“米ぬか”とは? 美容にいいってほんと?
私たちがスーパーで買う一般的な白米は、稲の果実の籾(もみ)から籾殻(もみがら)を除去した玄米をさらに精製したもの。この過程の中で、玄米から除去された果皮・種皮・糊粉層部分の粉末が、“米ぬか”と呼ばれます。
含まれている成分と効果
簡単にいうと、“米ぬか”は白米の外側を包んでいた部分を削った粉にあたります。なので、栄養が豊富に含まれているのが特徴。
たとえば、ビタミンB群、ビタミンE、セラミド、γ-オリザノール、フェルラ酸……など、私たち女性の体や肌にとって良い成分がたくさん含まれています。
米ぬかが入手できる場所
今、注目されている「米ぬか美容」を試したい方は、事前に入手できる方法を知っておくといいですよ。米ぬかは、おもに以下のような場所で手に入ります。
・コイン精米機……無料で貰える場所もある
・お米屋さん……比較的安価で購入できる
・自宅で精米機を使う……玄米を精製するので新鮮な米ぬかが入手できる
・ネットショップ……大量に購入したいときに便利
・一部のスーパー……一部取り扱っている店もある
ちなみに、白米の外側の米ぬかには農薬が付着しやすいと言われているので、肌が敏感な方や気になる方は無農薬のものを選ぶといいですね。
“米ぬか”の手作りアイテムで実践! 3つの美容法と作り方
それでは、さっそく“米ぬか”の手作りアイテムを作っていきましょう!
【事前準備】パッチテスト
“米ぬか”を美容に使う場合は、必ず事前にパッチテストを行って自分の体との相性(アレルギーを起こさないかどうか)をチェックしましょう。
【簡単なパッチテストのやり方】
1. 米ぬかを少量水に溶き、清潔な皮膚の上に1cm大ほど乗せます。
2. 30分経ったら洗い流して異常が無いか確認します。
3. 翌日の肌の様子を確認しましょう。
これで、赤みやかゆみが出なければ、アレルギーではない可能性が高いでしょう。心配なようであれば、皮膚科などを受診してアレルギーの検査を受けることをおすすめします。
美容法1:米ぬかパック
パックを作る時は、米ぬかに少量の水をまぜて練って作ります。
【材料】
・米ぬか 約30g
・水 少々
・小麦粉 必要に応じて粘度調整に入れる
目分量でも大丈夫です。市販の泥パックのような質感を目安に、混ぜて練ります。目に入らないように、鼻や頬に乗せましょう。
美容法2:米ぬか入浴剤
米ぬかの入浴剤も比較的材料がシンプルで、作るのも使うのも簡単です。お風呂に直接入れてしまうと排水溝が詰まってしまうので、ガーゼで包みましょう。
【材料】
・米ぬか 約50g(浴槽の大きさによって調整)
・ガーゼ 1枚(手ぬぐいでも代用可能)
・輪ゴム 1〜2本
ガーゼで米ぬかを包んだら、輪ゴムで結んで留めます。これをお風呂の浴槽の中に入れると、お湯が乳白色になって肌がツヤツヤになりますよ。
美容法3:米ぬかの美容液(化粧水)
少し手間がかかりますが、米ぬかを使ってローションタイプの美容液も作れるんです!
【材料】
・(A)米ぬか 20g〜
・(A)日本酒(もしくは酒粕) 大さじ1
・(A)ミネラルウォーター 150〜200ml(お好みで)
・(B)グリセリン 小さじ1
まずは、(A)の材料を鍋に入れ、沸騰させて3分ほど煮ます。コーヒーフィルターで濾して冷ました液に、(B)のグリセリンを混ぜれば完成です。お好みによって米ぬかの量を調整してみてくださいね。保存料を入れることができないので、数日中に使い切りましょう。
【番外編】米ぬかを食べるには?
米ぬかを肌につけることに抵抗がある方は、食品として取り入れてインナーケアをしてみてはいかがでしょうか。
たとえば、オーソドックスに糠漬けにしたり、クッキーやハンバーグに入れたりして、美味しくいただきましょう。米ぬかに含まれているビタミンB群や食物繊維を丸ごと摂れるので、とってもヘルシーですね!
“米ぬか”は使い道がたくさん♡ 美容法も侮ることなかれ
江戸時代には、スキンケアにも使われていた“米ぬか”。「お米のとぎ汁がお肌にいい」というおばあちゃんの知恵袋も、科学的に的を射ていたことが分かっていただけたのではないでしょうか。
精製された白米からは摂れない成分も“米ぬか”なら摂ることができるので、女性の強い味方になってくれるはずです! ぜひ、あなたも生活の中に取り入れてみてくださいね♡
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