豚肉+キムチ+卵=最強おかず
ご飯が何杯でもいけそうな今回のメニューは、ビールやハイボールなど晩酌のおつまみにもピッタリ。今井さんによると、このレシピはお客さんのリクエストから誕生したのだそうです。
「以前、旅先で“豚キムチのオムレツを食べた”というお客さまからの要望で、『こんな感じかしら?』と作ってみたのがきっかけです。手軽に作れるし、評判が良かったので、高田馬場でもつ焼き『とんちゃん』を営んでいた20年以上前から、お店の定番メニューとして人気です」
上手に焼くコツは、なるべく大きめのフライパンを使うこと。調理の手間を省くため、あえてオムレツのように包まないんだそう。
「火加減は中火から強火くらい。豚肉とキムチは軽く焦げ目がつく程度に炒めてください。熱で溶き卵の表面が乾いたら火を止め、フライパンを一度、濡れ布巾の上に置きます。そうすることで、卵がフライパンから離れやすくなります」
マヨネーズはお好み焼きのように十字に幾重にもかけて。見た目にも食欲をそそる一品です。
【材料】
・豚バラ肉 2切れ
・白菜キムチ 50グラム
・ごま油 大さじ1
・卵 2個
・マヨネーズ 適量
・青のり 適量
【レシピ】
1. 豚バラ肉を細切れにカットする。
2. フライパンにごま油をひき、豚肉を軽く炒めた後、キムチを混ぜて炒める。
3. 豚キムチをフライパンの奥に寄せ、手前から溶き卵を流し入れ、フライパン全体に丸く広げる。4. すぐに豚キムチを卵の上に広げる。
5. 卵に熱が通ったら火を止め、フライパンに平皿を当ててひっくり返す。
6. マヨネーズをかけ、青のりをちらして完成。
本日のダンツマ達人…今井恵子さん
▽いまい・けいこ
福島県出身。上京後、銀座や渋谷などで飲食店を経営したのち、高田馬場にもつ焼き店「とんちゃん」をオープン。約20年間、多くのファンに愛され、数々のメディアにも取り上げられた。 2012年、“最後にゆっくり自慢の家庭料理を提供したい”という思いから、千駄ケ谷に「台楽おおた」をオープン。
▽台楽おおた
ちょっと風変わりな店名は「台所が楽しい」の略と、女将の旧姓を組み合わせたもの。文字通り、台所好きの女将が作る家庭料理は、食べる側も楽しい気分になる心温まるメニューがズラリ。銀だらの西京焼きを定番とした週替わりメニューや新鮮な刺し身も人気。東京都渋谷区千駄ケ谷4―10―5。
(日刊ゲンダイ2018年5月17日付記事を再編集)
フード 新着一覧