”って感じでいろんな義務が生じるのは、正直なところ勘弁だなって。

 あぁでもこういうことを言っている自分も、嫌なんですよね。すごく冷たい女って感じがして」

夫が60歳になる前に離婚したい!

 夫が60歳になる前に、できれば離婚を成立させたいと考える朋花さん。

 離婚後は完全に距離を置くのではなく、友人としての交流は続けてもいいと考えているそうです。

「結婚しておいて、何を今さらって感じかもしれませんけど…。私の意志は、わりと決まっています。

 先日、ヒデさんにこの話をしたんですよ。だけど返ってきた答えは『はぁ?』っていうだけで、私の決意も思いも一蹴されました。

 彼はひょっとして、私と一生を添い遂げるつもりなんですかね?

 実は結婚するときに『お互い、嫌になったらすぐに言おうね。結婚はお互いの見ている方向が変わったらうまくいかないから』って話し合って結婚しました。

 だから私は素直な気持ちを伝えたのに…。

 ヒデさんが、私の気持ちをまともに聞き入れようとしてくれないことに、ものすごく不満ですし、このままじゃ離婚できないまま老いていくんじゃないかって怖くて仕方ありません」

 ◇  ◇  ◇

 結婚という形にとらわれることなく、これからの人生を今の夫と「友人のようなパートナー」として歩みたいと考えている朋花さん。

 では、夫であるヒデユキさんは朋花さんの思いをどう受け止めているのでしょうか。

 次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


好きな人に“わざと誤送信”LINE♡したたか女性の究極テク5選
 好きな人に、“わざとLINE”を誤送信したことはありますか? 多くの女性は「きっとバレてる」「逆効果だと思う」と、送信...
恋バナ調査隊 2021-06-12 06:02 ラブ
こうなると手遅れ…夫が離婚を本気で考えた時の3つのサイン
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。離婚を切り出すのは女性からというイメージが強いかもしれませんが、家庭裁判所で...
山崎世美子 2021-04-10 12:39 ラブ
不倫相手は妊娠まで…元夫の浮気の真実を知りたい女性の悲痛
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-04-10 06:16 ラブ
「運命かも…」不倫相手の妊娠で離婚を決めた元夫の言い分
「冷酷と激情のあいだvol.35〜女性編〜」では、コロナ禍でも浮気をやめなかった夫と離婚したものの、その浮気や離婚にまつ...
並木まき 2021-04-11 06:00 ラブ
男性より女性が稼ぐ「逆パワーカップル」がうまくいくコツ
 あなたは、自分より稼ぎの少ない男性との同棲を考えられますか? 昔ながらのイメージだと「男性は女性より稼いでいるもの」で...
ミクニシオリ 2021-04-09 06:00 ラブ
彼氏から大切にされる彼女の特徴6つ&男性がそう思う瞬間♡
せっかく大好きな男性とお付き合いできても、大切にされている実感がないと不安な気持ちになってしまいますよね。そこで今回は、...
恋バナ調査隊 2021-04-09 06:00 ラブ
イケメンはなぜイケメンとカップリングするのか考察してみた
 いわゆるBLものでは、イケメン同士が恋愛することが多く、その様子を女性たちはうっとりと見つめている。そして実は、現実世...
内藤みか 2021-04-08 06:00 ラブ
価値観が合うと恋愛がうまくいく理由♡5つのチェックポイント
 彼氏ができれば、当然「関係を長続きさせたい」と思うもの。しかし、交際がスタートしてから、「こんな人だったんだ……」と気...
恋バナ調査隊 2021-04-08 06:00 ラブ
カレを傷つけない!焦らしてモテちゃう“夜の断りテクニック”
 カレのことは好きだけど、今日はなんだか疲れているし、気分じゃない……。でもカレはやる気満々だし、どうしよう〜。そんな時...
若林杏樹 2021-04-07 06:00 ラブ
このまま独身? 女性が結婚に焦る6つの瞬間&上手な対処方法
 結婚に憧れている女性は多いでしょう。しかし、結婚願望があるのに、なかなか叶えられずにいると不安になってしまうもの。でも...
恋バナ調査隊 2021-04-07 06:00 ラブ
縛られるのが辛い…束縛彼氏の5つの特徴&困った時の対処法
 付き合っている相手を束縛してしまうのは、「ほかの人に取られるのではないか」「本当に自分のことを愛しているのか」というよ...
恋バナ調査隊 2021-04-06 07:12 ラブ
旦那の愚痴が出てこない…ずっと円満な夫婦は何が違うの?
 SNSを見ていると、結婚後もパートナーとの間に不満を抱えている人も多いように感じます。一緒に生活していれば多少の不満が...
ミクニシオリ 2021-04-06 07:09 ラブ
もっと居心地の良い関係に♡彼氏と対等な関係を築く方法5つ
 彼氏ができると「嫌われたくない」「もっと好きになってほしい」という気持ちがあるあまり、何でも彼の言うことを聞いてしまう...
恋バナ調査隊 2021-04-05 06:00 ラブ
結婚したら安泰なんてウソ? 他人に人生を預けるリスクとは
「結婚したら、自分の人生はパートナーがどうにかしてくれるかも」——。今思えば無意識下でそう思っていた時期が私にもありまし...
七味さや 2021-04-05 06:00 ラブ
結婚したら変わる男性の特徴&パターンは? 回避方法もご紹介
「あんなに優しかった彼が、結婚したら変わった……」と、夫の変化に嘆く声をよく聞きます。未婚の女性は、「本当に変わってしま...
恋バナ調査隊 2021-04-04 06:00 ラブ
一体なぜ…?前触れもなく夫に離婚を突きつけられた妻の憔悴
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-04-03 05:55 ラブ