「結婚前提交際だよね?」婚姻関係を露骨に拒む彼と闇落ち寸前の38歳女

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-05-18 09:24
投稿日:2024-05-18 06:00

レスじゃないし、関係もいいのに

 結婚前提で交際をすれば、1年くらいで自然と入籍の話が出ると思っていたと話す奈々恵さん。

 ところが今では、奈々恵さんが結婚の話をしようとすると、ケンゴさんは露骨に不機嫌な表情を見せるようになっているといいます。

「ケンゴがそんな感じなので、結婚の話をするのが、すっかり怖くなってしまいました。

 かといって、このままズルズル付き合っていても、その先に結婚があるのか…って考えると、時間の無駄なのかな? とも思って。

 変な話ですけど、夜の生活もありますからレスではありませんし、結婚の話が進まないことを除いては、そこらへんのカップルと比べても、かなり仲がいいほうだと思うんですよ」

別の相手を探すべき?

 別れる決定打はないけれど、結婚に繋がらないのであれば、早めに見切りをつけて別の相手を探すべきなのか…。奈々恵さんは、このところずっと悩み続けていて、仕事も手につかなくなってきているとのこと…。

「まさかここへきて、ケンゴとの結婚で、こんなに悩むとは思ってもいませんでした。

 そもそも“結婚前提”で付き合っているのに、なんでいざ結婚となると尻込みしているのか、意味不明ですよね?

40歳までに子どもが欲しいのに

 きちんと理由を説明してくれるならともかく、ゴニョゴニョと煮えきれない返事しかしないし、それ以上私が言えば、不機嫌な顔しかしないし…。なんだかズルいし、男らしくないなってイラつきます。

 40歳までに子どもを産む目標を逆算すると、もう私はタイムリミットだと思うんですよ。

 なんでケンゴは、そういう私の気持ちを、きちんと理解しようとしてくれないのか…。“結婚前提”で交際を始めた意味を、もっと真剣に捉えてほしいです」

  ◇  ◇  ◇

 別れる勇気もなく、結婚へも進まない今の状況に対して、自分でもコントロールできないほど、とてつもなくイライラする時間も増えていると、ため息を重ねる奈々恵さん。

 では、恋人であるケンゴさんは、今のふたりの関係や将来について、どんな思いを抱いているのでしょうか。

 次回に続きます。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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