この子を育てるのは無理かも…発達障害児がストレスで鏡に刻みかけた言葉

tumugi・ひでまる ツレ婚夫婦ライター
更新日:2024-02-28 15:32
投稿日:2024-02-19 06:00
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザーを経て「ひでまる」と再婚。今では3人目の子どもが誕生し、5人家族で暮らすアラサーです。
 3人の子どもを抱えながら働くって、思っていたよりも大変! 本連載は子育てをしながらバタバタと過ぎていく毎日の中で、私が感じたことやちょっとした事件(笑)を「働くママのリアル」を通してお伝えします。

 みなさん今日もママ業お疲れ様です! 前回は「発達障害における『プレイセラピー』の効果」についてお話しました。

『プレイセラピー』とは、臨床心理士とプレイルームで1時間ひたすら一緒に遊ぶだけというシンプルなもの。自分の気持ちをうまく言葉に出来ない子どもに対して、遊びながら、おしゃべりをしながら、時間をかけて心をほぐしていきます。

 一方で『プレイセラピー』は即効性のあるものではありません。ここで焦って余計なことを言わないように、長期戦で見守っていく必要があります。

 嬉しそうに通う長男を見ながら、今後どんな効果が現れるのか楽しみに待とう! …と思っていたのですが、なんと事件が発生!

 日々怒られまくる長男。ストレスがどんどん溜まったがゆえにとった行動が衝撃すぎて、言葉を失ってしまいました。

 一体どんな行動をとったのか? それがきっかけで新たな治療へと進む決心がついたのでした。

 今回は「発達障害児がストレスの果てにとった驚きの行動」についてお話します。

ストレスが蓄積!毎日怒られまくる長男

 相変わらず自分の気持ちが抑えきれない長男。毎日ささいなことから大きなことまで、家族から怒られまくっています。

 私たち家族も怒りたくて怒っているわけではありません。しかし、何度言っても身の回りのことを放置して、自分のやりたいことだけを行う様子に嫌気がさします。

 長男の特性として損得勘定が強すぎるあまり、目先のメリットにしか反応しません。

 例えば、長女が家の手伝いをするなか「この手伝いをしてもメリットがないから」という理由で、割り振られた仕事をせずに自室へこもります。

 注意をしても逆切れをし、ドアを殴る蹴る、暴言を吐くなど、傍若無人な態度に長女も怒りをにじませるのでした。

 それ以外にも、「面倒くさい」という理由で使用済みの汚物や洋服をクローゼットに隠します。おかげさまで、いつも長男の部屋は悪臭がすごいです…。

食事制限の反動? 盗んだお金で買い食いも

 また、足の病気のために食事制限をしているのですが、「満足に食べれないから」と言って私の財布から1万円札を盗み、勝手にスーパーやコンビニでお弁当やお菓子を買い込んでコソコソ食べているのでした。(しかも部屋にゴミを貯めるのですぐにバレる)

 その度に私からも夫からも怒られ、「ゲーム禁止」や「外遊び禁止」の制限を科せられます。それで大人しくなれば苦労はしないのですが、翌日には同じことをしてまた怒られるという不毛なループが続いているのでした。

tumugi・ひでまる
記事一覧
ツレ婚夫婦ライター
10代で結婚、20代で離婚した3人の子を持つ占い師ライターtumugiと、元妻に2回も不倫サレてバツイチとなった会社員のひでまるが出会い、ステップファミリー(子連れ再婚)に。夫婦ともにFPの資格を所持し、保険会社勤務の経歴を持つ。自らの体験から『ステップファミリーの本音』をテーマに情報発信をしている。ステップファミリーを目指す方の背中を押すべく占い×実体験のアドバイスを用いて活動中!
ブログYouTubeXInstagram公式LINE
◆相談はこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


親の介護は家族総動員 あるある問題とその後にすべき行動3つ
 親の介護と聞けば、多くの人が不安を抱くはずです。「自分を育ててくれた親だけど……」と思う反面、親の介護をすることで自分...
我慢強いA型長女は返上! がんがくれた「キャンサーギフト」
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...
父譲りの哲学“にゃんたま”を持つ「オペラ座」のクールな視線
 きょうはレアなツートンにゃんたまω。かっこいい見返り美男でドキッ!  タオマークの様にも見え、哲学さえ感じさせる...
ハート型で可愛い…アンスリウムは恋愛を具現化したような花
 だいぶ以前になりますが……ウチのお花屋さんに居た若い女性スタッフM子のお話でございます。  これがまた大変にブッ...
都会にいて幸せになれるの? 「田舎の女」が幸せな理由4選
 格差社会といわれる日本ですが、年収や学歴のみならず、都会と田舎の格差も広がっています。都会を生きる女と田舎を生きる女は...
「そっちに行っちゃダメ!」をなくす廊下のない保育園の魅力
 保育園の現場では、「廊下に出ちゃダメよ!」とスタッフが子どもに声をかけているところをよく見ます。しかし、すんなり戻って...
急ぎ足の隙間から…チラリズム“にゃんたま”は魅力たっぷり
 「にゃんたま」に、ひたすらロックオン! 猫フェチカメラマンの芳澤です。  正々堂々、見せつけてくれるにゃんたまω...
おひとりさま老後には備えが大切 今から意識すべき2つのこと
 近ごろのニュースを見ていると、年金の支給も思わしくないようです。超高齢化社会に向かっているというのに、日本の未来が不安...
あれもこれも試した! がん治療に役立つ「情報収集」虎の巻
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...
汚れた毛並みは男の勲章 超貴重なワイルド三毛“にゃんたま”
 よ~く見てください。  恋のバトル真っ最中。にゃんたま君が最も忙しい季節に、少しカラダが汚れた三毛猫(柄が薄いタ...
部屋干しでもすぐ乾く!生乾きの臭いをさせない洗濯方法
 雨の多い梅雨時期には洗濯物が溜まりがち。重い腰を上げて部屋干しをしたのに、洗濯物から生乾きの臭いがしてうんざりしてしま...
花の蕾が秘めるエネルギー 恋愛運UPには暖色系を北に飾って
 これから日本も夏本番。  ここ数年、夏が来るたび思うのですが、ワタクシが中学生の頃になんだか必死に覚えた「ケッペ...
彼の家で“私の存在”を知らしめる神グッズは「洗剤」だった
 大好きな彼の自宅に、私物を置いて、他の女性へ“けん制”をしたいですか? モテる彼と付き合っている女性ほど、そんな心理に...
心が通じたかな? 肉球も一緒に披露してくれた“にゃんたま”
 にゃんたまωを見せてください!  いいよ~! オッケーにゃ~ん!  …と、なかなかすぐにいきませんが、どん...
京都のホストクラブにジャニ系よりエグザイル系が多い不思議
 ホストクラブといえば、髪を綺麗にセットした綺麗なお兄さんが女の人とお酒を飲んでくれる場所。最近はいろいろなタイプのホス...
女性の夏冷え対策はクーラーから!今年こそ冷えない体作りを
 猛暑が続く近年、熱中症対策としてクーラーをかけるのはもはや当たり前ですよね。でも、屋内ではどこもかしこもクーラーが効い...