「人生設計が狂いました」妊活に失敗した妻、浪費家の夫といる意味が見いだせない。離婚願望が強くなる日々

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-08-23 11:45
投稿日:2025-08-23 11:45
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。

 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

38歳、子どものいない生活

 結婚7年目の真琴さん(仮名)は、38歳になったばかり。2歳年上の夫・ノリアキさん(仮名)とは、前職の職場で知り合い、スピード婚でした。

 妊活をしていた時期もありましたが、現在は「子どものいない生活」を選択し夫婦で暮らしています。

一緒にいる意味、ある?

「子どもをつくらない選択をしたのは自分たちですけど…。子どもができなかった時点で、人生設計が狂った感じがします。

 もともとあまり深く考えずに結婚したので、夫婦として一緒に暮らしていくにつれて『合わない』部分が蓄積されてしまって。

 夫は、生活コストがものすごくかかる人。今は何をするにも物価が高すぎるから、ウチくらいの世帯年収だと節約はマストなのに、まったくやってくれないんです。

 私自身、“結婚=子どもをつくるため”というイメージがあるので、子どもをつくらない選択をした以上は、一緒にいる意味を見いだせなくなってきました」

 憂鬱な表情で、こう打ち明け始めた真琴さん。実は半年ほど前から、離婚を考え始めていると言います。

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物価高なのに!

「夫は、外食大好き、ファッション大好き、クルマも大好き、衝動買いはストレス発散! そんなミーハーな人なんです。

 たくさんお金があるなら夫が好きに使ってもなんとも思いませんけれど、この物価高に何をしているの? っていう疑問がだんだん大きくなっていて…。

 カードの分割払いやローンの契約も、私に相談なく済まてしまうんです」。

 真琴さんは夫とは真逆で、ミニマリスト的な生活を好んでおり、欲しいものがあっても、まずはあるものを使って工夫するタイプ。

 服や化粧品も、“あるものを使う”っていうスタイルなので、あまり新しいものは買わないよう心掛けています。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
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