そこで、20カ国以上の旅行経験を持ち、時短美容協会に所属する美容好きな筆者がヨーロッパ式メイクオフの方法についてご紹介します。
ヨーロッパでは石鹸で洗顔しない!?
日本の水はほとんどが軟水であるのに対し、ヨーロッパの大半のエリアは硬水。これは、大地を形成する地殻物質が異なるためです。
硬水に含まれるカルシウムやマグネシウムは、水に溶けない性質の石鹸との作用で、肌トラブルの原因になることがあります。乾燥によるカサつきや、かゆみが起こる人もいて、ヨーロッパでは水道水を使わないクレンジングも定番です。
ヨーロッパでは「洗わない」メイクオフが主流
筆者は、ヨーロッパのドラッグストアで洗い流すタイプのクレンジングオイルやミルクを見たことがありません。では、実際どのようにメイクオフをしているかというと「メイクオフクリーム+スキンケアローション」または「ウォータークレンジングのみ」といった、シンプルで肌に負担の少ないものなんです。
「メイクオフクリーム+スキンケアローション」は、メイクオフクリームをコットンに取り、肌を拭いたら、次にスキンケアローションをコットンに含ませ、拭き取るというもの。 「ウォータークレンジング」は、クレンジングと洗顔が一緒になった2 in 1タイプで、コットンに含ませ拭き取るだけでクレンジング完了というシンプルなもの。
アイメイクなどは、ポイントメイクリムーバーを使ったりすることもありますが、主にこの2つが一般的なメイクオフの方法です。
ウォータークレンジングは、メイクを落とすだけでなく毛穴の汚れも落とせるし、保湿効果まである優秀な商品がほとんど。洗顔をしなくてもその後のスキンケアができるので、時短にもなりますよね。
日本人の筆者が「洗わない洗顔」を試してみた
筆者はヨーロッパ滞在3カ月の間、ウォータークレンジングのみを使ったメイクオフを実践していました。
日本でオイルクレンジングを使っていた時は小さなニキビに度々悩んでいましたが、ウォータークレンジングを使用してからはニキビができなくなり、肌の調子も良くなりました。
日本に帰国してからもこの方法は変えておらず、今も肌は安定しています。恐らく、オイルクレンジングが筆者の肌には負担だったのでしょうね。
まとめ
日本でも最近よく見かけるようになった拭き取り式クレンジング。ヨーロッパでは一般的な方法です。
「いろいろと試したけれど肌トラブルが収まらない」という方は、この機会に一度、メイクオフの仕方を変えてみてはいかがでしょう? 筆者と同じように「クレンジングとの相性が原因だった!」ということもあるかもしれませんよ。
〈文・社〉時短美容協会所属/Kanna〉
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