高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ
セレブ一族の2世タレントというメッキがはがれ始めようとしている。暗号資産詐欺の広告塔に利用されていた疑惑を「週刊文春」(3月27日号)で報じられたバイオリニストの高嶋ちさ子(56)だ。同誌によれば、高嶋は、青山学院初等部からの幼馴染みである元ラグビー日本代表の冨岡剛氏(56)が手掛ける投資商品「ビットサンズグローバル(BG)」の広告塔みたいな役割を担っているという。
「BGは出資者から募った資金を、既存の暗号資産のマイニング(暗号資産の取引情報を承認する作業を行うことによって、その報酬をもらうこと)やオンラインカジノに投資することによって、ビットコインで配当をもらうというもの。『月利8%』とか『2年後の元本保証』をうたっていて、投資に不慣れな人が聞いても怪しいと感じると思うでしょう」(経済誌記者)
高嶋の事務所は文春の取材に対し、投資の事実は認めたが「勧誘に氏名や肖像を用いることを許諾したことは一切ない」と否定。その後、会見やコメントはなく、現在に至るまで沈黙を貫いている。今のところ、名前を勝手に利用された“被害者”の立場のようだが、仮に、高嶋が知人などを勧誘していたら、話は全く違ってくる。高嶋を知る知人は今回の話を聞いてこう思ったという。
「高嶋さんは別荘が近いので一応お付き合いはしていますが、ガサツというか、リテラシーが高い感じがする方ではありません。プライベートでもテレビと全く同じ。あのまんま。自分が信じている人、正しいと思ったことは妄信してしまうのでしょう。富裕層の間では距離を置く人もいます」
高嶋といえば長嶋一茂(59)や石原良純(63)といった、いわゆる“成功した2世タレント”として知られているが、あくまで本業はバイオリニストだ。伯父に俳優の高島忠夫さん、いとこに高嶋政宏(59)、高嶋政伸(58)がおり、父親は「ビートルズの来日を仕掛けた人物」といわれる音楽プロデューサーの高嶋弘之氏(90)だ。高嶋自身、6歳からバイオリンを習い、エール大学音楽学部大学院を修了しており、バイオリニストとしての経歴は申し分ない。ただ、彼女の演奏者としての実力が取り上げられることはあまりない。
「高嶋さんはイベントプロデュース力や企画力がすごいんです。クラシック音楽をエンタメ化し、世間にその魅力を広めたという才能はすごいものがあります。過去に企画した『12人のヴァイオリニスト』に集まった若い音楽家たちを後押しするなど、その貢献度はかなり高いといえます」(音楽誌編集者)
その一方で、こんな話も……。
「ダウン症の姉との生活をカメラで密着させたり、自身の家族のエピソードを披露したり、独特な価値観をバラエティー番組で披露するなど、視聴者が思わず首をひねるようなシーンも少なくありません。“セレブ2世タレント”というカテゴリーで活躍している高嶋ですが、今回の詐欺に利用されたという報道でイメージが変わってきそうですね」(テレビ誌ライター)
はたして高嶋は、どこまでこのビジネスに関わっていたのだろうか。
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