衆院選で話題を呼んだ「鞍替え出馬」。そもそも「鞍替え」の語源は?

コクハク編集部
更新日:2024-10-26 06:00
投稿日:2024-10-26 06:00
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地名などをピックアップ。
 毎日頑張るあなたがちょっぴり得した気分になれますように…。

【今回の女ことば】鞍替え

 選挙にまつわる言葉のひとつに「鞍替え出馬」があります。たとえば現職の参院議員が衆院選へ立候補する場合、「鞍替え出馬」となります。

 時事通信によると今回の衆院選には、参院議員7人が立候補したため、自動失職(※)に。

 さて、この「鞍替え」ですが、元の意味は何でしょうか?

【こちらもどうぞ】「妍を競う」は女同士のマウントとは限らない

 正解は――。








【答え】馬の鞍につけて予備に持っていくもの

 正解は「馬の鞍(くら)につけて予備に持っていくもの」です。

 近世では、遊女や芸者などが他の遊女屋などに勤め先を変える意として用いられましたが、近代に入り、そこから転じて、場所の移動や他のことを始めること、職業などを変える意味で用いられるようになったそうです。

「彼氏がいたけど、もっといい男に鞍替えしました」

 といった場合にも使えそうですね。

 もちろん、「もっといい女に鞍替えしました」もありますよね。

 出典元:「日本語便利辞典」(第1版)

(日刊現代校閲/タダ美)

(※)自動失職の枠はどうなる?

 7枠(立候補した7人)のうち、選挙区選出の4人の欠員は公職選挙法の規定により補欠選挙が行われず、25年夏の参院選まで空席のまま。比例代表は、19年と22年の比例名簿順に3人が繰り上げ当選に。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


自由奔放が長寿の秘訣? 森の妖精“フェアリーピコ”の育て方
 さかのぼること、数年前の年末のある日……。  花市場を徘徊していたワタクシは、市場関係者の鉢物担当のお兄様たちに...
お酒が飲めなくてツライ…下戸が飲まずに飲み会を楽しむ方法
 水商売に限らず、仕事をするようになると必ずぶち当たるのが「お酒は飲めた方がいいのか?」という問題。緊張がほぐれるお酒の...
“時間がない”と思って行動するデメリット&抜け出す方法
 家事や仕事をするには、時間がかかります。状況や内容によっては、終了日や納期などが決められているものもあるでしょう。この...
南の島のイケにゃん少年…初々しい“原石にゃんたま”をパチリ
 きょうは青田買い! 南の島でイケにゃん少年に出逢いました。  都会的な顔立ち、端正な見返りなさまに胸キュン♪ ...
大掃除でここだけは片付けたい場所ベスト5&効率的な方法!
 年末が近づいてくると、「そろそろ、大掃除を始めなければ……」と、考えている人も多いはず。しかし、家事や仕事に追われて、...
自分を責めがちな人たちへ…心の中に「エア親友」を作ろう!
 人生がうまく進まないときや気分が塞いでるときって、なんとなく自分を責めちゃいますよね。特に離婚のように大きな失敗をした...
尊すぎ!クールな見返り姿もパーフェクトな“にゃんたま”親方
 ニャンタマニアのみなさま、ご覧ください! この尊いにゃんたまωを!  名前は「親方」。手入れされたお尻の毛並み。...
なぜ必要?クリスマス&お正月必須アイテム“松ぼっくり”の謎
 師走でございます。なんともいろいろあった年ではございますが、なんだかんだで年末はやってまいりしました。  お世話...
どこが違うの? 人付き合いで“心が疲れる人”と“疲れない人”
 人や仕事など、何に対しても「平等」でなくてはいけないと考えてはいませんか? 好き嫌いの偏りなく接することは大切です。で...
家事をお得に楽しく!今日から始める節約商品とお小遣い稼ぎ
 みなさん、こんにちは。女性集客講師の上村(うえむら)菜穂です。今回から“毎月3万円を楽しく、お得にプラスするライフスタ...
“にゃんたま”少年のあどけない「ほよよ顔」にきゅんです!
 きょうは、お昼ご飯をたっぷり食べて満足の毛繕い中、「にゃんたまω見せてください!」と、お願いをしました。  お腹...
縁結びで良縁を♡神社の選び方&正しい祈願のやり方をご紹介
「片想いを成就させたい」「彼氏と別れて悩んでいる」「次のご縁を探したい」など、女性の恋愛の悩みは尽きませんよね。そんな時...
「おやつ持ってる?」晴天に映える“にゃんたま”様の後ろ姿
 きょうは、数年ぶりに訪れる東北の島。晴天に映える見事なにゃんたまω様に出逢いました。  前に訪れた時に復興工事を...
花の固定概念を覆す! 希望と願いを叶える「ミニティアラ」
「さぶちゃーん! クサクサしたから来ちゃった! ちょっと聞いてくれる?!」  猫店長「さぶ」率いる我がお花屋さん...
苦手な人との上手な関わり方は? ベテランホステスが伝授!
 自分の周りに苦手な人はいますか? プライベートなら付き合いをやめることもできますが、仕事になるとそういうわけにはいきま...
尻尾を上げない“にゃんたま”君…小鳥を見つけた瞬間を激写!
 きょうは、自然豊かな島で暮らすにゃんたま君。一日数回のパトロールを欠かしません。  念入りに匂いを嗅いで縄張りを...