嵐の始まりはそう、ひろしと“港区女衒”とのゴルフ会食でした

小悪魔ドルチェ寿司 編集者
更新日:2020-01-10 14:24
投稿日:2019-12-22 06:00
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットなイットボーイというより、じわじわ低温やけどさせる傘寿系脳みそ性器。そんなひろしとの間にひとつの大きな嵐が訪れようとしています。

要求を満たしてくれたら誰でもいい

【vol.40】

 性依存者も恋愛依存者も、無茶振りをした挙句、相手がどれくらいの要求を飲むかで愛を量ります。どれほどハードなセックスを受け入れてくれるか、どんな環境でも嫌がらず欲した“以上のもの”を提供してくれるか……。

 依存者の要求はこれで十分という一定のラインはなく、要求はエスカレートしていきます。その要求にちょっと綻びが生じると、異常な執着を持って相手の“いつも通りの対応”を求めますが、相手そのものを希求しているのではなく、自分が欲するものを返してくれるかどうかだけにかかっているので、依存者は同時に新しい獲物を探し始めます。

 苦悩し葛藤する相手への罪悪感を軽く凌駕するほどの、新しい獲物を獲得することへの異常な執着は、常人には理解の範疇を超えています。そういった人たちには罪悪感がない、というのも特徴です。

依存者にとっての愛とは

 愛には“いちばん”があります。優先順位をつけない愛というのは、存在し得ないのですが、依存者にとっての“いちばん”は、常に変動します。

 なぜならお互いに愛を育み、齟齬があった場合により良く解決していくという相手そのものに対する愛よりも、自分が要求しているものをどれだけ返すことができるかという事象を重要視するので、ぶっちゃけ誰でもいい、ということになるからです。

 そうはいっても、ほかの人に身を委ね「誰でもいいと思っていたけど、やはりあの人じゃなきゃダメなの」という経験がある方は、多いと思います。

 しかし依存者は事象に依存しているので、本気で誰でもいいのです。

小悪魔ドルチェ寿司
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編集者
出版社で勤務のかたわら、現場主義のスケベライフを送っている最中に81歳と恋に落ち同棲生活開始。

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