普通のエビでもOK
タイ料理のすべてが辛いわけではありません。ソフトな味わいで食べやすい料理も珍しくないんですよ。今回紹介するクンニム・ガティアムもそのひとつ。
クンニムはソフトシェルシュリンプ、ガティアムはニンニクという意味。揚げたエビにニンニクベースのソースをかける…そう聞くだけでヨダレが出てきそう♡
ソフトシェルシュリンプなので、殻を気にする必要もなし。カリッと小気味の良い食感で口の中を楽しませ、ビールを流し込むのは至福のひと時です。
「タイはビールが有名ですが、米どころなので米焼酎も近年増えてきているんです。主に水割り、ソーダ割りで飲みますね。
以前、タイではビールが高かったので、安い焼酎やウイスキーを割って飲む文化がある。原料も米やサトウキビなどを混ぜたものがあり、中にはラム酒のようなウイスキーもある。
それをラムコークさながらにコーラで割るんです。タイはハッキリした味を好む傾向があるので、その影響もあるかもしれません」(川口オーナー)
なおソフトシェルシュリンプが手に入らなければ、普通のエビでもOK。その場合はきちんと殻を剥いてくださいね。
【材料】
・ソフトシェルシュリンプ 4匹
・小麦粉 適量
・サラダ油 小さじ4
・刻みニンニク 小さじ1
・万能ネギ(3センチほどにカット) 適量
・パクチー(ざく切り) 適量
・フライドガーリック 適量
・粗びきブラックペッパー 適量
調味料
・オイスターソース
・薄口醤油
・砂糖
・ナンプラー
・紹興酒(料理酒) いずれも小さじ1
・鶏ガラスープ 40グラム
【レシピ】
(1)水気を拭き取ったエビに小麦粉をはたき、170度に温めた揚げ油(分量外)でカリッと火が通るまで揚げる。
(2)1の油を切り、皿に盛りつける。
(3)別のフライパンでサラダ油を熱し、刻みニンニクを炒める。
(4)軽く火が通ったら、調味料をすべて入れて炒め、最後に強火で熱してから火を止める。
(5)4を2にかけ、お好みでネギやフライドガーリック、ブラックペッパーをかけ、パクチーで飾ったら完成。
本日のダンツマ達人…ウィラサック・チャームンクンさん
▽ウィラサック・チャームンクン
1975年10月、タイ出身。18歳から33歳までタイのレストランで働き、その後はオープンスタッフを募集していた広島のタイレストランに勤務し、現在に至る。
▽オールドタイランド
株式会社S.S.Cの川口洋代表取締役が2012年5月にオープン。19世紀のタイの民家をモチーフにした異国情緒漂う店内と、タイ人コックの作る本場料理が名物。
東京都港区新橋2-15-3 1階
(日刊ゲンダイ2020年11月12日付記事を再編集)
フード 新着一覧