更新日:2020-04-23 16:52
投稿日:2020-04-18 06:00
秋元氏が掲げたアイドルの意義とは
AKB48公式ライバルとしてデビュー後、地道な努力を重ね大ブレークへ至った乃木坂46(2013年7月撮影) /(C)日刊ゲンダイ
そもそも、秋元氏がAKB48を結成させた際、「アイドルとして成功し続けること」を目標とするのではなく、その後の女優や歌手という夢を見つけてステップアップするきっかけとなる場所としてグループを位置づけた。
そのAKB48も乃木坂46も、紅白、ミリオンを経たのち、東京ドーム公演を節目として1、2年以内にグループ結成からの中心メンバーが次々と卒業し自身の夢に向かって羽ばたいていった。欅坂46はただその到達スピードが早かっただけだ。
欅坂46の4周年前後での1期生の相次ぐ卒業、脱退は以上のような理由からであって、人間関係の不和が原因などではないだろう。その証拠に、“辞めてもみんな欅”という言葉がある。
綺麗ごとではない。東京ドームには長濱含め、それまでに卒業していたメンバーも集まって公演を見届けた。平手らの卒業・脱退発表があった今年1月以降にも彼女たちと会ったり食事したりしていることを現役メンバーが3月中旬に明かしている。
キャプテン・菅井友香「パワーがたまっている」
現役1期・2期の新体制でパフォーマンス披露ができれば必ずや欅坂46は息を吹き返すだろう (C)日刊ゲンダイ
欅坂46から離れたメンバーはみな現役メンバーと交流を持ち続けながら、自分の見つけた次のキャリアへ向け邁進している。とても温かいグループだと思う。
欅坂46に残った1期生でキャプテンの菅井友香(24)も、4周年を記念したSHOWROOM配信で、現状新型コロナウイルスの影響でグループ活動はできていないが、1期、2期生共に「今すごくパワーがたまっている状態」と力強く発言した。この社会的困難を乗り切れば、欅坂46の未来は明るい。
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