【2025年人気記事】「更年期じゃね?」「おばさん、更年期(笑)」適当な情報を鵜呑みした女子大生たちが悪いのか?

小林久乃 コラムニスト・編集者
更新日:2025-12-31 11:00
投稿日:2025-12-31 11:00
 2025年も「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記事を再掲載します。こちらの記事初公開日は同年1月15日。年齢や固有名詞等は公開時のままとなります。

 ※  ※  ※

 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まった老化現象についてありのままに綴ります。第13話は「若手からの更年期コール、こう対応」。

NO!おばさん自認

「おばさん」とか「更年期」という言葉にやたら敏感で、違和感を抱いていた時期がある。

 確か43歳ごろ。通っていたスポーツクラブで、仲良くしていた男性インストラクターがニヤニヤしつつ、こう言ってきた。

「更年期?」

 私はその場で憤慨。なぜ更年期という言葉が飛び出る会話の流れになったのかもさっぱり記憶がない。

「え? ねえ、言っていいことと悪いことがある!」

 おそらく彼は冗談めいたことを言ったつもりなだけで、そこに悪意はなかった。とはいえ、まだ更年期らしい症状を経験していなかった私にとっては、からかいであり、バカにされたように感じた。当時、年を重ねることに恐怖があったと思う。

 デビュー作となった『結婚してもしなくてもうるわしきかな人生』(KKベストセラーズ)では、自らをおばさん呼びはしないと書いているほど、年齢に抗っていた。女ですもの、そういう時期も必要です。

 今となっちゃ、死ぬことも怖くない独身おばさんに成り上がったと、当時の自分に伝えたい。

【読まれています】長渕剛に20代女性との熱愛報道。60代や70代を好む「桶専女子」の生態とは?“枯れ専”との微妙な違いも

内田有紀だってつらいのに

 先日、こんなこともあった。コーヒーショップで漏れ聞こえてきた女子大学生の会話に、お恥ずかしながら眉をひそめてしまった。

「バ先のおばさん、超カリカリしてるんだけど〜」

「更年期じゃね?」

「それが違うって言うんだよね〜」

「いや、絶対にそうだって(笑)」

 ただここで疑問なのは若い女性にとって「更年期」が、老いた女性を卑下する言葉として扱っていること。誰が教えたわけでもなく、どこかで見聞きした適当な情報をそのまま鵜呑みにしているのだから怖い。

 でもおばさんを代表して、大学生たちにこれだけは言わせてほしい。

 最近、女優の内田有紀が更年期障害に悩んでいると「2024 美的ベストコスメ大賞『ベストビューティ』受賞者発表式」で明かし、話題になった。その時のコメントは「自分の不調だったりを隠さないで話せる時代になってきたな、と思いまして。私もこういうステージで本当は涼しい顔してカッコつけていたりとかしたいんですけど、そうじゃない場合もあります。人間ですから」。

 みんな悩んで、抜け道を毎日探している。女子大学生ふたりよ、内田有紀に向かって「おばさん」「更年期(笑)」と言えるのか。すみません、怒っています。

小林久乃
記事一覧
コラムニスト・編集者
出版社勤務後、独立。2019年「結婚してもしなくてもうるわしきかな人生」にてデビュー。最新刊はドラマオタクの知識を活かした「ベスト・オブ・平成ドラマ!」(青春出版社刊)。現在はエッセイ、コラムの執筆、各メディアの構成と編集、プロモーション業が主な仕事。正々堂々の独身。最新情報は公式HP

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


割り込みされたらどうする?相手の心理・注意の仕方・対処法
 スーパーのレジやコンサート、遊園地のアトラクションなど、いろいろな場面で順番待ちをする機会がありますが、よく見かけるの...
奇跡の1枚 まるで「ネコ型宇宙生命体」のような“にゃんたま”
 きょうは、大量に保存してあるにゃんたまω写真の整理作業をしていて偶然見つけた、不思議な一枚です。  よく見ると耳...
愛猫と婚活とパートナー…あなたは何を優先し大事にしますか
「未婚女性がペットを飼うと婚期が遠のくよ」などと、たまに人に言われますが、そんなものはとうに逃しているので、そのことはあ...
夏の定番「かごバッグ」を探しに行ったら… 2021.7.3(土)
 関東もここにきて梅雨らしい天気となってまいりました。ご近所へのお散歩も躊躇われる日々ですが、チョイ前に“生活道具の聖地...
離れるだけで人生好転…さっさと縁を切るべき相手の特徴とは
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。悪いエネルギーって、思うより強くて伝染します。学生時代にとても真面目だった生...
知っていれば怖くない!言い方がキツイ人に欠落しているもの
「この人けっこうキツイ言い方するなぁ…」と感じる人がそばにいたりしませんか?もしくは自分のことを毒舌家だと思っている人は...
我こそは! レンズの前でモデル立候補する“にゃんたま”たち
 私はこの島で「にゃんたまωしか興味がないにんげん」と認識されているよう。  おんにゃの子がサービスポーズで「撮っ...
魔除けの花を吊るして家庭円満!幸せ爽やかな香りヒペリカム
 猫店長「さぶ」率いる我が花屋は、立地の関係でご年配のお客様が大変多く、おしゃべりが好きな方が目立つのも特徴でございます...
「レトロ自販機」の聖地でタイムスリップ 2021.6.29(火)
 長引くコロナ禍で非対面でも商品を購入できる「自動販売機」に注目が集まっています。冷凍食品やおせんべいにお豆腐など、扱う...
若く見える人は何が違う?共通する特徴6つ&真似したい習慣
 女性は30代を超えると、同じ年齢なのに若く見えたり、老けて疲れて見えたりと「見た目の若さ」に大きな差が生まれますよね。...
おうち時間が増してさらに人気!フリマアプリ活用のススメ
 コロナ禍の影響もあり、外出を控える風潮の中、フリマアプリは私たちの生活により浸透してきましたよね。筆者は2年ほど前にフ...
2022-05-31 10:50 ライフスタイル
幸先が良い! 港で出会った凛々しい“にゃんたま”様をパチリ
 うどん県は丸亀港からフェリーに乗って「本島」へ。この島の見どころは、江戸・大正時代の名残を残す細い路地が入り組む情緒あ...
デブっちょ勝たん♡ だから猫のダイエットは人間より難しい!
 生後3カ月弱でわが家にやって来た2匹の保護猫きょうだい。  来た時は天ちゃん(オス)1.4kg、虹ちゃん(メス)...
なにそれ…既読スルーしたくなる男性からの残念LINE5選
 連絡ツールとして欠かせないLINEですが、気軽に送ることができるからこそ、そのやりとりにまつわる悩みも多いんですよね...
無印良品のアロマキャンドルとお香を比較 2021.6.26(土)
 日々の疲れをアロマで癒したい! と思い立ち、無印良品に直行。アロマキャンドルにするかお香にするか迷った挙句、どっちも購...
結婚式の着物の着付けはどこでする?料金相場や和装小物まで
 結婚式に着物で参列することを決めたけれど、「着付けやヘアセットはどこですれば良いのかわからない」という人も多いでしょう...