トホホ…青白い顔で病人扱い。くすみ肌からの卒業、ヒントは“血のめぐり”にあり?【医療従事者監修】

コクハク編集部
更新日:2026-01-29 11:45
投稿日:2026-01-29 11:45

2. 血行不良が招くトラブル

「サアヤさんの言う通り、血行が悪いと見た目だけじゃなく、からだ全体に悪影響が出る可能性があるわ」

「たとえば、どんな不調があらわれるんですか?」

「まず、肌の面では皮膚に十分な栄養が届かず、バリア機能が低下して乾燥しやすくなるわ。ターンオーバーが乱れて古い角質がたまり、透明感が失われてくすむこともあるわね。

 それだけじゃなくて、目の下の色素が透けて見えやすくなるから、青グマが目立つこともあるの。

 他は、女性に多い悩みなんだけど、末端の血流が低下して常に手足が冷える冷え症もあるわね。

 血行が悪いと筋肉がこわばって老廃物がたまりやすくなるから、肩こりや腰痛に悩むこともあるわ。その状態が長く続くと、慢性的な頭痛があらわれることもあるの」

「そう言われると…肌以外にも、心当たりがたくさんあります。夜はしっかり布団に入っているのに手足が冷たくて眠れないこともありますし、肩こりや頭痛は10年以上悩んでいる症状ですね…」

「それなら、今から紹介する対策を今日から始めてみましょう」

3. 改善のカギは「血の巡り」を整えること

 肌の青白さや、肩こりや腰痛、頭痛といった悩みを総合的に改善するためには、一つひとつの症状に対処するよりも、全身の血流アップを意識して根本的な改善を目指すことが大切です。

 とはいえ、難しい行動は必要ありません。日常生活にすぐに取り入れられる工夫で改善を目指しましょう。

3-1.からだを温める習慣

 まずは、からだを温めて血の巡りを整えてください。デスクワークが長い人は、とくに太ももや肩甲骨周りの血流が悪くなりやすいといわれています。

 肩回しや足首の曲げ伸ばしなど、椅子に座ったままでもできるストレッチをしてみましょう。30分に1回は立ち上がるなど、自分でリズムを作るのもおすすめです。

 夜の入浴習慣も、からだを温めるためには重要です。シャワーで済ませず、38~40度くらいのぬるめのお湯に、15分程度入りましょう。じんわりと温まることで末端まで血が巡りやすくなり、血色だけではなく冷え症の改善も期待できますよ。

3-2.食事によるサポート

 血行改善のためには、毎日の食事に気を配ることも重要です。たとえば、貧血気味の人は鉄分が不足している可能性が高いので、ほうれん草やレバーを意識的に摂りましょう。ビタミンCを含む食材と一緒に摂ることで、鉄の吸収効率もアップしますよ。

 血行不良が気になる人は、タンパク質が不足している恐れがあります。筋肉や血液の材料になるタンパク質を、肉や魚、卵や大豆製品から摂取してください。

3-3.内側から血流の滞りをケア

 「温め」「食事」を意識しても、青白さや冷え症が解消されない場合、体質の根本的な改善に取り組むのもおすすめです。冷え症や貧血など、女性に多い不調の改善に漢方薬を処方する医師も少なくはありません。

 自分の体質や不調に合う最適な漢方薬を服用し、「不調を治す」のではなく「不調自体を起きにくくする」からだ作りに取り組みましょう。

 スマホで気軽に専門家に相談できるオンライン個別相談も話題です。スマホで完結できるので、対面では話しづらいことも気軽に相談が可能。

 お手頃価格で不調を改善したい人は、医薬品の漢方をチェックしてみましょう。

4. 青白い肌は健康を見直すきっかけ!

「今日、えりのさんに相談してよかったです。肌の色が悪いのはスキンケアやファンデーションだけの問題だと思っていましたが、根本的な健康が問題である可能性もあるんですね」

「そうね。根本的な問題だと、ちょっとした対策では改善できないこともあるわ。生活習慣の見直しや食生活の改善、あるいはダメなら漢方薬の服用など、自分に合う対策をするのがおすすめよ」

「続けやすい方法を見つけられるのが一番ですよね! 今日は本当にありがとうございました。色々試してみるので、それでも改善しなかったら相談させてください」

 優しい表情でサロンを去っていくサアヤさんを、えりのボスは笑顔で送り出しました。

★サロン「コクハク」のオーナー えりの

 顔と口調は若いものの、年齢不詳。タヌキか妖怪の噂も囁かれる謎めいた主人だが、ココロやカラダ、健康に関する知識はズバ抜けており、何気にハイスペック。ムスメ時代に苦労してるため、自分より“後輩”の女にはしあわせになって欲しいと願っている。愛称は、えりのボス。

(漫画/腹肉ツヤ子

  ◇  ◇  ◇

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師 中田 早苗(なかだ・さなえ)

 デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-youtubeチャンネルでは、お薬最適化薬剤師として「無駄な服薬はお財布と体の敵!」をモットーに薬の最適な選び方を解説する動画を公開中。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

「あんしん漢方」を詳しく見てみる

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


【2022年アツかった記事】アラフォーの性交痛 相性悪いから濡れない?(薬剤師監修)
【えりのボスの「あと半歩で幸せ」】 (2022年7月に公開したものを一部変更し、再掲した記事となります)  ※ ...
膣から湯が漏れる!女力を取り戻す膣トレ講座【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
隈取になってない!? “メイク下手”アラフォーあるあるを再現
 年齢を重ねていくにつれてシミやシワ、くすみが気になるのは普通のこと。でも、コンプレックスなどを隠すためにメイクをしたの...
ピルの「オンライン処方」ってどうなのよ? PMSと生理痛に悩むコクハク編集部員が“不安あるある”の疑問をぶつけてみた
 東京・中央区にあるコクハク編集部。「あー寒い、寒い」とひざを突き合わせ、ああだこうだと談議するのは、『ピルのオンライン...
40代のすっぴん外出を考えてみた! 距離、手抜きNGパーツは
 コロナ禍でマスク生活が長引く中、「これを機に美肌を目指そう!」とすっぴん生活を送る人は増えているようです。ただ、世間の...
デリケートゾーン洗うとしみるんですけど!2022.12.26(月)
 私のデリケートゾーン(外陰部)に起きた“異変”は、ある日突然、何の前触れもなくやってきました。  いつものように...
安っぽいクシ&ブラシから卒業! 買って大正解だった3タイプ
 ショートカットにしてから、クシがスタイリングの必須アイテムになりました。アホ毛や髪の絡まりなどを整え、スムーズな手触り...
カシミヤは自宅で洗濯できる? お手入れ方法や洗い方のコツ
 軽くて暖かくて着心地の良いカシミヤは、マフラーやセーターなど冬にとても重宝する素材ですよね!  でも気になるのがお...
3,030円の努力!健康ランドを朝に晩に美容的に活用してみた
 書店員として本を売りながら、踊り子として舞台に立つ。エッセイも書く。“三足の草鞋をガチで履く”新井見枝香さんの月イチ連...
ついに下の毛にも白髪が! 4つの原因と今すぐやりたい対策法
 年齢を重ねていくと生えてくる白髪。女性は老けて見られないように抜いたり染めたり、さまざまな対策をしているでしょう。でも...
性交痛の原因は膣の乾燥?レスを防ぐ保湿方法【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
痩せる気はある! ダイエット言い訳あるあるを封印する方法
 これまで、あらゆる種類のダイエット方法を試してきたけれど、長続きしなかった人は多いですよね。痩せたいと思っているのにつ...
20代が残念に思う アラフォーの「残念チーク」を画像で解説
 チークは、アラフォーになったら絶対に使ったほうがいいコスメだと、筆者は自信をもって宣言します!  顔の血色を上げ...
「タバコくさっ」飲み会後にも役立つ! 服の臭いを消す方法
 どんなにおしゃれで素敵な女性でも、すれ違った時にいい香りがするのとタバコ臭いがするのとでは印象が大違いですよね! でも...
月経カップはいつ捨てる? 素朴な疑問からお手入れ方法まで
 生理の時期って、ナプキンの交換や経血の漏れが気になってリラックスできませんよね。最近では「月経カップ」というアイテムが...
夜の最悪のタイミングで足がつる!つらい“足のつり”対策3選
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...