更新日:2020-07-31 06:00
投稿日:2020-07-31 06:00
一生に一度も嘘をついたことのない人はいないでしょう。人をだます悪質な嘘をつく人は少ないと思いますが、隠しごとをしたり、失敗を取り繕ったり……は、誰でもおぼえのあることですよね。それとは別に、嘘をつく必要のない場面でつらつらと作り話をする人というのがいて、驚かされることがあります。
人をだまそうとして吐くウソと虚言癖の嘘のちがい
たとえば犯罪をおかした人が、「俺はやってない」「その時間、犯行現場にいなかった」などと言うのは、犯罪を隠すための必死の嘘です。つじつまが合わなくなって、後から犯行がバレないように、最小限の嘘にとどめようとします。でも、虚言癖の人の場合は、好きでついている嘘。ハラハラしたり、バレないかとおびえることはありません。
人がウソを信じることに快楽を感じる
虚言癖の人は、歌うようになめらかに嘘が口から出てきます。自分の話している架空のストーリーに酔っているため、どんどんスケールが大きくなって誇大妄想化したり、嘘の破綻を指摘されても、さらに嘘を重ねてエスカレートすることがあります。
嘘を吐いていることに罪悪感がなく、サイコパスに見えることがあります。作り話を他人がコロッと信じるのがおもしろくなり、自分の嘘は完璧だと酔い、嘘の依存状態に陥っていくのです。