花粉シーズンの肌荒れに負けない! 今すぐできる5つの対策

コクハク編集部
更新日:2020-02-15 06:00
投稿日:2020-02-15 06:00
 ポカポカとした日差しが嬉しい春。でも、この時期の肌荒れに悩まされる方は少なくありません。実は、春は冬の乾燥や花粉の影響などで肌がデリケートになる、要注意な季節でもあるんです。そこで今回は、今すぐにできる肌荒れ対策方法をお伝えします!

花粉シーズンに肌荒れが起こるおもな原因

 まずは、花粉シーズンに肌荒れが起こる、おもな原因からチェックしていきましょう。

花粉症などのアレルギー

「花粉症」というと鼻水や目の痒みが起こるイメージがありますが、実は肌荒れも見過ごせない症状の1つであると言われています。

 これは、アレルゲンというアレルギーを引き起こす物質(花粉)が肌に付くことで起こる症状。「花粉皮膚炎」とも呼ばれますが、肌の赤みや発疹、痒みなどの症状が発生するのが特徴です。

外的刺激による肌ダメージ

 秋〜冬は外気が寒く、乾燥しやすい時期。これにより肌内部の水分量が減ってしまうと、肌のバリア機能が低下する傾向にあります。

 バリア機能が低下した肌に、春の紫外線や引き続く乾燥がさらに追い討ちをかけて、肌トラブルが起こりやすくなってしまうのです。

花粉シーズンの肌荒れ時に試したい5つの対策方法!

 避けたくても避けられない花粉シーズン! せっかくのポカポカ陽気を楽しむためにも、きちんと対策して臨みましょう! そこで、5つの対策方法をご紹介します。

1. 負担の少ないスキンケアアイテムに切り替える

 肌がデリケートな状態だと、普段問題なく使えるスキンケアアイテムでも刺激が起こってしまう可能性があります。そのため、花粉シーズンに肌荒れが起こりやすい方は、敏感肌用、乾燥肌用、アレルギーテスト済などの肌に負担の少ないスキンケアアイテムに切り替えてみるのも一案。

 ただし、スキンケアアイテムを一気に変えると、逆に肌に刺激となる可能性もあります。サンプルやトライアルセットなどを利用して、肌に合うかを十分に確認することも重要でしょう。

2. 保湿を徹底的に強化する

 外的刺激による肌のバリア機能の低下をサポートするには、肌外部から保湿を徹底的に行うことがなにより大切。保湿効果の高いスキンケアアイテムで、しっかりと潤いを補ってください。

 もしも、赤みや痒みなどの症状がある場合には、症状を鎮静化させる成分が配合された医薬部外品のケアアイテムを使うのもあり。どれを選んだら良いのか迷ってしまうのであれば、薬剤師さんに相談してみましょう。

3. 肌への刺激や負担を減らす

 肌のバリア機能が低下している時には、とにかく刺激や負担を減らすことを優先しましょう。スキンケア時は、とにかく丁寧に優しく擦らずに!

 また、花粉症の方の場合には、目の痒みや鼻をかむ時に摩擦が起こらないように工夫することも大切です。炎症による痛みがある時には、白色ワセリンなどの保湿剤を目や鼻の周りに塗ると軽減されるそうです。

4. 花粉症の方は花粉を肌に触れさせないようにする

 花粉症の方にとってもっとも大切なのは、花粉を肌に触れさせないようにすること! 肌荒れだけではなく、その他の症状を軽減させることにも繋がりますので、ぜひ徹底して行いましょう。

・メガネ、マスク、帽子、花粉ブロックスプレーなどで花粉をブロック

 メガネやマスク、帽子、花粉ブロックスプレーなどのアイテムを使用して、花粉が肌に接触するのをできるだけ予防しましょう。帰宅した後には、玄関に入る前に花粉を落としてから入るようにすると、部屋への花粉の侵入を防ぐことができます。空気清浄機なども役立ちますね。洗濯物は、部屋干しで行うことも肝心です。

・さらさらメイクを意識する

 肌荒れしている時にはメイクは控えたくなるものですが、ベースメイクはしっかり行うのが基本。ファンデーションやフェイスパウダーで肌表面をさらさらに整えておくと、花粉の付着を防ぐことができます。

 どうしても肌荒れが気になる場合には、肌に優しいミネラルファンデーションなどを使用するのもおすすめ。逆に、皮膚が薄くデリケートな目元のメイクは、控えめでも良いでしょう。

・症状が重いようなら医療機関を受診する

 花粉症は今や4人に1人がかかるポピュラーな症状でもありますが、その程度は人によってさまざま。セルフケアで症状が良くならない場合には、医療機関を受診することをおすすめします。

 花粉症は、一度発症すると毎年付き合わなければならない厄介なもの。医師に相談してみることで、来年以降の花粉シーズンにも備えることができますよ。

5. UV対策を忘れずに行う

 バリア機能が低下している肌には、紫外線が大きなダメージとなってしまいます。そのため、外出時にはUVケアを忘れずに行うことも肝心でしょう。

 ただし、肌荒れ時には低刺激の日焼け止めや化粧下地を使用するのが無難です。また、SPFやPAの数値は、高ければ効果があるというものではありません。外出時間によって、適したものを使用するようにしましょう。

【あわせて読みたい】絶対焼かない日焼け止めの選び方!おすすめのSPF数値は?

今年こそ花粉シーズンの肌荒れに負けない肌作りを始めよう!

 花粉シーズンの肌荒れに毎年悩んでいた方、今年こそしっかり対策をして肌荒れに負けない肌作りを始めましょう! でも、あまりナーバスになりすぎるのもNG。逆にストレスになり、肌荒れの原因となってしまいます。普段のケアに少しだけ肌をいたわるケアをプラスしてあげることで、強い肌作りを目指すことができますよ。

 花粉シーズンの後には、楽しい初夏が待っています! ぜひ、ポジティブに肌荒れ対策を行ってくださいね。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


不安定な「40代秋肌」は洗顔を見直す!美容家激推し“裏ワザ”グッズ3選
 夏から秋へと季節が変わる今は、40代の肌はどうしても不安定になりやすいもの。部分的に脂っぽかったり毛穴が気になったり、...
デリケートゾーンの改善策に辿り着かない叔母…保湿オイルを勧めてみた
「デリケートゾーンケア」や「フェムケア」というワードは、雑誌などのメディア上では当たり前のものとなったけれど、どれくらい...
最近“老けて見える”と嘆く40代女性! 避けたいNG眉色と若見えのコツ
「メイクをしたのになぜかげっそりして見える」「最近なんだか老けた?」と感じているアラフォー女性の皆さん。もしかしたらその...
来年の夏までさようなら「サンダルを長持ちさせる」保管前のお手入れ方法
 夏に大活躍したサンダルですが、しっかりお手入れしておかないとすぐにダメになりますよね……。今回は、「来年の夏も綺麗にお...
ムダ毛処理は義務ですか? 毛を剃らない理由から考える“疲れない”美意識
 近年は、性別や働き方、美の基準など、あらゆる価値観が新しくなり、多様化した時代になっていますよね。中でも注目したいのが...
天然ヘアカラー剤「ヘナ染め」の末路は? 知っておくべきデメリット5つ
 おしゃれのためのヘアカラーと必要に迫られてする白髪染め、どちらもアラフォーにはおなじみです。こんなに続けて髪が傷まない...
U-2200円!美容家も納得の香りグッズ3選、おセンチ&悩める秋の夜長に
 夏が終わって秋が訪れると「秋の夜長」を楽しむ人もいる一方で、なんとなく心細い気持ちになって、くよくよと悩んでしまうとい...
台風による体調不良、気象病かも!?【専門家監修】すぐに試せる対処法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
時間1分ください!唇ぷっくり血色リップは「6V」チョイ塗りから3工程
 リップメイクは、唇に色がついて「血色感」さえあればいい、と思っていませんか? それで十分といえば十分でもありますが、短...
お疲れ頭皮&髪にオレンジシャンプーがグッジョブ 時短美容家が惚れた2品
「オレンジシャンプー」って、聞いたことはありますか?  文字どおり柑橘の「オレンジ」にまつわる成分を使っていて、洗い心...
Amazonで酷評の✩1.9「毛穴ステルス隔離棒」で40女の肌に奇跡が…!
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
薄い・強すぎ・不揃い!20代が見たアラフォーの「残念な眉毛3選」
 いよいよ秋ですね〜。この時期、アラフォー世代の眉毛メイクには注意が必要です。  というのも年齢を重ねるごとにメイ...
40代女が眉毛パーマ初体験!細くなった眉毛をどうにかした話
 以前、眉毛迷子を解決するべく流行りのアイブロウアイテムに刷新した話を書きました。  購入したアイテムのおかげで、...
春じゃないのに鼻ぐじゅ…「秋の花粉症」におすすめの対策【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
美容の達人いわく「牛乳の一滴は血の一滴!」真似っこするかはあなた次第
 女性なら、いつでも綺麗でいたいですよね。「美は1日にしてならず」というように、本当に美を追求している人の中には、24時...
【ダイソー】メイクブラシクリーナーが優秀な件!ぬるま湯が濁ってきた…
 メイクする人の必需品、メイクブラシクリーナーはどんなものを使っていますか? ネットで検索してみると、安いもので1000...