頭皮が硬くなってない?老化を招く“頭皮疲れ”を回避するケア

藤田裕美 美容師・ヘアメイク
更新日:2020-10-25 06:00
投稿日:2020-10-25 06:00
 現代人はスマートフォンやパソコンなどの端末を毎日何時間も触っています。同じ姿勢や下を向いている状態、首が前に出た姿勢が続くことも多いでしょう。それで、肩や首が疲れてマッサージをしたり、目薬をさすことはあっても、頭皮のケアは忘れていませんか? さらに寒くなってきて身体も縮こまりやすくなってきているので、頭皮にも疲れがたまっているはずです。

その不調、頭皮環境のせいかも?

 まずは以下の項目をチェックしてみてください。

□最近、顔色がくすんで見える
□目尻や口角が下がってきた
□片頭痛が増えた
□抜け毛が増えた
□洗髪の時しか頭皮を触ってない
□髪が細くなりコシが無くなってきた
□美容室で頭皮が硬いと言われた

 ひとつでも当てはまる人は、頭皮環境に問題があるかもしれません。さらに、頭皮疲れは顔のタルミや血色の悪さにもつながります。顔と頭の皮は一枚でつながっているのです!

 加齢で老けてきたと思っている人も、頭皮ケアをするだけでスッキリしたり身体の滞りが流れやすくなります。凝り固まった頭皮を少しずつ解放してあげましょう。

頭皮の疲れを解消する3つの方法

耳を引っ張ったり回したりする

 朝、鏡を見て顔色が悪くてハッとしたりすることがあれば、顔周りの血液が滞っているのかもしれません。頭皮のマッサージに加えて耳に刺激を与えてみましょう。

 やり方は簡単です。両手で左右の耳をしっかり持ってグルグル回してみましょう。

 反対回しをしたり、耳の上から順に場所を変えながら、中心から対角線に引っ張ります。耳が温かくなったりボワッと血の巡りがよくなればOKです。メイクをする前や夕方、仕事の合間にやってみるのがおすすめです。

1日2回ほどブラッシングをする

 朝起きた時と夜、お風呂に入る前にブラッシングをする習慣を取り入れましょう。ブラシはプラスチックの硬いものより、毛ブラシや目の細かい柔らかいものが良いでしょう。

 やり方は、まずブラシを頭皮に垂直に当てて髪をとかします。こめかみからスタートして頭の中心に向かってブラッシングし、少し上に戻り、また中心に向かって……を繰り返します。

 頭の上半分の次は、襟足から中心に向かってブラッシングしていきます。やりづらければ下を向いても良いです。この時、生え際より少し顔側から刺激しましょう。あまり力は入れず、しっかり頭皮に当たっていることを意識します。ブラシの刺激でマッサージしたような効果があり、頭髪にも艶が出たり汚れが落ちたりします。

定期的に頭皮ケアを行う

 自身に合ったヘッドスパアイテムの購入も良いでしょう。最近は家電製品でも頭皮用のマッサージアイテムがあったり、バラエティショップなどにも色々と置いてありますので、週に1、2回はそれらを使ってケアをしてください。

 また、プロにやってもらうのもひとつの手です。著者のサロンでもヘッドスパが大変好評で、施術を受けたお客様の中には、終わった後、目が開いたり顔がスッキリしたりと、はっきりと目に見える変化があらわれる方もいるほどです。

まずは頭皮を意識して触ることから

 頭を洗う時くらいしか頭皮に触れていないかも? と心当たりがある方は、まずは頭皮を意識して触ることから始めましょう。

 パソコンの画面を見ながらつむじを押してみたり、生え際から後ろに向かって指を立てて揉んでみたり、壁に両手をついて頭を押し当てるのも簡単です。まずは、頭皮にかまうことから始めてみましょう。

藤田裕美
記事一覧
美容師・ヘアメイク
都内のサロンに勤務後フリーのヘアースタイリストに転向。メディア等のヘアーメイク、講師などの活動。2014年恵比寿にプライベートトータルビューティーサロンを設立。美容師免許保持。
http://starlier.jp/

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


ほうれい線はコンシーラーの入れ方次第! あるあるNG&若見えテク3選
 お肌のくすみやたるみ、しわ、シミ、ほうれい線は、コンシーラーを使って悩みをうまくカバーしたいのに、なかなかうまくいかな...
40代は迷わずやっとこ!今から始める「顔の角質ケア」で目指せ透明肌♡
「40代になってから、肌がくすんで透明感がなくなった気がする」と感じている女性は多いのでは? その原因は、肌に古い角質が...
万年腰痛、諦めるな!苦痛から解き放たれるセルフケア3選【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
汗かく入浴剤3選 体を芯から温めてカラダもココロもスッキリ
 バスタイムは、日々の疲れを癒す大切な時間です。入浴剤を使えば香りによって、よりリラックスした入浴ができます。  そし...
鏡よ鏡、40代の「パール&ラメ」メイクで“痛い女回避”のコツを教えて
 40代を超えると、だんだんと顔のハリや華やかさ、瑞々しさがなくなってきますよね。でも、安易にラメやパールで輝きを取り入...
元アムラーは眉毛に注意!「老け見えメイク」で+10歳に見えるキケン
 しみや毛穴、くまなど、年を重ねると隠したい部分が多くなり、とにかくアラをカバーすることを意識してメイクをするようになり...
“ながら”美容ローラーちょっと待って! やってはいけない8つの美容習慣
 年齢とともに、肌や身体の変化を感じながらも「いつまでも若々しくいたい!」と抗ってしまうのが女ゴコロ。自分なりの美容習慣...
「首&デコルテ」に年齢が出ます! 毎日習慣化させたい4つのセルフケア
 40代を超えると、シワやシミなどの肌ケアに力を入れる人は多いですよね。でも、意外と忘れがちなのが「首とデコルテ」のケア...
マッサージいらずの肩こり解消法!根本原因の改善におすすめの漢方薬3種
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
やすりで削ると逆効果?ゾウ級「ガサガサかかと」正しい角質の落とし方
 足にまつわる悩みで多いのが「ガサガサのかかと」ですよね。ひどくなると、ストッキングが伝線してしまったり、パキッと割れて...
「フェイスパウダー」の使い方をマスター! プレストとルースの違いは?
 フェイスパウダーの正しい使い方をご存知ですか? メイク用品のなかではなんとなくスタメン落ちしがちなフェイスパウダーです...
ぷりっと美尻を作る4つの簡単“ながら”体操!アラフォーは始め時です
 アラフォーになると、だんだん代謝が落ちてきて体型が崩れてきますよね。何とかしようと、ダイエットに挑戦する人は多くいます...
関節が鳴る!ポキポキの正体は気泡!? 注目の骨活を解説【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
振袖腕どうにかしたい!薄着になる前にはじめたい二の腕ケア
 アラフォーに突入し、運動不足が原因で体がたるんできたなんて人も多いのではないでしょうか? 特に薄着の季節に気になるのが...
美髪で“後ろ姿年齢”-5歳に…「夜のヘアケア」正しい順番でやってますか
 若い頃は、艶がありボリューミーな髪の毛の人でも、加齢とともに髪はパサつき、ボリュームがなくなってしまうものです。つまり...
忙しい朝の救世主!5分で「血色メイク」ができる神コスメ4選
 慌ただしい朝はゆっくりメイクする時間もなく、丁寧にメイクするのが難しいですよね。しかしテキトーなメイクでは、いかにも手...