肉体より精神的なつながりに“利”があるよね? 51歳経営者が女を選ぶ条件

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-02-24 06:00
投稿日:2024-02-24 06:00

いいタイミングで出会えたけど…

 40代の頃は海外進出や政界進出によるスキルアップを夢見たこともあったそうですが、50代になった今は「もっと着実に足元を見て、今後の生活を考えるようになった」とジュンジさんは言います。

「真理恵とは、いいタイミングで出会いました。

 それに、一緒にお酒を飲んでいて楽しい人だから、食事の時間が待ち遠しいくらいです。

 まぁ強いて言えば、まだ彼女は僕より精神的に若すぎるのが、少し気になるかなぁ…。

 そうかといって年上の女性と付き合うのは苦手だから、4歳年下の真理恵との年の差ぐらいが僕にはちょうどいいんですけどね。

 先日、結婚について真理恵に話してみたけれど、正直なところ感触はよくなかったんです。

 僕が出した条件というか希望を、真理恵は面食らった様子で聞いていましたから。

 けれどほら、もうこのトシだから相手に合わせてまでは、結婚なんてしたくないんですよ。

 もしかしたら、真理恵も同じ気持ちなのかもしれないし、そうだとすればきっと僕に合わせたくないんだろうけどね。

この雰囲気のまま結婚したいだけ

 せっかく出会ったけれど、彼女が僕に譲ってくれないとなると…、この結婚話は、残念だけどチャラでしょうね。

 僕は自分の希望を曲げてまで、真理恵の理想に譲歩するつもりはありません。

 真理恵の理想を聞いたことはないからハッキリとはわかりませんが、僕は単純に、このお付き合いの延長で結婚をしたいっていうだけなんです。

 今は月に2回くらい会って、いい時間を過ごしています。だからこの雰囲気のまま、結婚をしたいってだけなんですよ。

線引きするタイプなら結婚はパス

 もしも真理恵が、恋愛とはこういうもの、結婚とはこういうものって感じで明確に線引きをして『あなたは夫なんだから、○○をして!』などと言い出すタイプだったとしたら…、そもそも僕が結婚をしたい相手ではありません。

 そのあたりをきちんと見極めたい気持ちもあって、僕は早々に、自分の条件を真理恵にぶつけました。

 彼女がどういう理解をしてくるか…、今は答えを楽しみに待っているところなんですよ」

 ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。

 まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


夫も「恥ずかしい…」 鬼嫁が家族以外に繰り出す“鬼対応3選”
 鬼嫁と呼ばれる妻のなかには、家族以外に対して、容赦なく鬼対応する女性もいるようです。 クレーマーや勘違い女になってい...
並木まき 2020-01-18 06:00 ラブ
私ってドSなの? ドS女性の10の特徴&相性が良い男性タイプ
「女性は男性を立てて一歩後ろをついていく」――。そんな考えに全く賛同できない!と思うあなた、もしかしたらドS気質を持って...
リタ・トーコ 2020-01-17 06:00 ラブ
鬼っぷりが加速…風邪っぴき鬼嫁が夫に繰り出した暴挙3選
 風邪をひくと、家族に対しワガママを言い出す人は珍しい存在ではないものの…。相手が鬼嫁ともなると、そのワガママの度合いが...
並木まき 2020-01-16 06:00 ラブ
マッチングアプリでプロフィール画像を偽る男性を見破る方法
 マッチングアプリが流行しています。アメリカではオンラインで知り合い結婚にいたるカップルは、全婚姻数の3分の1を超えたと...
内藤みか 2020-05-20 11:30 ラブ
釣った魚に餌をやらない男性の心理と特徴…賢い対処法は?
「付き合ったばかりの頃は大切にしてくれたのに、気づけば適当に扱われてる……」そんな“釣った魚に餌をやらない”男性によって...
リタ・トーコ 2020-01-15 06:00 ラブ
思わずキュン!言われてクラっとくる既婚男の危ないセリフ
「イイナと思った男性が既婚だった……」というのはよくある話。  結婚の実績があるだけあって魅力的だったり、独身男性には...
田中絵音 2020-01-14 06:24 ラブ
年上女性の買い物についていきたい年下男性の本音とは?
 買い物に行こうとした時、年下の男性に「一緒に行っていいですか」と言われたことがある年上女性は少なくないと思います。年上...
内藤みか 2020-01-13 06:00 ラブ
本音?建前?忙しい彼氏の「ど本命」かどうかを見極める方法
 付き合って2カ月の彼氏がいます。出会いはマッチングアプリで、初対面から好印象。デート中に次のデートが決まるなどトントン...
神崎メリ 2020-01-12 06:00 ラブ
彼氏が風邪を引いた時にしてあげたいベスト対応は?注意点も
 彼氏が風邪を引いてしまったら、心配になってしまいますよね。特に一人暮らしの彼氏の場合、病状はどうなのか、お見舞いに行く...
孔井嘉乃 2020-01-12 06:00 ラブ
百年の恋も終了…知らないうちにやりがちな「NG食事マナー」
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。大人になると、相手に嫌なことがあっても波風立てずにフェードアウトして2人の関...
山崎世美子 2020-01-11 06:00 ラブ
夫には地獄でしかない 鬼嫁と過ごした悲惨すぎる正月休暇3選
 お正月休みには家族の絆を深める人も多いなか、鬼嫁のせいで、面白くもおかしくもない年末年始休暇を過ごした夫もいるようです...
並木まき 2020-02-21 17:34 ラブ
ドS男性が好き♡特徴や恋愛傾向を知ってドS心をくすぐろう
 基本的に強引でワガママ、でも、そんなドS男性に惹かれる女性は多いよう。「ドM女性がモテるのはなぜ? 10項目で分かるド...
リタ・トーコ 2020-02-21 17:31 ラブ
騙されないで! 不倫中の既婚男性がよく言う“地雷セリフ”3選
 なぜ「他人のもの」はかくも魅力的に見えるものなのでしょう。友人の旦那様、職場の既婚男性……。他人のものだとわかった途端...
ミクニシオリ 2020-01-10 06:00 ラブ
なぜ年上女性に? 20代男子が人妻に落ちるキッカケはこの3つ
 20代男子と人妻……。これはなぜか相性がとてもいいらしいのです。この年代の男性は、特に学生の間は割と時間が自由になるし...
内藤みか 2020-01-09 06:00 ラブ
義母の前で鬼嫁全開! 夫には気苦労しかなかった年末年始3選
 鬼嫁のなかには、義母の前でも平然と牙を剥くツワモノもいるようです。魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする...
並木まき 2020-01-09 06:00 ラブ
隙のある女性になるには?“軽い女性”に見えない隙の作り方♡
「隙のある女性はモテる」というのは、世の通説でしょう。でも、隙を作ろうとするはずが「軽い女性」に見られてしまう……、これ...
リタ・トーコ 2020-01-08 06:00 ラブ