後輩ができたら絶対伝えたい…10年先も心に響く先輩の教え

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2021-04-02 06:00
投稿日:2021-04-02 06:00
 先輩に言われた言葉の中で忘れられないものってありますか? 私はもう10年近く胸に残っている言葉があり、最近その言葉をようやく理解できかけているところです。スナックどろんぱでは、モジョ子の熱い視線がコミに注がれている様子……。

先輩にしてもらって嬉しかったことは自分の後輩にパスして

 人から優しくしてもらったり、何か助けてもらったらその人自身にお礼をしたい気持ちになりますよね。私もずっと「いつか自分に優しくしてくれたお姉さんたちに恩返しができるようになりたい」と思っていました。

 その気持ち自体は今もあるし、いつか何らかの形で返せればいいなとは思うのですが、最近は特に「私もお姉さんたちのような人になりたい」と考えるようになってきています。

 まだ二十歳そこそこだった時は「なんで本人に恩があるのに、他人に同じことをしろって言うんだろう?」と不思議でしたが、アラサーになった今はわかる気がします。

 そういうことを教えてくれたお姉さんたちは、自分も昔先輩から同じことを教わったんですよね。そして私にしてくれたように、自分の先輩に優しくしてもらっていた。だから「自分もそんな先輩になりたい」と行動して尊敬される先輩になる。だからその後輩も同じような先輩になる……。

 最高にハッピーなスパイラルじゃないですか?? これを書きながら改めてお姉さんたちを誇りに思うし、私は本当に先輩に恵まれているなあと感じます。

 もし、これを読んでくださるあなたに尊敬する先輩がいるなら、ぜひ後輩に同じことをしてあげて下さい。そしてそんな先輩はいないという方は、ご自身が尊敬される先輩になるために「自分がして欲しかったこと」を後輩にしてあげてほしいと思います。

登場人物紹介

モジョ子
自信がほしい主人公。いつ先輩になるかわからないけど、コミにしてもらったことを後輩にもしてあげようと心に誓う。

コミ
モジョ子の先輩。自分が先輩やママにしてもらって嬉しかったことは積極的にモジョ子にやっている。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


自分で皮下注射も…採卵手術前日までにやるべき3つのこと
 日本は不妊治療の件数は世界一なのに、体外受精で赤ちゃんが産まれる確率は最下位。そんな状況を変えるために、ミレニアル世代...
キリスト教のお盆「ハロウィン」 その由来とカボチャの意味
 ワタクシ、全く上達しないドイツ語の個人レッスンを受けております。上達しない理由は一重にワタクシの不真面目さによるもので...
自然災害に巻き込まれた…子どもとどう向き合ったらいい?
 台風19号の爪あとが各地に深刻な被害をもたらしていますが、近年は相次ぐ自然災害で被災住民が避難生活を余儀なくされるケー...
月吹友香さん<後>41歳専業主婦が小説家を目指して見えたもの
 第18回(2019年度)「女による女のためのR-18文学賞」(※)の大賞受賞作「赤い星々は沈まない」は老女の性を大きな...
今日の議題はにゃに? 夕暮れの猫集会でポロリ“にゃんたま”
 猫の島、日暮れ近くに猫の集会にお邪魔しました。  おのおの一定の距離を保って、茶白、黒白、サビ、三毛、キジ、サバ...
“生活習慣病”も予防して! 介護は認知症だけじゃないんです
 日本は長寿大国です。誰しも安心して生涯を全うできるとしたら、高齢であることはとても素敵なこと。しかし、介護士でもある筆...
月吹友香さん<前> 私がR-18文学賞で高齢者の性を描いた真意
 読書の秋到来。直木賞や芥川賞、日本推理作家協会賞に本屋大賞……国内には数多の文学賞がある中で、「R-18文学賞」(※)...
犬でなく人間だったらと思うと…モラ気質なワンコの実態3選
 モラハラ気質は、人間だけに限ったお話ではないのかもしれません。「うちの犬が人間だったら、モラ男(モラ女)に違いない…」...
子宮全摘だけでもつらいのに…腸閉塞で長さ190㎝の管を挿入
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー2年生です(進級しました!)。がん告知はひと...
お日様パワーでモテにゃんに…ぽかぽか日光浴“にゃんたま”
 きょうのにゃんたまωは、雨上がりの日光浴。  濡れた毛を乾かして、お日様パワーでぽかぽかリラックス♪  気...
魔法の鍋! 自動調理鍋の購入でキッチンはどう変わったか?
 最近話題の自動調理鍋。材料を入れてスイッチを押すだけで、料理ができてしまうという優れもののようです。少しでもラクをした...
癒し系の彼女になって? 恋愛はそういうサービスじゃない!
 あなたには理想の恋人っていますか? 「優しい人がいい♡」「背が高くて色白がいい♡」「お金持ちがいい♡」  好きなタ...
共感されないけど…子どもを欲しいと思わない女の4つの理由
「子どもが欲しいと思わない」――。女性がポツリともらすと、男女問わず「どうして!?」「なんでほしくないの?」と質問責めに...
人はなぜ死者に花を手向けるのか? 古代から続く花のチカラ
 お花屋さんという御商売は、本当にさまざまなお客様のいらっしゃる場所でございます。ワタクシのお店は神奈川でもちょっぴりカ...
都会男子にスナックがブーム?おしゃれな20代男子が集うワケ
 スナックといえば従来は、場末な雰囲気でおじさんが多くて、煙たいイメージが強かったかもしれません。しかし、今そんなスナッ...
レディーファーストは常識!成熟“にゃんたま”デートに密着
 にゃんたマニアのみなさんこんにちは。  きょうは、にゃんたまωデートを後ろから大接近!  猫の写真週刊誌が...