妊娠発覚でパパがバックレた! 24歳フリーターから学ぶこと

中山美里 作家
更新日:2024-06-18 06:00
投稿日:2024-06-18 06:00

【あゆみさん 24歳・フリーターのケース】

「夏は風俗デビューする女性が増える」

 これ、風俗業界では常識。肌の露出が増える季節ってのは、気持ちまで大胆になるってことなんでしょうかね。

 で、風俗デビューする女性たち同様、夏になるとパパ活希望の女子も増える傾向にあるワケなんですが…。

 今回ご登場いただくのは、開放的になりすぎて“後悔先に立たず”な状況に追い込まれてしまったパパ活女子、あゆみちゃん。

ヤリ逃げは許さない

「実は私、今、妊娠3カ月なんです。産むつもりはないんですけど…相手は月イチでエッチしてる40代のパパで、妊娠が発覚したとたんにLINEもブロックされちゃって困ってるんです」

 って。あら大変! 以前もパパ活で妊娠した女子の話をご紹介しましたが、そのときは弁護士さんが間に入り、パパも話し合いに応じてくれてるって話だったんですよね。

 でも今回はヤリ逃げ。女としては、これは許せません(怒)。

「私、本命の彼氏もいないし、パパとしかエッチしてないから本当にパパの子なんだけど、信じてくれなくて」

 聞けば、パパは相当セックスがうまいらしく…。指マンとクンニでじらしにじらされ、入れてほしくてたまらないって状態にさせられた上で、耳元で「このまま入れちゃっていい?」と囁かれ、ついウンとうなずいちゃうのが常だったとか。

中絶費用の半分を

 そっか~、合意の上なら慰謝料は難しいかぁ。でも、中絶費用の半分はパパに払ってもらわないといけません。

 彼女には興信所を使ってパパの住所をつきとめ、内容証明を送るって方法がいいかも、とアドバイスしておきました。

 冒頭で、夏は風俗志願者が増えるという話をしましたが、産婦人科の先生から、こんな話を聞いたことがあります。

「夏って中絶の件数が増えるんですよ」

 イザとなったら逃げればいい、なんて思っている男性諸氏。人捜しのプロが出張れば、携帯を解約したって居所なんてバレますから。しかも、誠意がないと見なされれば、合意の上でも慰謝料請求されますからね。

 後悔しないよう、挿入前にコンドーム。これ、男の責任ですよ! 女性も男性任せにしないで、自分の体は自分で守ってくださいね。

中山美里
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作家
1977年、東京都出身。フリーライター。数多くの援交女子や風俗嬢をインタビュー。著書に「漂流遊女」や「高齢者風俗嬢」。2019年2月に出版した「副業愛人」(徳間書店)はテレビなどでも大きな話題になっている。

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