「彼女は怖い…」割り切った関係を静かに終えたい男性の告白

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-11-07 06:05
投稿日:2020-11-07 06:00

そんな彼女と結婚したら……

 感情の起伏が激しい女性は苦手だけれど、これまでもそういうタイプの女性と付き合ってきたので、そこそこ扱いには慣れている自負があると口にするUさん。しかしRさんの気性の激しさは、群を抜いているのだとか。

「だから、結婚となるとだいぶためらってしまうし、きちんと恋人同士になるのも、本当にそれでいいのかなって迷ってしまうんです。身体の相性はいいし、彼女のメンタルが安定しているときには、一緒に居て楽しんですけどね。

 だけど、病みキャラになったときのRが激しすぎて、もしも恋人とか夫婦とかになったら、それをずっと受け入れなくてはならないのか……って思うと、気が重くなります。なので、自分でもズルイとは思っているのですが、Rから付き合うとか結婚とかの話をされたときには、結論を先送りにしてきたんですよね」

別れられるならば早く別れたい

 40代まで独身を貫いてきたUさんは、自身にはそこまで結婚願望がないものの、同世代であるRさんに再婚願望があることは理解していて、だからこそ今のふたりの関係にも、そろそろ結論を出すべきだとは考えているとのこと。

 しかし、別れ話を切り出したところで、Rさんが逆上してトラブルになるリスクも考えているだけに、なかなか動き出せずにいるのだそうです。

「ぶっちゃけ今すぐに、結婚か別れかの結論を出せと言われたら別れを選びますね。Rとは、きちんと付き合って夫婦になるっていうのが、現時点ではどうしてもイメージできないですから。だけど、自分から別れを切り出すのも、その後の面倒な展開を思うと言い出しにくくて……って状態です。

 そんなこと言っていれば、どんどんまたズルズル時間ばかりが経ってしまうから、俺がしっかりしないといけないとは、思っているんですけどね…。我ながらズルイし、厄介ごとから逃げているなぁって自覚もありますよ。でも、どうしても自分からは、切り出せません。できることなら、Uに俺以外の好きな人ができてくれないかな…なんて思っているのが本音です」

 ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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