【調香師監修】頭のにおいは“武器”!愛され頭皮になるヘアケア&香り術

太田奈月 調香師・IFA国際アロマセラピスト
更新日:2024-05-21 06:00
投稿日:2024-05-21 06:00

頭のにおいを嗅がれたら“愛されている証し”

 男性から女性への愛情行為のひとつに「頭皮のにおいを嗅ぐ」しぐさがあります。カレが貴女の頭のにおいを嗅いできたら、それは貴女が愛しくてたまらない証拠。嫌がらずに受け入れてあげてくださいね。

 今回は、フェロモンタイプ別に【愛され頭皮になるヘアケア&香り術】を紹介します。

 ヘアケア製品にもよく使われている花の香りですが、花は受粉を手伝う虫をおびき寄せるために芳しい香りを放ちます。リッチなお花の香りが貴女の疲れを癒し、本来の魅力をアピールしてくれるはず。

 ツヤツヤ&いい香りがする髪の毛でフェロモン度を高めましょう!

 前回とは違う結果? それとも同じ結果!?

「フェロモンジャッジ」ってなに?

 素敵な女性はいい香りがする――。

 そう感じるのは、肌から放たれるフェロモンの効果。フェロモンが高まると色気だけでなく、心身ともに活力がみなぎってオスたちを引き寄せる魅力がアップします。

「フェロモンジャッジ」では、調香師・太田奈月が貴女のフェロモン度数を診断。5月8日放送の「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)では異性にモテまくる香りを説いて話題を振りまいた“フェロモンの達人”が、おすすめの香りとともに日々の癒しと元気のヒントをお届けします。

【5月後半】貴女のフェロモン度を判定!

     ↓   ↓   ↓   ↓

フェロモン度90%の貴女は…

官能と純粋さを合わせ持つ最強モテ「処女」

 フェロモン度数90%の貴女は意識のあるなしに関わらず、オスが思わずムラムラしてしまう、桃のような甘いにおいを全身から発しています。

 モテ度No.1の処女は、肌だけでなく頭皮からも甘いにおいを放っています。ただし、疲れてくると頭皮のにおいにも表れて、貴女のテンションもダウン。人一倍おしゃれに気を遣う処女だからこそ、髪の毛も忘れずにケアすることが大切です。

 カレがいつ頭皮を嗅いでもいいように、髪まで香るいい女を目指して!

【愛され頭皮になるヘアケア&香り術】
 ジャスミンサンバック(マツリカ)×ヘアフレグランス

 インドのある地域では、女性が髪の毛に付けていると“恋人がいる証”になるというジャスミンサンバック。愛されている証として使われているジャスミンサンバックの香りを髪の毛先につけてお出かけし、風になびかせて楽しみましょう。

「いいにおいがするな」と思ったら自分だった…というのも素敵ですね。Diorのジャドールヘアミストも女性らしいフレッシュな香りでおすすめです。

フェロモン度80%の貴女は…

大人の色気を持つ妖艶な「熟女」

 処女に次いでフェロモン度数の高い貴女は処女よりも大人の色香、ミステリアスな一面を持っています。

 熟女の色気は“ツヤ”があってこそ生まれるもの。肌、唇、そして髪のツヤが大切です。

 貴女にとって髪のツヤがなくなっているときは心の渇き、枝毛は心の乱れとつながっています。自己肯定感が高まるチュベローズのヘアケアで、愛されている自信を取り戻し、自分で自分を愛してあげましょう。

 ツヤと妖美な香りを纏った貴女に、周囲のオスも虜になりそう!

【愛され頭皮になるヘアケア&香り術】
 チュベローズ×シャンプー

 チュベローズは月夜の下で芳しい香りを放ち、これでもかというくらい存在を主張する香り。チュベローズの香りが入ったシャンプーを使ったり、無香料のシャンプーにチュベローズの精油を1%濃度(シャンプー5mlに対して1滴)で混ぜて使用してもよいでしょう。

 髪を乾かした後はシルクのナイトキャップをかぶって、香りを閉じ込めて眠るのもおすすめ。素敵な夢を見た翌朝には、ツヤツヤな髪と肌が手に入っているはず!

フェロモン度50%の貴女は…

同性が惚れるかっこいい「イケメン女子」

 周囲から「かっこいい」といわれることが多く、ずばり「できる女」。ストレスがたまり、お疲れモードになると、かっこよさが薄れ、「疲れている」感が外見にも出てしまうので要注意!

 考えごとが多いイケメン女子は、頭皮が固くなりやすいタイプ。おでこまで凝り固まって表情が険しくなり「怒っている?」「疲れている?」と聞かれてしまうことも…。

 そんな貴女はアロマヘアオイルを常備して、お風呂の前にマッサージするのがおすすめ。常に頭をフル回転させているイケメン女子は、側頭葉(耳の上あたり)の頭皮が固くなりやすいので、両手でやさしくほぐしましょう。

 だんだん気持ちよくなってリラックスしてくるはず。

【愛され頭皮になるヘアケア&香り術】
 イランイラン×ヘアオイル

 南国の解放的なムード溢れる花・イランイランのヘアオイルで心を解放させ、副交感神経のスイッチを入れましょう。

 ホホバオイル5mlにイランイランの精油1滴(1%濃度)を加えて混ぜ、髪になじませて頭皮をやさしくマッサージ。あまり力を入れずに、ほどよい強さでほぐします。

 シャングリ・ラホテルで使われているilaのイランイラン&ジャスミンオイルも天然のリッチな香りでおすすめです。

フェロモン度30%の貴女は…

独自の世界観を放つ個性的な「無臭の女神」

 確固たる信念をもち、我が道をいく貴女。周囲からは「変わっているね」と言われることが多いのでは? 個性的で好きなオスにも染まらず、自分の都合を優先する生き方を好むようです。

 ナチュラル美人が多い無臭の女神は、ヘアケアや美容に無頓着になりがち。気がついたら抜け毛や薄毛になっていて慌ててケアする…なんてことも。

 意外と神経質な貴女は、外からの刺激を受けて情報処理する頭頂部が疲れやすいのも特徴。髪の毛が抜けやすくなったり生え際が気になってきたら、頭皮のマッサージをしたり、簡単なヘアケアで早めにお手入れしましょう。

【愛され頭皮になるヘアケア&香り術】
 ネロリ×ヘアミストスプレー

 やることが増えるのは苦手な無臭の女神には、簡単にできて癒されるヘアミストスプレーがイチ押し。繊細な神経をなだめて血流もよくなる、ネロリの香りがおすすめです。

 手作りする場合は、スプレー容器に精製水25ml、エタノール5ml、精油12滴(ベルガモットFCF6滴、ネロリ3滴、マンダリンレッド3滴)を加えて混ぜ、シュッとひと吹き。ストレスがたまったときは、気分転換に頭上からスプレーしてもOK(目に入らないように注意!)。

 天然成分の多いTHREEのヘアミストもおすすめです。

  ◇  ◇  ◇

※精油の成分中には、皮膚刺激の強いものや光毒性をもつものもあります。敏感肌の方、妊娠中の方、基礎疾患・アレルギーのある方などは事前に安全性を確認し、使用するときは十分ご注意ください。

 貴女が放つフェロモンは日々、変化します。おすすめの香りを上手に取り入れ、良縁を手繰り寄せていきましょう!
 

太田奈月
記事一覧
調香師・IFA国際アロマセラピスト
 静岡県生まれ、茶農家の父、美容家の母を持ち、幼少期から香りと美に関する知見を深める。英国ケンブリッジにてホリスティックアロマテラピーを学び、アロマセラピストとして活動、様々な人種・国籍のクライアントのトリートメントを体験する。

2011年、「Natsuki Ohta JAPAN」香水ブランドを設立。「肌は嘘つかない」がコンセプトのフェロモンジャッジ🄬、天然アロマ香水 アロマパルファン🄬の創設者で、2000年開校の「アクトインターナショナルスクール」校長を務めるかたわら、調香師として企業とのコラボ企画やメディアに出演。あらゆる可能性を秘めたアロマテラピーの啓蒙活動を行う。

公式HPInstagram

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


がんでごめんね…「人生最後の生理」はある日突然やってきた
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー2年生です(進級しました!)。がん告知はひと...
さくらももこさんのエッセイに学んだ 本当の「時は金なり」
「時は金なり」という言葉、年を取れば取るほど心に沁みるのはなぜでしょう。私がこの意味を意識したのは、さくらももこさんのエ...
産毛のような初々しさ…もうすぐ去勢する“にゃんたま”の刹那
 羊毛フェルトで作られた「にゃんたまストラップ」が巷で流行中。フニフニ揉むと、心癒され気持ちが落ち着くのだそう。 ...
結婚したら退職する? 自分が幸せになるための人生の歩み方
 少し前のOLだったら「寿退職」なんて当たり前だったのでしょうが、今はそうはいかないですよね。共働きが普通だし、お金の心...
大人になっても趣味に没頭したい! おすすめできる3つの趣味
 ストレス社会で闘う毎日にふと疲れた時、「何もかも忘れたい」と思うことはありませんか? 多くの人は飲み会や買い物で鬱憤を...
鬼灯って読めますか?夏の風物詩「ホオズキ」の意味と活用法
 地域によりますが、八月はお盆月でございます。  八月の声を聞くとワタクシのお店もお盆のお支度で慌ただしくなり、店...
夕陽で赤く輝いて…黒猫“にゃんたま”は美しい絵のようだった
 にゃんたマニアにみなさんこんにちは! きょうは、初めての黒猫にゃんたまωです。  黒猫のにゃんたまって、真っ黒だ...
遠方に住む親が心配…介護サービスの上手な選び方&使い方
 遠方に住んでいる両親が介護状態になった時、多くの人が「大丈夫かなぁ……」と心配になるはずです。しかし、現代では親の介護...
ホステスの世界にもある「裏引き」という名の“闇営業”の実態
 世間をにぎわせた“闇営業”。「事務所を通さず仕事のオファーを受け、報酬を得る」行為は、夜のクラブでも存在します。店に許...
料理下手を克服する4つの方法 もうメシマズ女と言わせない!
「料理を作ると思った通りの味にならない」「どうしても美味しくない」、そんな悩みを抱えていませんか? せっかく料理をしよう...
住宅ローンは一生無理?がんになった場合の気になるお金の話
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...
大きなチャトラ“にゃんたま”君 立派な尻尾が上がった瞬間!
 にゃんたまωに、ひたすらロックオン! きょうはみんな大好きチャトラ君の鈴カステラです。  小さな港を忙しそうにパ...
恋愛序盤の花火デートはキケン! 準備ゼロでは行かないが吉
「花火デートってドキドキする」――。この季節、誰もが期待し盛り上がる「花火大会」ですが、調べもせず安易にデートとして行く...
ピルをもらう方法と病院選びのコツ…“避妊”が理由でも良い?
 第1回「日本はピル後進国!『ピル=避妊』の考え方は遅れています」、第2回「ピルで確実に避妊するなら?心構えや男性任せの...
声かけが大切! 子どもの“やる気スイッチ”をONにする方法
 子どもの心スペシャリストとして子育て中のお母さんたちと接していると、「子どもにやる気を起こさせるにはどうしたらいいか?...
夏休み中の子供たち…ママのイライラが沸点に達する瞬間3つ
 ただ今、小さな子を持つ世の母たちにとって恐怖の夏休みの真っ最中!!  子供にとってはとても楽しい夏休みなのですが...