「土下座してでもやり直したい」妻との昇進レースに負けた夫、33歳で無職に。女性部下との“関係”に逃げた顛末

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2025-09-26 11:45
投稿日:2025-09-26 11:45

 世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚外恋愛経験者だという。SNSやマッチングアプリが普及し、不倫のハードルは下がる一方。しかし、その裏にある人間の欲望と自己演出には注意が必要だ。

 ワイドショーの定番、それは芸能人の不倫騒動。謝罪会見に活動休止──愛に溺れた代償はあまりにも重い。

 世間が「不倫=絶対悪」と決めつけるなかで、それでも、人はなぜその扉を開けてしまうのか。禁じられた恋に身を投じる不倫の背景をCA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持ち、数々の人間模様を見てきた筆者が読み解いていきたい。

【読まれています】49歳女「28歳の彼は可愛いペットです」閉経後に酔いしれる甘美な恋愛。“結婚”以上に求めあえるもの

6歳下の部下と31歳で結婚

 不倫にはリスクと代償がつきものだ。それが人生を根こそぎ揺るがすほど「割に合わない」結末になることもある。

 今回話を聞かせてくれたのは、英二さん(34歳・飲食店勤務/再婚・子供なし)。彼の体験談は、女性たちにとっても「リアルな警鐘」だ。

「前妻の聡子とは職場で知り合いました。当時、僕は中堅の広告代理店に勤務。6歳下の彼女が他部署から異動してきて、直属の部下になったんです。

 内気だが、仕事は地道で完ぺき。派手さはないのに、ひたむきな姿勢に惹かれました。目立たず出しゃばらず、どこか守ってあげたくなる育ちの良さがありましたね」

 ふたりは同じチームで仕事を手掛けるようになり、交際を経て結婚に至った。英二さんが31歳、聡子さんが25歳のときだ。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


マッチングアプリでの良縁GETに有効な「メス力」5カ条とは
 電子書籍も含めて、発売たちまち6万部突破のベストセラー『魔法の「メス力」』(KADOKAWA)の著者で恋愛コラム...
神崎メリ 2020-05-20 11:21 ラブ
電撃スピード婚がしたい!成功する女性の“5つの特徴”とは?
 山里亮太さんと蒼井優さんの電撃スピード婚ニュースに、世間が沸いていますね。付き合って2カ月でのゴールイン!「結婚できな...
孔井嘉乃 2019-06-08 07:07 ラブ
#2 「我慢してあげている」という優位の感覚と被害者意識
 私自身は、若い頃から《したくない側》でした。  性的な好奇心も性欲もあるものの、セックス行為は常にストレスとプレ...
うかみ綾乃 2019-08-26 12:18 ラブ
離婚は怖くない? 幸せな再婚を果たした女性に“3つの特徴”
 今や3人に1人が離婚をするといわれる時代。  離婚は誰もが避けられない可能性のある人生の出来事になってきたのでは...
しめサバ子 2019-06-07 06:00 ラブ
夫や彼のDVからサヨナラを! 逃げない女性が多いのはなぜ?
 配偶者や恋人からのDVに悩む人は少なくありません。内閣府がまとめた平成29年度の1年間のDVの相談件数は全国で約10....
内藤みか 2019-06-06 06:00 ラブ
デートで眠気が…睡眠不足を乗り切るための5つの対処法
 好きな人とのデートの前日、「明日は何を着よう?」「何を話そう?」と、ついつい夜更かしをした経験がある方は多いでしょう。...
恋を遠のかせる…男性に聞いた女子からの「ウザいLINE」4選
 恋のはじめの一歩は、LINEから。  忙しい現代の私たちにとっては、会えない時間のコミュニケーションもとっても大...
ミクニシオリ 2019-06-05 18:19 ラブ
全然スマートじゃない!キャッシュレス男子との残念なデート
 今やカードとスマホさえ持っていれば、一日お出かけしてもどうにかなるというキャッシュレス社会になりつつありますね。合コン...
田中絵音 2019-06-04 06:00 ラブ
本気で出会いを求めるなら…男性率が高い世界に行こう
「周囲に全然いい男がいない……」そう嘆いている女性はとても多いものです。けれど、そういう人に限って、職場と家の往復以外、...
内藤みか 2019-06-03 06:00 ラブ
あなたの友達はDVやモラハラの被害者かも…意外なSOSサイン
 夫からDVやモラハラの被害に遭っている女性ほど、周囲に出しがちなサインもあります。  しかし一見すると、そうとは気づ...
並木まき 2019-06-03 06:00 ラブ
ハリーウィンストンを結婚指輪にする人は離婚しやすい法則
 さて、最近知り合いの結婚式がありまして、ホテルはリッツカールトン、指輪はハリーウィンストン、招待客は600人と豪華絢爛...
しめサバ子 2019-06-02 06:00 ラブ
別れたくないけど別れた方がいいの?的な彼氏への対応策
 電子書籍も含めて、発売たちまち6万部突破のベストセラー『魔法の「メス力」』の著者で恋愛コラムニストの神崎メリさん...
神崎メリ 2019-06-02 06:00 ラブ
失恋して眠れない…そんな夜に試したい悲しみの乗り越え方
「失恋をした日の夜、心が痛すぎて眠れずに朝を迎えてしまった。」そんな経験を持つ女性は多いでしょう。失恋したショックは大き...
孔井嘉乃 2019-06-01 06:00 ラブ
#1 「したい側」がひとりで悩んで余計に傷つかないためにも
 セックスレスについての悩みを伺うたびに思うのは、原因も解決策もカップルの数だけあるということ。  日本性科学会の...
うかみ綾乃 2019-08-26 12:19 ラブ
結婚詐欺男に騙されないために…彼のSNSアカウント特定方法
 マッチングアプリなど、ネット経由で「知らない人」と出会うことが、ここ数年カジュアルになりました。しかし、そうした出会い...
ミクニシオリ 2019-05-30 06:00 ラブ
【原宿編】結婚できるか不安になり…占いコンにすがってみた
 もたもたしてる間に、幼なじみは結婚して子育てするなど教科書のような人生を歩み始めた――。アラサーに突入して焦燥感が高ま...
高輪らいあん 2019-06-14 18:13 ラブ