パラサイト不倫2人目の“標的”はあの女のFB友達…40代婚活セミナー講師がもくろむ復讐プラン #2

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2025-03-03 19:08
投稿日:2025-02-21 06:00

とにかくステージアップをしたい

 もっとも、残念ながら稔さんを上回る男性はいなかったそうだ。ビジネスのバックアップや「月々のお手当」の話を持ちかけると、「最初からそれが目的だったの?」と呆れられたり、「悪いけど、仕事と恋愛は切り離したい性格なんだ」と冷静に断られることも。さらには「金と引き換えになんて、最低な行為だ」などと罵る人もいたという。

 悦子さんは語る。

「断られた場合は、『わかりました。ご縁がなかったということで』と潔く引き下がり、SNSもブロックしました。私はとにかくステージアップをしたい…目標は実にシンプルなんです」

 悦子さんは、縁がなかった男性とは二度と連絡は取らず、婚活セミナー講師の仕事をする一方で、スポンサー探しに明け暮れる。

「気持ちを切り替えて、SNSでの投稿にも励みました。美肌アプリで『盛った』美しい自撮り写真とともに、打ち合わせや男性とのデートで訪れた高級感ある店内の画像をアップ。投稿文は『今日は優雅なティーラウンジでビジネスの打ち合わせ』とか『やったー! 新プロジェクトが決定! 近日中に皆様にお知らせします』などと、ビジネスの充実と自分の美しさをアピールしました」

アンチコメントが

 加えて、キラキラ投稿にも反感を買わぬ努力もしていた。

「SNSは『近況報告』と謳っておきながら『自慢』も多いですよね。男性なら『高級グルメ・海外旅行・仕事の成功・夫婦仲の充実・子供のお受験合格・ゴルフ・書籍の出版や重版・勉強会で自分磨き・上質な仲間との交流・自分に酔いしれた人生論』など。

 女性なら『美肌加工でキレイな自分・お仕事充実・美女ランチ会・予約の取れない店での食事・子供の成長自慢・会員制のパーティに参加・芸能人との2ショット・海外旅行』など。私もそうですから、見てて笑っちゃいます。

 ただ、私の場合、他の人の投稿にもこまめに応援コメントをしているため、周囲からは『さすが悦子さん! 素敵』など、好意的なコメントがほとんどです。そして、デートをした男性のことはいっさい書きません」

 SNS投稿に費やす時間は「一日平均5時間」という悦子さんだが、ある日、明らかにアンチと見られるコメントに眉をひそめた。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


不倫が成立しやすい同窓会…ヤリモク男が狙う女性の3大要素
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。不倫や浮気あるあるのシチュエーションの代表的な集まりといえば同窓会です。SN...
山崎世美子 2020-08-30 12:01 ラブ
男性が女性に冷める7つの瞬間! 可愛い彼女でいるためには?
 あんなにラブラブだったのに、なんだか急に冷たくなった彼。「自分では何をしたのかわからない……」そんな時、もしかしたら彼...
恋バナ調査隊 2020-08-28 06:00 ラブ
鬼嫁な上に不倫まで…ドン引きしかない“ママ友”の呆れた生態
 不倫をしているうえに、家庭では鬼嫁……となると、もはや夫に対しては同情しかありませんよね。ママ友にそんなタイプがいる女...
並木まき 2020-08-28 06:00 ラブ
彼氏と別れたいと思う瞬間&意識した時に行うべき3つのこと
 お互いに思い合って彼氏彼女の関係になるのは、幸せなこと。しかし、すべてが楽しいことばかりではありません。時には嫌な思い...
恋バナ調査隊 2020-08-27 06:00 ラブ
誰も好きになったことのないイケメンが恋に落ちた瞬間とは
 一部のイケメンには「恋愛に興味がない」「女性も男性も好きになったことがない」と言う人がいます。そんな人は、鏡に映った自...
内藤みか 2020-08-27 06:00 ラブ
デキる男性が選ぶ女性の特徴5つ! 選ばれるための方法とは♡
 デキる男性が選ぶ女性というと、「スタイルが良くて美人」といった外見重視なイメージを抱く人が多いでしょう。しかし、実際に...
恋バナ調査隊 2020-08-26 06:00 ラブ
どんな環境下でも自分優先…鬼嫁たちのコロナ禍な夏事情
 鬼嫁たちのコロナ禍の夏は、いかに夫を意のままに動かすか……がテーマになっているケースも目立ちます。どんな環境下であって...
並木まき 2020-08-28 03:40 ラブ
モテるのになぜ? いつも彼氏にフラれて破局する女の特徴4つ
 綺麗でモテるタイプで常に男は途切れないのに、なぜか付き合うと彼からフラれて終わるという女性、いますよね。女友達からはい...
田中絵音 2020-08-25 06:00 ラブ
違和感は強まるばかり…夫の不自然な態度に妻が発した言葉
 郊外に念願の一軒家を手に入れた、1組の「パワー夫婦」。会社への通勤には少々不便な地でも、テレワークがメインの今は「少し...
並木まき 2020-09-24 16:18 ラブ
マザコン彼氏を見抜くには? 5つの特徴&上手な付き合い方
 イケメンで優しい彼氏ができれば、誰からも羨ましがられるでしょう。しかし、"マザコン"となれば話は別! 付き合ってからマ...
恋バナ調査隊 2020-08-24 06:00 ラブ
デートに誘ったのに仕事で断られた時のオトナ女子の挽回テク
 勇気を出してデートに誘ったのに、「仕事が忙しいから……」と断られると、すごくショックを受けますよね。 「断られた後は...
若林杏樹 2020-08-24 15:45 ラブ
男友達と彼氏の5つの違い!ただの女友達から脱出する方法
 人にはそれぞれ好みがあり、恋に落ちるタイミングが異なります。時には、男友達だと思っていた相手を、急に恋愛対象として意識...
恋バナ調査隊 2020-08-23 06:00 ラブ
条件のいい男と「愛され婚」…気になる貴女の未来予想図は?
 メリさん、いつもメス力を勉強させていただいています。メリさんのおかげでど本命彼氏ができました。私のことをすごく思ってく...
神崎メリ 2020-08-23 06:00 ラブ
女友達への恋愛相談は正解? 5つのメリット&気を付けること
 片思い中や彼氏とうまくいっていない時など、恋愛中にはいろいろな悩みがつきもの。一人で悩んでいると不安になったり、どうし...
恋バナ調査隊 2020-08-22 06:00 ラブ
まわりに必ずいる…なぜか男ウケする“モテ女”の共通点とは?
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。女子力を高めるためにメイクを研究したり、流行りの洋服を購入したり、オトナ女子...
山崎世美子 2020-08-22 06:00 ラブ
節約家で浮気もしない彼氏…でも結婚向きじゃなかった理由
 新型コロナによる経済不況などから、外でお金を使う機会が減ったり、節約志向に傾いたという人も多いのではないでしょうか。結...
ミクニシオリ 2020-08-26 17:35 ラブ