いつものヘアケアにプラス♪ 梅雨時期を乗り切る湿気対策3選

藤田裕美 美容師・ヘアメイク
更新日:2020-06-27 06:45
投稿日:2020-06-27 06:00
 近頃は気温が30度超えする日もあったりして、季節はだんだんと夏に近づいています。温度と共に高くなるのが湿度ですが、この湿度というのが厄介者で、体や髪にまとわり付いてベタつく原因に。ヘアケアをするうえでも、髪の毛が膨らんだり、カールがとれやすくなったりと悩みの種になりがちですよね。そんな今回は、梅雨時期にうまく湿度とつき合う対策をお伝えします。

1. シャンプーとドライを見直してみる

 いつも使っているシャンプーなのに、急にしっくりこなくなったり、髪が上手くまとまらなくなったり……そんな悩みが出てくるのも、この季節かもしれません。水分を多く含んだ湿気は、髪のうねりやはね、膨らみなどを引き起こします。そんな時にはまず、シャンプーの仕方を見直しましょう。

 シャンプーをする前には、ブラッシングで髪の表面のホコリを落とし、湯洗いに時間をかけてもみ洗いをします。この時点でヨゴレや皮脂がかなり落ちているため、シャンプー剤も少なくて済みます。もちろん、すすぎにもしっかり時間をかけてあげてください。

 コンディショナーやトリートメントは、毛先を中心に塗布します、根元にしっかり付けてしまうとベタついたり、トップがペタンコになる原因になるので避けましょう。正しいシャンプーをすることで、髪と頭皮が健やかに保たれます。

 そして重要なのが、ドライです。濡れたままの髪は雑菌が繁殖しやすく、ダメージや退色の原因にも繋がります。また、少しでも濡れているまま寝てしまうと、翌朝うねりやクセで髪が大変なことになりかねません。特に、高温多湿の時期には注意が必要でしょう。

 シャンプー後は髪質に合ったアウトバストリートメントをつけ、時間を置かずにしっかりドライをすることで、生乾きで発生しがちな雑菌や嫌なニオイの元をシャットアウトできます。この手順を踏むことで、翌日の髪は扱いやすくなるはずですよ。

2. いつものアイテムを思い切って変えてみる

 スキンケアやファンデーションを季節ごとに変えるように、シャンプーも時期によって変えるのもオススメ。

 髪も肌と同様、気温や湿度といった季節でコンディションが変わってきます。季節によって、シャンプーやトリートメントの組み合わせを変えてみたり、集中的に悩みを解消してくれるようなアイテムを追加してみてはいかがでしょうか?

 たとえば、髪の中間が湿気で膨らんで毛先がパサパサになってしまう方なら、今よりもしっとりと落ち着きやすいものに。しっかり洗っているのにベタついたり、湿気でボリュームがなくなってしまう方は、サラッとした洗い上がりのものを。混合の悩みの場合は、アウトバストリートメントで調整すると良いですね。

 季節の変わり目は、どうしても髪が扱いにくくなったりします。臨機応変に2、3種類のシャンプーやトリートメントを用意しておくと悩みが軽減されるはずです。

3. どうしても髪がまとまらない場合は、お気に入りのヘアアクセで

「何をどうしたってまとまらない、時間がない!」という時は、ポニーテールやハーフアップでまとめてしまいましょう。でも、黒ゴムでギュッと結ぶだけでは地味な印象になりますし、気分も落ち込んでしまいます。せっかくなら、お気に入りのヘアアクセを活用してみましょう。

 少し大きめの飾りなら髪のうねりも軽減されますし、ボリュームを抑えたいのであれば、カチューシャを使うのもポイントになるため、オススメです。

まとめ

 梅雨時期の湿気対策に、悩みはつきもの。朝、きちんとブローをしても夕方になるとうねりが発生したり、髪がパサついたりして悩んでしまう方も多いと思いますが、ご紹介した対策で髪のコンディションは改善されるはず。

 基本のシャンプードライの見直しや、自分のクセを分かった上でのアイテム選びで、梅雨時期を少しでも快適にお過ごしくださいね。

藤田裕美
記事一覧
美容師・ヘアメイク
都内のサロンに勤務後フリーのヘアースタイリストに転向。メディア等のヘアーメイク、講師などの活動。2014年恵比寿にプライベートトータルビューティーサロンを設立。美容師免許保持。
http://starlier.jp/

ビューティー 新着一覧


「カジュアルおばさん」驚異のトレンド入り 40代女性の“イタイ&ダサ見え”回避テク3つ
 2024年6月。突然Xのトレンドに入った「カジュアルおばさん」というキーワード。皆さんはご存じですか? 今回は、40...
漢方薬を飲むだけで痩せる?【薬剤師監修】この夏話題の“漢方ダイエット”「防風通聖散」を味方に
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
【韓国美容ルポ】6項目8万4000円。閲覧注意!リジュラン注射から3週間後の私は…
 韓国美容ルポ、3本目。いつもありがとうございます!
47歳で医師から「閉経診断」。その話を更年期世代の女友達にして返ってきた「私の場合はね…」の中身
 47歳になる今年の春、気が付くと生理が来なくなりました。初診の婦人科のクリニックで血液検査を受け、ホルモン値を測ってみ...
「輪郭・頬・まつ毛」の“プチプラ補正”で夏のお疲れ顔を救済! 美容家が愛用するアイテム3選
 大人世代の顔には、暑さによる疲れがにじみやすいもの。今年は例年以上に真夏日が続き、夜でも気温が下がらない熱帯夜も多いこ...
ユニクロ「リブスクエアネックブラT」の理想と現実。鏡の前でボー然!
 梅雨も明け、いよいよ夏本番! 旅行の計画を立てている人も多いのでは? 筆者もこの原稿が公開される頃には、ハッピーなサマ...
美容医療は不要かも!40代美容家の肌悩みを救う“夏ガチ愛用コスメ”3選
 毎年、梅雨入り前後から「毛穴」「くすみ」「部分テカリ」の三重苦に悩む私は、夏本番に備え、デイリーコスメを見直しています...
遠心顔さんも大人っぽく…!コンプレックスを解消する4つのメイクテク
 第一印象の決め手となる顔は、パーツの特徴や位置で大きく雰囲気が変わりますよね。でも、大人っぽく見える「求心顔」や幼く見...
生理が来ない47歳女、婦人科で「閉経診断」。更年期の揺らぎって何?
 今年に入って生理が来ない月が増え(どちらかといえば順調に来ているほうでした)、婦人科クリニックで血液検査を行ったところ...
夏こそボディクリームを塗るべき理由 暑くてパス→肌の砂漠化待ったなし
 夏、部屋のクーラーはもちろんつけているのにお風呂上がりに吹き出す汗…。そんな状態でボディクリームを塗るのには、なんとな...
【薬剤師監修】Q.性交中の出血が不安です。原因とセルフチェック法は?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代、体のライン崩壊! 自然にごまかせる水着のデザイン&選び方3カ条
 40代になると代謝が下がりがちになり、体型に自信がなくなる人が増えますよね。でも、子育て世代の40代は、プールや海水浴...
ぐっしょり…夏の大敵「汗染み対策」脇汗滝汗でも目立たない色や素材は?
 最近暑さが増してきて、もう夏は目の前。夏のお悩みといえば、洋服の汗染みですよね。外をちょっと歩いただけで、脇や背中がぐ...
1本660円~でぷっくり唇!40代美容家も“質感”納得、プチプラリップ3選
 口紅は毎日使うものだからこそ、自分に似合う色を選びたいだけでなく、トレンドを意識したテクスチャーにも注目したいところ。...
【まつ育ルポ】まつ毛にも老化の波…40代お疲れ目元をどうにかしたい!
 まつ毛のカールに欠かせないビューラー。くいくいっと動かした後、ビューラーのゴム部分を見ると大事なまつ毛1本、2本と付着...
キャンメイクのアイライナーに盲点…苦手な40女が目元に引くとこうなる
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...