顔のテカリを徹底排除!原因や対処法を知ってサラサラ肌に♪

コクハク編集部
更新日:2020-02-12 20:14
投稿日:2020-02-12 06:00
 メイクしたてはサラサラ肌なのに、時間が経つと顔がテカリ始める……こんなお悩みありませんか? 顔のテカリはある程度仕方がないことだと思っているかもしれませんが、実は、徹底的に予防することができるんです。そこで、原因や対処法を詳しく見ていきましょう。

顔のテカリのおもな原因

 対処法をチェックする前に、まずは顔のテカリの原因を押さえていきましょう。

皮脂の過剰分泌

 そもそも顔は、皮脂が出る「皮脂腺」が多い場所。皮脂というと、テカリや肌荒れの原因だと嫌なイメージしかないかもしれませんが、しかし、皮膚を乾燥から守るためには欠かせないものでもあります。

 しかし、問題はその量。皮脂が過剰に分泌されると、どうしてもテカリが発生しやすくなるのです。

・ホルモンバランス

「生理前になると、テカリやニキビなどの肌荒れが目立つ」と感じたことがある方は多いでしょう。これは、皮脂の分泌を活発にする「プロゲステロン」という女性ホルモンの分泌が多くなるからだと言われています。

 ほかにも、生活習慣の乱れによって男性ホルモンが増えたりすることでも、皮脂の過剰分泌は起こりやすくなります。

・ストレス

 ストレスを感じると、自律神経が乱れることによって皮脂の過剰分泌が起こることがあります。これは、自律神経の「交感神経」が優位に働くことによって、起こる現象です。

 交感神経とは、活動をしている時や緊張時に活発に働く神経。同時に男性ホルモンの分泌を促すため、ストレスが多い時や緊張を感じた時に顔がテカリやすくなるとされています。

乾燥

 肌の乾燥もテカリの大きな原因になります。外気が乾燥して肌の水分量が少なくなると、体は肌を乾燥から守ろうと、皮脂を過剰に分泌させます。

 また、乾燥は秋冬だけ起こるものではありません。夏、冷房の効いている部屋で一日中過ごしていると肌がカサカサになり、同じく皮脂の過剰分泌が起こりやすくなります。

 この際に、あぶらとり紙や洗顔でまめに皮脂を取り除いてしまうと、さらに皮脂の分泌が過剰になることもあります。

テカリ知らずの肌になるには? 効果的な6つの対処法

 テカリのおもな原因が分かったら、あとは予防をするだけ!効果的な6つの対処法をお伝えしていきます。

1. 洗顔を見直す

 スキンケアの基本である「洗顔」を見直すことは、テカリ対処法にはなくてはならない要素です。

 特に注意したいのが、洗顔をやりすぎないこと。テカリが気になるからといって、1日に何度も洗顔を行ってしまうと皮脂を取り除きすぎてしまい、さらに皮脂が過剰分泌されるという悪循環に。1日2回までを目安にしましょう。

 また、熱いお湯で洗顔を行うのもNG。少し冷たいかなと思うくらいのぬるま湯で、洗い流すようにしましょう。

2. 保湿をしっかりと行う

 化粧水→美容液→乳液→クリームの順にスキンケアを行うのは基本として、テカリ対策として一番大切なのは、洗顔後は間髪入れずに化粧水を使用することでしょう!時間が経つほど、肌は乾燥して皮脂が分泌され始めてしまいます。

 また、クリームは乾燥が特に気になる部分にだけ使うのも有効です。オイリー肌の方は、クリームの量を少なめにしてみると、テカリが軽減されるはず。

3. 収れん化粧水を使用する

 皮脂の分泌が気になる方は、収れん化粧水をスキンケアに取り入れるのもおすすめ。収れん化粧水とは、皮脂分泌をコントロールして、毛穴を引き締める成分が配合された化粧水のこと。

 コットンに化粧水をひたして、パックを行うのも有効です。ただし、乾燥肌気味の方は、保湿不足になってしまう可能性もあるため、保湿ケアを十分に行うことも大切ですよ。

4. あぶらとり紙を使いすぎない

 メイク後のテカリを抑えるためにあぶらとり紙を使用している方は多いと思いますが、使いすぎると皮脂を取りすぎてしまい、かえって皮脂の分泌を激しくしてしまう可能性があります。Tゾーンなど気になる部分だけ、適度に皮脂を取るようにしましょう。

 また、あぶらとり髪を使った後には、乾燥予防に保湿効果のあるミストをシュッと吹きかけることが肝心。新たに分泌される皮脂を抑えることができます。

【あわせて読みたい】あぶらとり紙よりティッシュが優秀!肌に優しい皮脂オフ方法

5. 化粧下地をテカリ防止効果のあるものに変える

 メイク時のテカリが気になるのであれば、化粧下地をテカリ防止効果のあるものに変えるのも有効でしょう。皮脂の過剰分泌を防ぐ仕様になっているため、時間が経ってもテカらずに崩れにくくなります。

「テカリ防止」「皮脂崩れ防止」とパッケージに書いてあるものをチェックすると良いですよ。

6. 脂質を控える

 テカリが気になる方は、食べ物の脂質を摂りすぎている可能性もあります。ファーストフードや揚げ物類は美味しいものの、皮脂の分泌を多くしてしまうため注意が必要。

 どうしても食べざるを得ない場合には、皮脂の分泌を抑えてくれるビタミンB2を摂るのもおすすめです。レバーや牛乳、魚、卵など、身近な食材に含まれているため、積極的に摂取すると良いでしょう。

テカらない肌は作れる! 普段の生活習慣にも気をつけて

 テカリ知らずの肌は、全ての女性の憧れ! でも、スキンケアやメイクの時にちょっと工夫をするだけで、テカリを抑えることって可能なんです。

 とはいえ、皮脂の過剰分泌はホルモンバランスの乱れなどさまざまな要因が絡んでいることも事実。普段の生活習慣を整えることも、もちろん健康な肌を作る上では見過ごせないことでしょう。

 ぜひ、できることからテカリ予防を始めてみてくださいね。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


990円の“プチプラ化粧水”1本だけで10日間過ごしてみた。乳液&クリーム不使用で意外な結果が…
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
「妊活を始めたものの、なかなか授からない…」《男性不妊》って知ってる? 意外と多い“精索静脈瘤”の話
「妊活を始めたけど、なかなか授からない…」そんなとき、多くの女性が婦人科に行く。でもちょっと待って。実は不妊の約半数は「...
今夜もぐっしょり…寝室温度をめぐって夫と大喧嘩!【医療専門者監修】寝汗は更年期だけじゃない?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代が「垢抜け顔」になれないワケは?【美容家が使って実感】激推し最新コスメ3品
“垢抜け顔”になりたいけど、思いどおりの仕上がりにならない…。そんなお悩みは、選ぶコスメで解決!  40代の時短美容家...
生理前に限らず些細なことでイライラ!【医療従事者監修】アラフォーが注意したいPMSではない意外な理由
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
春先の紫外線も乾燥も怖くない!【美容家厳選】アラフォーに激推ししたい“二刀流”UV対策
 春の陽気を感じる日も増えてきましたね。日差しが強くなってくると気になるのは、UV対策です。春夏は特に紫外線量が増えるた...
加齢で増えがちな「ほくろ」はシミと何が違う?【美容外科医が解説】電気メスで削ると? 保険適用の条件は?
 この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問を分かりやすく“一発回答”。今回はお悩みの多い「...
うさぎ舌リップってなんぞ? 40代でも挑戦できる作り方と色選びのコツ
 純欲メイクや白湯メイク、地雷メイクなど、これまでいろいろなメイクがトレンドに上がってきましたが、もっかSNSで話題なの...
寒暖差疲労の原因と対処法【医療従事者監修】季節の変わり目はイベントてんこ盛りで休めない…どうする?
 寒暖差が激しい季節は、いつもと同じように睡眠時間を確保したつもりでも、なんだか疲れてしまいがち。そんな「寒暖差疲労」を...
40代がやりがちなNGメイクとインナーカラー全8選。痛いおばさんは回避したい…
 アラサー・アラフォー女子は、メイクやヘアカラーというパーソナルなことですら、常に厳しい目線を向けられてしまうから大変で...
長財布はダサい&時代遅れとされる3つの理由。令和におすすめの財布は?
 最近、長財布を使っている人をあまり見かけなくなってきましたね。今でも長財布を愛用しているものの、「もしかしてダサい? ...
女性は30代以降、筋肉量が年間1%ずつ減!?【医療従事者監修】今すぐ試せる“ぽっこり下腹”引き締め術3選
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
【検証】メイクしたまま寝ると汚肌一直線?20代美容ライターが3日間オフなしで過ごしたら意外な結果に…
「メイクを落とさないと肌が荒れる」とはよくいったもの。メイクをしたまま寝ると毛穴に詰まった汚れや皮脂が酸化して、肌荒れや...
「美容医療」反対派と賛成派の意見。トライする前の参考にしたい
 いつの時代も、女性は美しくなりたいと思うもの。そして、今の時代、美容医療や美容整形がより手軽になり、挑戦する人も増えて...
更年期の“意外と知らない”基礎知識/更年期症状は遺伝する? 出産経験の有無は影響する?【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
熱狂する韓国コスメブームに違和感。顔につけるのに、低価格、パケ買い、なんとなく…だけで買って大丈夫?
 つい先日、資生堂の最終赤字が100億円超との報道がありました。主な理由は中国での事業不振にあるそうですが、実際のところ...