どんな対応が正解? 陰謀論にハマった家族や友達への対応方法3つ。諦める前に試したい!

コクハク編集部
更新日:2024-08-20 06:00
投稿日:2024-08-20 06:00

信じ込んだら…陰謀論にハマった人への対応3つ

 では、親しい友人や家族が陰謀論を信じ込んでしまったら、どう対応したらいいのでしょうか? 見ていきましょう。

1. 頭ごなしに否定しない

 友人や家族が、陰謀論を知ってから人格が変わってしまい「元に戻ってほしい」と考える人は多いはずです。でも、頭ごなしに陰謀論を否定するのは逆効果。余計に相手をエスカレートさせてしまいます。

 陰謀論を信じた相手と会話する時には、決して頭ごなしに否定するのではなく、最後まで話を聞き、理解しようとしている姿勢を見せてください。

 相手に「排除されない」と感じれば、心を開いてくれやすくなり、その後の段階の会話が通じやすくなります。

2. 根拠のある情報を「ひとつの選択肢」として提案する

 実は、陰謀論のなかには、海外の研究者の論文などが根拠となっているものもあります。ただ、論文のほんの一部だけが抜粋され、捻じ曲げられた内容になり、非現実的な陰謀論へと変化していくのです。

 まずは根拠を調べてみてください。その上で、「確かに論文に〇〇とは書いてあったけれど、正確な内容はこうだった」「この論文はこんな捉え方もできるよ」と伝えましょう。

 全否定ではなく、一部認めながらも正確な情報と根拠を冷静に提示することが大切です。

3. 排除せず相手への愛情を示す

 そもそも陰謀論にハマる人の多くは、孤独や恐怖を抱えています。救いを求めるように陰謀論にのめり込んだ上、家族からも排除されそうになると、余計に孤独を深めてしまうでしょう。

 大切なのは自分と違う考えの人を排除しようとするのではなく、「考えには賛同できないけれど、友人、家族としてあなたを大切に思っている」と伝えることです。

 相手の不安が和らげば、柔軟な思考ができるようになるはずですよ。

陰謀論にハマった人への対応は愛情と理解する姿勢が大切

 友達や家族の言動がおかしくなっていくのを見るのはとてもつらいですよね。でも、その背景には不安や孤独、恐怖が隠れているかもしれません。

 ぜひ相手の立場に寄り添いながら、愛情と理解する姿勢を見せて少しずつ心が冷静になるようにサポートしてあげてくださいね。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ライフスタイル 新着一覧


なぜ出張ホストをしているの? この仕事を選ぶ男性の心理
 最近、出張ホスト(レンタル彼氏)のニーズが高まっています。おひとりさま社会と言われ、恋人がいない独身女性が増えているの...
保育園で暴言を繰り返す 5歳の男の子にとるべき行動とは?
 こんにちは、チャイルドカウンセラーの小阪有花です。今回は、私が保育園に勤めていた時に出会った、“暴言”を繰り返す5歳の...
がん専門病院への転院 “ダム”決壊で真っ先に浮かんだ顔は…
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...
ここは僕の縄張りにゃん パトロール中“にゃんたま”をパチリ
 忙しいな忙しいな!日課のにゃんたまパトロール。  にゃんたまは、縄張りに自分の匂いを付けて回ります。  こ...
開運花師が解説します ピンクのバラを恋愛お助けアイテムに
 はじめまして。あなたを幸せに導く一番簡単で手軽な開運アイテム「花」を分かりやすく解説させていただきます、ワタクシ、開運...
焦らずに…赤ちゃんがハイハイで得られる3つの効果と注意点
「うちの子どもはハイハイばかりしていて。歩く気を起こさせるのにはどうしたら?」――。チャイルドカウンセラーとしても活動し...
この縄張りは渡さにゃい! 仁義なき“にゃんたま”抗争勃発中
 今回は、にゃんたま同士の決闘シーン。  きょうこそは、この縄張り問題に決着をつけにゃいと!  目を逸らさず...
別居、DV、酒浸り…IT起業家の暗黒面あるある“7つの習慣”
 起業家――。華々しい響きを放ち、西麻布、六本木、恵比寿、銀座など煌びやかな繁華街でシャンパンをたしなみ、有名女優との交...
真夜中に突然の大量出血で119番、緊急搬送され人生初のERへ
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...
ハッシュタグは“いいね”を超える? 承認欲求の先にあるもの
 SNSで昨年あたりから、ハッシュタグの新しい使いかたに脚光が集まりつつあります。ハッシュタグとは冒頭に「#」をつけた言...
こにゃんたま君のパパ「タンク君」のご立派“にゃんたま”
 きょうのにゃんたまは、先日ご紹介した「こにゃんたま君」(奥に写る子猫)のパパです!  その名も「タンク」君! ...
悲劇はもう二度と…園児の外遊びの大切さと保育士さんの努力
 保育園の子どもたちや働く保育士さんにとって、あまりに悲しい出来事が続いています。園児2人が亡くなった大津市の事故のショ...
ゴロンゴロン♪ “にゃんたま”流ストレス解消法でリラックス
 気が付くとストレスで、体が緊張状態になっていませんか?  きょうは、体の力を意識的に抜いてコロコロしてみる、にゃ...
毎朝のお弁当作り 「苦痛→楽しい」に変える4つのコツ!
 手作りのお弁当って子どもの頃はもちろん、大人になっても嬉しいものですよね。でも、作る側はいつも大変!うんざりして、苦痛...
「SNSイタい女」とは呼ばせない オトナ女子のインスタ技3選
 InstagramをはじめとしたSNSは、今や日常生活に欠かせないコミュニケーションツールになりました。少し前までは、...
「え、悪性って…」病院を出たら子宮頸がん患者になっていた
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...