更新日:2020-01-29 18:20
投稿日:2020-01-29 17:05
欅坂46の神髄は「曲のストーリーを表現することが最優先」
常に先頭で欅坂46の神髄を体現してきた平手友梨奈 (C)日刊ゲンダイ
前回に続き、平手友梨奈(18)が欅坂46から脱退するまでに、大切な後輩である二期生たちに“欅魂”の継承をしようとしてきた姿勢と、それに応える二期生たちの努力の軌跡をお伝えしたい。
まずは引き続き、平手脱退以前、最も近しい後輩であった二期生・田村保乃(21)とのエピソードから。
「不協和音」のラストポーズでアドリブ
平手が見せる姿勢から、自分が目立つことや可愛く見せることより、曲のストーリーを表現することが最優先という欅坂46の神髄を学んでいた田村。自身が欅坂46の一員になって1年そこらだというのに、昨年9月の東京ドーム公演での「不協和音」のラストポーズでは、長濱ねる(21)が振り付けとして前にいる平手の右腕に自身の右腕を添えるだけだったのに対し、田村は平手の右腕をしっかりと握っていた。
新しい振り付けなのかと思ったら、「平手さんにパワーを送りたくて握ってしまいました。1日目は『明日も頑張りましょう』、2日目はこの後に(平手がソロで)披露するダブルアンコールに。内緒でやっていたはずなので、まさかここまでクローズアップされるとは」(「月刊エンタメ」2019年12月号)と語っている。
1年前まで欅坂46の大ファンで観客側だったはずの彼女が、4年のキャリアを持つ一期生でも緊張する初の東京ドーム公演で先輩・平手をサポートするようなアドリブをし、かつ、それがファンの間でも胸を打つシーンとして話題になっていたのだ。
昨年末の第70回NHK紅白歌合戦でも、完璧な「不協和音」披露後に思わずとった平手への労いの“頭ポンポン”も、感動的な締めくくりとして全国のお茶の間に映った。
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