復縁を望む元カノの心を悟りつつも…応えられない男性の本音

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-04-10 05:49
投稿日:2021-02-27 03:00

気は合うけど…復縁するのは別

 2月に入り、LINEのテキストによるやりとりだけでなく、電話で話す機会も増えてきたふたり。1時間ほどの長電話になる日も少なくなかったそうです。

「やっぱり昔付き合っていた女性なので、なんとなく勝手がわかるというか、今ってコロナ禍で自由に人と会いにくいから、話しやすい相手との電話は嬉しいもんです。

 それでつい、どうでもいい話をしあって長電話になってしまうこともありましたね」

 ところで、元恋人であるYさんがKさんと復縁を望んでいることについて、Kさん自身も察してはいるのだそうです。

「わかっていますよ、もちろん。Yが、電話やLINEで、それっぽい話題をわざと出してきているのも気づいています。だけど今の僕は、Yと復縁する気はまったくありません」

 ヨリを戻しほうがいいのかを、考えなかったわけではないと語るKさん。

 しかし、恋人時代のふたりを思い返し「恋人としては難しいし、Yとは残念ながら将来的な結婚も考えられない。だけど気が合うのは事実だし、親友のような関係を育んでいけたら理想ではないか」という結論に達したのだそうです。

曖昧な態度はわざとだった

「Yに対して、“今も恋愛感情があるのか?”と尋ねられたら、正直自分でもよくわかりません。あるような気もするし、ないような気もします。

 とは言っても、ヨリを戻すのは、何かが違うような気がしてならないんです。何がどうって突き詰めて質問されちゃうと明確な答えはないんですけどね。なんとなく、ヨリを戻すのは違うよなぁ……という感じです。

 もし、僕の本心を知ってYが僕のもとから離れていくなら、それはそれで仕方ないと思っています。

 もし、Yから核心に迫る質問をされたとしても、僕の答えは変わりません。だから、彼女が傷つかないように、なるべくそういう話にしないほうがいいんじゃないかなって思って、わざとはぐらかしているんです」

  ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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