え、そんな理由?「挨拶しない若手社員」のフクザツ心理。パワハラにならない接し方は…

コクハク編集部
更新日:2025-05-23 06:00
投稿日:2025-05-23 06:00

挨拶をしない若手への接し方

 では、挨拶をしない若手にはどのように接すればいいのでしょうか。

「挨拶すらできないなんて、どういうつもり?」なんて真正面から否定するのは控えましょう。相手を尊重しつつ、それでもあまりにもひどい態度で目に余るようなら「挨拶っていいものだな」と思ってもらえるように、こちらが工夫して接するのがスムーズかもしれません。

1. こちらから挨拶をする

 まず、若手が挨拶をしないなら自分から挨拶をしましょう。挨拶不要論が唱えられているとはいえ、「挨拶は相手からされても絶対にしない」と断固として挨拶はしない…なんて考えている若手はほとんどいません。あくまで「自分からは必要最低限」と思っているだけなので、挨拶をすれば返す若手が大半です。

 あなたが積極的に挨拶をすることで、若手もそのうち挨拶をしてくるようになるでしょう。

2. 挨拶の見本になるように振る舞う

 若手に挨拶の習慣を身に付けさせたいなら、あなたが見本になる必要があります。といっても、「私の真似をして挨拶して」なんて指導をするワケではありません。職場のメンバーに積極的に挨拶をして、空気を和ませればOKです。

 挨拶によって周りの人と良好な関係を築いているあなたの姿を見て、「挨拶っていいものなのかもしれない」と若手が感じてくれれば大成功です。

挨拶をしない若手を認めるのも多様性なのかも

 今回紹介したように、挨拶をしない若手の心理はさまざまです。アラフォー世代としてでは挨拶をしないなんて考えられないかもしれませんが、あくまで価値観の違い。

「人を傷つけたい」「相手を不快にさせたい」という目的で挨拶をしないのではありません。

「今どきの若手は挨拶もできない…!」と全否定するのではなく、「こういう価値観なんだな」と理解して寄り添えば、挨拶がなくても信頼関係は築けるかもしれませんよ。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ライフスタイル 新着一覧


ママは産後7年を育児に捧げるべき?仕事や夢との向き合い方
 妊娠・出産を終えてほっとしたのも束の間、そこから始まる育児期間。ママは「我が子のためなら自分は二の次」になってしまいが...
母性本能が止まらない…将来有望な赤ちゃん“にゃんたま”
 わんぱくでもいい、立派なにゃんたまに育ってほしい!  大好評のリクエストにお応えして、こにゃんたまωにロックオン...
なぜ出張ホストをしているの? この仕事を選ぶ男性の心理
 最近、出張ホスト(レンタル彼氏)のニーズが高まっています。おひとりさま社会と言われ、恋人がいない独身女性が増えているの...
保育園で暴言を繰り返す 5歳の男の子にとるべき行動とは?
 こんにちは、チャイルドカウンセラーの小阪有花です。今回は、私が保育園に勤めていた時に出会った、“暴言”を繰り返す5歳の...
がん専門病院への転院 “ダム”決壊で真っ先に浮かんだ顔は…
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...
ここは僕の縄張りにゃん パトロール中“にゃんたま”をパチリ
 忙しいな忙しいな!日課のにゃんたまパトロール。  にゃんたまは、縄張りに自分の匂いを付けて回ります。  こ...
開運花師が解説します ピンクのバラを恋愛お助けアイテムに
 はじめまして。あなたを幸せに導く一番簡単で手軽な開運アイテム「花」を分かりやすく解説させていただきます、ワタクシ、開運...
焦らずに…赤ちゃんがハイハイで得られる3つの効果と注意点
「うちの子どもはハイハイばかりしていて。歩く気を起こさせるのにはどうしたら?」――。チャイルドカウンセラーとしても活動し...
この縄張りは渡さにゃい! 仁義なき“にゃんたま”抗争勃発中
 今回は、にゃんたま同士の決闘シーン。  きょうこそは、この縄張り問題に決着をつけにゃいと!  目を逸らさず...
別居、DV、酒浸り…IT起業家の暗黒面あるある“7つの習慣”
 起業家――。華々しい響きを放ち、西麻布、六本木、恵比寿、銀座など煌びやかな繁華街でシャンパンをたしなみ、有名女優との交...
真夜中に突然の大量出血で119番、緊急搬送され人生初のERへ
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...
ハッシュタグは“いいね”を超える? 承認欲求の先にあるもの
 SNSで昨年あたりから、ハッシュタグの新しい使いかたに脚光が集まりつつあります。ハッシュタグとは冒頭に「#」をつけた言...
こにゃんたま君のパパ「タンク君」のご立派“にゃんたま”
 きょうのにゃんたまは、先日ご紹介した「こにゃんたま君」(奥に写る子猫)のパパです!  その名も「タンク」君! ...
悲劇はもう二度と…園児の外遊びの大切さと保育士さんの努力
 保育園の子どもたちや働く保育士さんにとって、あまりに悲しい出来事が続いています。園児2人が亡くなった大津市の事故のショ...
ゴロンゴロン♪ “にゃんたま”流ストレス解消法でリラックス
 気が付くとストレスで、体が緊張状態になっていませんか?  きょうは、体の力を意識的に抜いてコロコロしてみる、にゃ...
毎朝のお弁当作り 「苦痛→楽しい」に変える4つのコツ!
 手作りのお弁当って子どもの頃はもちろん、大人になっても嬉しいものですよね。でも、作る側はいつも大変!うんざりして、苦痛...