しかし冬の乾燥の影響が指先に残ってしまって、爪トラブルの原因になってはいませんか? 実は、食生活で美爪を育むコツもあるんです!
美容マニアで栄養士の資格を有する筆者が、体の中から美爪をつくる方法をご紹介します。
爪は健康のバロメーター
爪は体の末端にあるので、栄養が届きにくいことから体調不良などのサインが出やすい場所。そのため、“爪は健康のバロメーター”とも言われています。体調管理の一環としても、自分の爪の変化は気にかけたいですね。
健康状態が良くないと爪の色が悪くなったり薄くなったりしますが、爪の水分が不足し乾燥した状態でも、割れやすくなってしまうなど影響があります。日常の乾燥対策としてネイル用のオイルを塗ったり、水仕事の前にクリームを塗ったりするケアも大切です。
内側から美爪をつくる!栄養素と食材3選
1: たんぱく質
爪の主成分は、ケラチンと呼ばれるたんぱく質です。普段から積極的に食べるのが大切ですが、摂取量が足りないと爪まで栄養が回ってきません。
一食の目安として片手の大きさの量を目安に食べてくださいね。鶏肉や卵、大豆製品、青魚などに多く含まれているので、普段の食事で意識するといいでしょう。
2: 亜鉛
亜鉛と聞いてもピンとこない人もいるかもしれませんが、たんぱく質などの合成には大切な栄養素。そのため亜鉛が不足すると、爪や皮膚など生まれ変わりや成長が妨げられてしまったり、疲れなどの体調不良の原因にもなったりするので覚えておきましょう。
亜鉛は牡蠣や牛肉、卵、切り干し大根などに多く含まれます。単体だと吸収率が悪いので、ビタミンCを含む食材を併せて摂取するといいですよ。
3: ビタミン類
ビタミンは、爪を育てるためには欠かせない栄養素。特にビタミンA、E、B群は欠かせません!
・ビタミンA
…爪の主成分であるケラチンというたんぱく質を作るのに欠かせない栄養素。不足すると肌も爪も乾燥しやすくなります。レバーや緑黄色野菜に含まれます。
・ビタミンE
…血管の血行を良くする働きがあり、潤いや艶のある爪を作ってくれる栄養素です。爪の潤いがなくなると爪が割れやすくなってしまいます。かぼちゃやほうれん草、アーモンドに多く含まれます。
・ビタミンB群
…特にビタミンB2は爪の細胞を活発化させ丈夫な爪を育てるために必要な栄養素です。うなぎや乳製品などに含まれます。
これらの食品をバランスよく摂取すると、ビタミン不足を補えるでしょう。
まとめ
すっぴん爪や指先が綺麗な女性は、好印象。爪のケアと一緒に、爪の状態を意識する習慣をつけると、より美意識も高まります。
「爪の調子が悪いかも」と感じたら、ぜひ食生活も見直してみてくださいね。
<文・時短美容協会所属/Nozomi・栄養士>
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